「AI(人工知能)×売買審査」による市場での不公正取引の検知・検出に向けた共同研究を開始

2017 年 5 月 16 日
各 位
国立大学法人東京大学松尾研究室
株式会社だいこう証券ビジネス
株式会社 DSB 情報システム


「AI(人工知能)×売買審査」による
市場での不公正取引の検知・検出に向けた共同研究を開始


国立大学法人東京大学松尾研究室(研究室長:国立大学法人東京大学大学院工学系研究科技
術経営戦略学専攻 松尾豊特任准教授)ならびに株式会社だいこう証券ビジネス(本社:東京都
江東区、代表取締役社長:御園生悦夫)および株式会社 DSB 情報システム(本社:東京都江東
区、代表取締役社長:佐藤公治)は、AI(人工知能)を用いた金融商品市場における不公正取
引の疑いのある取引を検知・検出する技術の開発を目指し、産学連携の下でこの分野では大学
と民間企業で初となる共同研究を開始しました。

1. 研究の背景
証券会社は、金融商品市場におけるゲート・キーパーとして不公正取引の疑いのある取引
を的確に見つけ、必要な注意喚起等を速やかに実施することが必要です。しかしながら、現
在、金融商品市場における HFT(高頻度取引)
、アルゴリズム取引、また、複数名義で複数の
証券会社を使った取引等は益々複雑かつ巧妙化し、不公正取引の疑いのある取引を証券会社
の段階で見つけることが大変困難となっています。
金融商品市場ではその品質を守るため、売買審査の重要性を認識し、証券会社の段階で不
公正取引の疑いのある取引を的確に見つけることが、非常に重要な課題です。


2.研究の内容
東京大学松尾研究室は、AI における国内の代表的な研究機関であり、AI に関する先進的
な技術を有しています。一方、DSB 情報システムは、だいこう証券ビジネスとともに、証券
会社向け売買審査管理システム(TIMS および Dream-TIMS※)のサービス提供で蓄積した売
買審査に関する豊富なノウハウを有しています。
本共同研究では、三者の長所を「AI(人工知能)×売買審査」として掛け合わせ、HFT 等の
取引においてこれまで見つけることが困難であった不公正取引の疑いのある取引を新しい
観点から効率的に検知・検出できる技術を開発しようとするものです。
※ TIMS:パッケージ版売買審査管理システム、Dream-TIMS:共同利用型売買審査管理システム
以上
<ニュースリリースに関するお問合せ先>
株式会社だいこう証券ビジネス 総合企画部 企画グループ 大橋 TEL: 03-5665-3137
<サービスに関するお問合せ先>
株式会社 DSB 情報システム 金融システム事業部 高橋、都築、木村 TEL: 03-5665-3463


〒135-0052 東京都江東区潮見 2-9-15 TEL.03-5665-3137

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