アジア開発銀行が発行する「ジェンダー・ボンド」への投資並びに引き受けについて

2022 年 2 月 2 日
朝日生命保険相互会社
株式会社大和証券グループ本社


アジア開発銀行が発行する「ジェンダー・ボンド」への投資並びに引き受けについて
~ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを支援する取組み~


朝日生命保険相互会社(社長:木村博紀、以下「朝日生命」
)は、アジア開発銀行(以下
「ADB」 のアジア太平洋地域におけるジェンダー平等と女性のエンパワーメントを支援す

る取組みに賛同し、ESG 投融資の一環として 2022 年 2 月に ADB が発行する「ジェンダー・
ボンド」(以下「本債券」
)への単独投資を行いましたのでお知らせします。
なお、株式会社大和証券グループ本社(代表執行役社長:中田 誠司)傘下の大和証券キ
ャピタル・マーケッツヨーロッパリミテッドが本債券の単独引き受け主幹事を務めました。


<本債券発行の背景>
ADB は長期戦略「ストラテジー2030」においてジェンダー平等の促進を優先課題のひと
つとしており、コロナ禍においてジェンダーによる不平等を緩和するための社会保護プロ
グラムの実施や、気候変動や災害等のリスクに対する女性のレジリエンス強化のため、非
常時における社会保障の確保や暴力の防止等に取り組んでいます。本債券の調達資金はこ
うしたジェンダー平等と女性のエンパワーメントを支援する取組みに充当されます。


<本債券の概要>
発 行 体 名 称 アジア開発銀行(ADB)
発 行 総 額 66 百万豪ドル(約 54 億円)
償 還 期 間 15 年
引 き 受 け 大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパリミテッド
対応する持続可能な
開発目標(SDGs)




朝日生命は、中期経営計画「Advance ~The road to 2030~」で持続可能な社会の実現
に貢献し、社会への責任を果たしていくことを目指しており、今後も ESG 投融資を一層推
進してまいります。
<備考>
【ADB におけるジェンダー平等と関連のあるプロジェクト】


■コロナ禍における、ジェンダーに基づいた各国政府の危機対応のサポート
ADB は、コロナ禍において各国政府の社会保護プログラムへの資金提供のサポートや技
術支援を行っています。その中で、ジェンダーに対応した社会的支援、経済刺激策、健康
支援等のアプローチを行っています。それにより、パンデミックの性別による影響の不均
衡を緩和し、中断のない医療サービス、ジェンダーによる暴力に対する支援等を実践して
います。




■インド:農村コミュニティにおける女性活躍の推進
本プロジェクトでは、道路インフラの維持・管理および強化をするにあたり、意思決定
機関に女性の参加を促し、女性のエンパワーメントを支援しました。その結果、197,160
人の女性の雇用が生まれた他、女性の能力開発も進みました。また、プロジェクト完了に
より農村部にある約 1,800 世帯の市場アクセスが拡大し、女性グループによる産品の値上
げ交渉が可能になったため、乳牛の飼育や自給農業といった、女性を中心とする伝統的な
職業の状況が改善されました。
【大和証券グループについて】
大和証券グループは、2018 年に SDGs 推進委員会を設置し、
経営戦略の根底に SDGs の
観点を取り入れると共に、持続可能な社会の実現に資する商品・サービスの提供に努めて
まいりました。2021 年 5 月には、経営ビジョン“2030Vision”を策定・公表し、
「貯蓄か
ら SDGs へ」をコアコンセプトに、資金循環の仕組みづくりを通じた SDGs の実現を目指
しています。本債券の引き受けはそうした取組みの一環であり、今後も当社グループは、
サステナブルで豊かな社会の創造に向けて貢献してまいります。


(ご参考)大和証券グループの SDGs に関する取組み:
https://www.daiwa-grp.jp/sdgs/?cid=ad_eir_sdgspress


以 上

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