株式会社日立パワーソリューションズとの国内陸上風力発電設備の解体特許技術に関する実施許諾契約締結のお知らせ

2022 年 7 ⽉ 20 ⽇
会社名 ベステラ株式会社
代表者名 代表取締役社⻑ 吉野 炳樹
(コード番号:1433 東証プライム)
問合せ先 取締役企画部⻑ 本⽥ 豊
(TEL.03-3630-5555)


株式会社⽇⽴パワーソリューションズとの
国内陸上風⼒発電設備の解体特許技術に関する
実施許諾契約締結のお知らせ

当社は、株式会社⽇⽴パワーソリューションズ(以下、⽇⽴パワーソリューションズ)と国内陸上風⼒発電設備の
解体⼯事事業において、当社が保有する「発電⽤風⾞設備解体に関する特許技術*1」(以下、転倒⼯法)の
実施許諾契約を締結しました。
両社は、本契約により、風⼒発電設備の解体⼯事事業における協⼒体制を強化するとともに、当社が有す
る設備解体技術と⽇⽴パワーソリューションズが有する風⼒発電設備の建設や保守に関するさまざまなノウハウ
を組み合わせ、風⼒発電設備の円滑なリプレースに対して、安全かつ適切で効率的な解体⼯事の提供を進め
てまいります。
なお、本契約締結が当社の業績に与える影響は軽微でありますが、中⻑期的に当社の企業価値向上に資
するものと考えております。今後、開⽰すべき影響等が判明した場合は、速やかにお知らせいたします。


以 上





News Release
2022 年7⽉ 20 ⽇
ベステラ株式会社


⽇⽴パワーソリューションズとベステラが
国内陸上風⼒発電設備の解体特許技術に関する実施許諾契約を締結

ベステラ株式会社(以下、ベステラ)と、株式会社⽇⽴パワーソリューションズ(以下、⽇⽴パワーソリューショ
ンズ)は、国内陸上風⼒発電設備の解体⼯事事業において、ベステラが保有する「発電⽤風⾞設備解体
に関する特許技術*1」(以下、転倒⼯法)の実施許諾契約を締結しました。本技術は、ブレード(⽻根)を撤
去した風⼒発電設備のタワーの根元を切断し、予め盛り⼟した場所に転倒させるというもので、従来⼯法
で必要な⼤型クレーン関連の費⽤を削減できるというメリットがあります。両社は、本契約により、風⼒発
電設備の解体⼯事事業における協⼒体制を強化するとともに、ベステラが有する設備解体技術と⽇⽴パ
ワーソリューションズが有する風⼒発電設備の建設や保守に関するさまざまなノウハウを組み合わせることで、
風⼒発電設備の円滑なリプレースを推進し、カーボンニュートラルの実現に貢献していきます。
*1 特許番号:第 6400729 号「発電⽤風⾞の倒し⽅法」、第 6949386 号「基礎部を活⽤した搭状構造物の倒し⽅法」

特願 2021-181491「コンクリート基礎および基部フランジを活⽤した搭状構造物の転倒⽅法」

特願 2022-84839「アンカーリングを転倒軸とする搭状構造物の転倒⽅法」




転倒⼯法のイメージ
1、背景
風⼒発電は、⽇本政府の 2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成⻑戦略で、エネルギー供給の⼀
翼を担う⻑期安定的な主⼒電源として明記されたことにより、設備の導⼊が加速しています。⼀⽅で、
2000 年代にいち早く再⽣可能エネルギー事業に取り組んだ発電事業者が所有する風⼒発電設備につい

ては、耐久年数目安の約 20 年が経過していることから、老朽化による保守コスト増加や発電効率低下へ
の対策として、⼤型化や高性能化を伴う設備更新が検討されており、リプレース需要が増加することが予
想されます。


⽇⽴パワーソリューションズは、1996 年に風⼒発電事業を開始して以来、465 基*2 の風⼒発電設備建
設や、稼働率保証を含めた⻑期包括保守契約による保守サービスを通じて、風⼒発電設備に関するさま
ざまな技術や知見を蓄積してきました。今後、⽇⽴パワーソリューションズは、自社が建設・保守を行ってきた
風⼒発電設備に限らず、他事業者が建設した国内陸上風⼒発電設備の解体⼯事にも、ベステラが保有
する特許技術を活⽤することで、今後増加が予想される風⼒発電設備のリプレース事業における競争⼒を
強化し、受注拡⼤をめざします。

*2 2022 年 3 ⽉末時点。




ベステラは、電⼒、製鉄、石油精製、石油化学などの⼤規模なプラント設備解体⼯事を主たる事業と
し、全国各地で多数の⼯事実績があります。球形貯槽解体において、リンゴの皮を剥いていくように切断を
行う「リンゴ皮むき⼯法」に代表される複数の解体特許⼯法や、⻑年のプラント解体で蓄積された無火気
解体など、独自の解体技術・ノウハウを有しており、安全かつ適切で、効率的な解体⼯事を提供してきまし
た。今回の契約により、自社が受注する風⼒発電設備解体⼯事だけでなく、⽇⽴パワーソリューションズが
実施する解体⼯事においても転倒⼯法をお客さまに提供できることになり、転倒⼯法の普及拡⼤による解
体⼯事事業の売上拡⼤と、風⼒発電設備のリプレースへのさらなる貢献をめざします。




2、転倒⼯法の概要
はじめに、地盤面への衝撃を緩和、振動・騒音を抑制するために転倒⽅向に盛り⼟を設置します。次
に、ブレードを撤去した風⼒発電設備のタワー根元部分を切断し、残った本体を盛り⼟の上に正確に転
倒させます。この⼯法は、転倒⽅向を確実に制御できるため安全性が高く、さらに⼤型クレーンの回送や
組み⽴てなどで⽣じる費⽤を削減できるため、解体設備基数の少ない発電所のリプレースに有効です。




3、⽇⽴パワーソリューションズについて
⽇ ⽴ パ ワ ー ソ リ ュ ー シ ョ ン ズ は 、 ⽇ ⽴ グ ル ー プ の ⼀ 員 と し て 、 OT(Operational Technology) や
IT(Information Technology)およびプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業に注⼒しています。
⽇⽴パワーソリューションズは、エネルギー・産業・情報など社会インフラのさまざまな分野でソリューションを提
供することにより、お客さまの社会価値、環境価値、経済価値の 3 つの価値向上に貢献します。
詳しくは、⽇⽴パワーソリューションズのウェブサイト(https://www.hitachi-power-solutions.com/)をご
覧ください。



4、ベステラについて
ベステラは、プラント解体に特化した⼯事会社として、⻑年にわたるプラント解体⼯事を通じて得られた経
験と、その間に蓄積してきたノウハウやアイデアをもとに、さまざまな解体⼯事を行ってきました。解体⼯法の
開発に加え、有害物(PCB・アスベスト・ダイオキシン等)除去に関する豊富なノウハウや経験を有しており、ス
クラップ等の再資源化にも十分に配慮しつつ、コスト・⼯期・安全性に優れた解体⼯事を提供しています。
詳しくは、ベステラのウェブサイト(https://www.besterra.co.jp/)をご覧ください。


5、お問い合わせ先
ベステラ株式会社 事業本部 [担当:⻑]
〒135-0023 東京都江東区平野三丁目 2 番6号
電話:03-3630-5555(代表)


6、報道機関お問い合わせ先
ベステラ株式会社 企画部 [担当:本⽥]
〒135-0023 東京都江東区平野三丁目 2 番6号
電話:03-3630-5555(代表)




以 上





8982