「COVID-19ワクチン債」の発行、引き受けならびに投資について-新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの購入を支援-

2020 年 11 月 19 日


太 陽 生 命 保 険 株 式 会 社
中 米 経 済 統 合 銀 行
株式会社大和証券グループ本社

「COVID-19 ワクチン債」の発行、引き受けならびに投資について


~新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの購入を支援~



T&D 保険グループの太陽生命保険株式会社(社長:副島 直樹、以下「太陽生命」)は、
中米経済統合銀行(ムーディーズ: Aa3、スタンダード&プアーズ: AA、以下「CABEI」
)が
発行する「COVID-19 ワクチン債」
(以下「本債券」)への投資を行いましたので、お知らせ
いたします。
本債券は COVID-19 ワクチンの購入を唯一の目的とする債券として、多国籍開発銀行の
中で CABEI が世界で初めて発行するものであり(*1)
、太陽生命が単独で投資しました。
なお、株式会社大和証券グループ本社(社長;中田 誠司、以下「大和証券グループ」
)傘
下の大和証券キャピタル・マーケッツ アメリカ Inc.が本債券の単独引き受け主幹事を務め
ました。


COVID-19 のワクチン開発が世界中で進められている一方で、途上国においてワクチン
のタイムリーな確保が非常に難しい状況に置かれることが懸念されています。国連もこの
問題に対する支援を訴えており、また日本政府も途上国を含めた公平なワクチン分配を支
援するため約 138 億円の拠出を発表しています。このような状況下、加盟国による COVID-
19 ワクチン購入予算の確保をサポートするべく、CABEI は 4 億米ドルの貸出枠を用意しま
した。CABEI が本債券により調達した資金は、加盟国への貸付を通じて直接的・間接的に
COVID-19 ワクチンの購入資金に充てられます。


<本債券の概要>
発行体:中米経済統合銀行(ムーディーズ格付:Aa3、S&P 格付:AA)
投資額:5,000万ドル (約 52 億円相当※)

1ドル=105.42 円で換算
償還日:2025年11月19日(約5年)


(*1)CABEI ホームページ “CABEI, first MDB to issue Covid-19 Vaccine Bond-US$50 million.”
太陽生命は、2007 年3月に日本の生命保険会社として初めて「責任投資原則(PRI)

に署名し、環境(E)
(*2)
、社会(S)、企業統治(G)の課題に十分配慮し、持続可能な社
会の実現に向けた資産運用を行っています。
太陽生命は、これからも責任ある機関投資家として、持続可能な社会の形成に貢献できる
よう取組みを推進してまいります。

(*2)責任投資原則(PRI=Principles for Responsible Investment)とは、2005 年に当時の国連事務総長であったコフィ
ー・アナン氏が金融業界に対して提唱した原則です。投資の意思決定プロセスや株式所有方針の決定に際して、
環境・社会・企業統治(ESG)の課題を考慮し、受益者のために、より優れた長期的な投資効果と持続的な金
融市場を実現していくための行動規範です。



CABEI は中米各国によって設立された国際開発銀行であり、1960 年より中米地域各国の
持続可能な発展と地域統合のために、インフラ整備だけでなく医療、教育、農業など幅広い
分野での開発支援を行ってきています。


大和証券グループは、過去 10 年以上にわたり、社会課題の解決に資する金融商品の開発
と提供に尽力してまいりました。2018 年には、SDGs 達成に向けてこれらの取り組みを加
速させるべく、
『SDGs 推進委員会』
(委員長:代表執行役社長 中田誠司)を設置しており
ます。また 2020 年 4 月には執行役副社長 田代桂子が SDGs 担当に就任し、SDGs の期限
である 2030 年に向けて、今後さらなる施策の推進に努めてまいります。当債券の引き受け
はそうした取り組みの一環であり、当社グループは引き続き持続可能な社会の創造に向け
て貢献してまいります。




以 上


【お問い合わせ先】
太 陽 生 命 保 険 株 式 会 社 広報部 TEL:03-3272-6406
株式会社大和証券グループ本社 広報部 TEL:03-5555-1165

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