台湾における水上太陽光発電事業への新規参入について

2018 年 4 月 9 日
各 位
会 社 名 東京センチュリー株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 浅 田 俊 一
(コード番号 8439 東証 1 部)
問合せ先 広 報 I R部 長 山 下 圭 輔
(TEL 03-5209-6710)



台湾における水上太陽光発電事業への新規参入について

東京センチュリー株式会社(本社 東京都千代田区、 「東京センチュリー」 は、
: 以下 ) CIEL ET TERRE TAIWAN LIMITED
(本社:台湾、漢字表記:夏爾特拉太陽能科技有限公司、以下「シエル・テール」、株式会社九電工(本社:福岡県福

岡市)
、九電みらいエナジー株式会社(本社:福岡県福岡市)と共同で、シエル・テールが開発した台湾の水上太陽光発
電事業を行う SPC(特別目的会社)に出資することに合意いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。





本件は、東京センチュリーのエネルギー事業として、初めての海外直接投資プロジェクトです。台南市が保有する 2
つの調整池の水面約 5 万㎡に、合計約 5.1MW の太陽電池モジュールを設置し、年間発電量は約 640 万 kWh を見込んで
います。今般、2018 年 4 月から運転を開始する樹谷(スグ)第 2 発電所(約 1.1MW)に対する出資について合意したも
ので、樹谷(スグ)第 1 発電所(約 4.0MW)につきましては、2018 年 9 月の完工に向け検討を進めてまいります。両プ
ロジェクトともに、発電した電力は、全量台湾電力株式会社への売電を予定しています。


台湾では、日本と同様、再生可能エネルギー由来の電力を 20 年間固定価格で買い取る FIT 制度が 2010 年から導入さ
れています。同国は現在の蔡英文政権の下、太陽光、風力などの再生可能エネルギーで自給率を向上させ、
「循環型経済」
を実現するために、2025 年までに全電源の 20%(25GW 相当)を再生可能エネルギー由来のものにする目標を掲げてお
り、今後、更なる電源開発需要と市場規模拡大が見込まれます。


東京センチュリーは、現在、日本全国で 79 カ所・合計約 312MW※1 の太陽光発電所を保有・運営しています。このう
ち、シエル・テールグループと共同で開発した水上設置型発電所は 7 カ所あり、2018 年 3 月に稼働した千葉・山倉水上
メガソーラー発電所は日本最大※2 の約 13.7MW の出力規模を誇ります。


東京センチュリーグループは、
「環境に配慮した循環型経済社会の実現への貢献」を経営理念に掲げており、再生可能
エネルギー事業を拡大させることで、温室効果ガス削減、エネルギー自給率向上といった社会的意義の高い取り組みを
進めています。本件を機に、日本国内で蓄積してきた知見を活かし、台湾における再生可能エネルギー事業の拡大を目
指してまいります。

※1. 2018 年 4 月9 日時点、稼働済みとして
※2. 稼働済みの水上太陽光発電所において(2018 年4 月9 日時点、東京センチュリー調べ)


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【樹谷第 1・樹谷第 2 発電所概要】
【樹谷第 1 発電所】 【樹谷第 2 発電所】
所在地 台南市新市区樹谷サイエンスパーク内 調整池
会社名 AIBISHI ENERGY CO., LTD. CHAOHUI ENERGY CO.,LTD
愛弼士能源有限公司 昭暉能源股份有限公司
最大発電出力 約 4.0MW 約 1.1MW
年間予想発電量 約 500 万 kWh 約 140 万 kWh
売電先 台湾電力株式会社
工事開始 2018 年 4 月(予定) 2018 年 1 月
運転開始 2018 年 9 月(予定) 2018 年 4 月



【樹谷第 2 発電所写真】




以上




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