世界最大級の植物工場の事業化検討開始について

2019 年 9 月 25 日
各 位
会 社 名 東京センチュリー株式会社
代表者名 代表取締役社長 浅 田 俊 一
(コード番号 8439 東証 1 部)
問合せ先 広 報 I R 部 長 山 下 圭 輔
(TEL03-5209-6710)




世界最大級の植物工場の事業化検討開始について



当社は、九州電力株式会社、株式会社九電工、株式会社スプレッドの 3 社と、九州電力株式会社の
豊前発電所遊休地(福岡県豊前市)を活用した、次世代植物工場の事業化に向けた検討を開始するこ
とについて合意しましたのでお知らせいたします。


事業化検討を開始する次世代植物工場は、レタス日産 5 トンの生産能力をもつ世界最大級の規模を
予定しており、野菜の安定供給に貢献する事業を目指します。株式会社スプレッドが開発した次世代
型農業生産システム『Techno FarmTM 』の導入により、高度な栽培管理と大幅な栽培自動化が実現可能
な完全人工光型植物工場 ※1 となります。


次世代植物工場の特徴
・無農薬で栽培することによる「食の安全への貢献」
・天候の影響を受けない生産量・品質・価格の安定化による「食の安心への貢献」
・栽培工程のスマート化による「就労者不足解決への貢献」など




次世代植物工場完成イメージ


現在、計画地の適正性や市場調査などの基礎調査が完了しており、2020 年 3 月を目途に事業性評価
等の検討を行い、その後事業化を判断する予定です。


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次世代植物工場では相応の電力需要が見込まれることから、工場屋根への自家消費用の太陽光パネ
ルの設置や、VPP ※2(仮想発電所)リソースとしての活用など、当社の再生可能エネルギービジネ
スとのシナジーによる新たな付加価値創出の可能性についても、あわせて検討する予定です。


当社は、今後もこのような多様なパートナーシップの活用により、金融・サービスと新技術の融合
による技術革新に対応した新事業の創出や、地域・社会との連携を通じた社会インフラ構築への貢献
など、新たな価値創造に取り組むことで、循環型経済社会の実現への貢献を推進してまいります。


※1 完全人工光型植物工場:外部と遮断された建物内で LED と養液を用いてレタス等の作物を栽培する工場
※2 VPP:バーチャルパワープラント(仮想発電所)。電力の需給バランスを保つため、電力を使用する側の機器
を制御し、発電所のように活用すること。


植物工場産レタスの調達等に関するお問合せは、plant_factory@kyuden.co.jp までお願いいたします(会社名、お名
前、電話番号は必ずご記入ください)。


以 上




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各社の概要と役割


社 名 九州電力株式会社
代 表 者 代表取締役 社長執行役員 池辺 和弘
設 立 年 月 1951 年 5 月
資 本 金 2,373 億円
所 在 地 福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目 1 番 82 号
役 割 工場建設・運営およびエネルギーマネジメントに関する検討
(省エネ化、VPP リソースとしての活用及び再エネ導入の可能性に関する
検討)


社 名 株式会社九電工
代 表 者 代表取締役社長 西村 松次
設 立 年 月 1944 年 12 月
資 本 金 125 億 5,506 万円
所 在 地 福岡県福岡市南区那の川一丁目 23 番 35 号
役 割 電気および空調設備の建設、維持管理に関する検討


社 名 株式会社スプレッド
代 表 者 代表取締役社長 稲田 信二
設 立 年 月 2006 年1月
資 本 金 8,740 万円
所 在 地 京都府京都市下京区中堂寺粟田町 90 番地 KRP8 号館
役 割 工場建設・運営に関する技術、ノウハウの提供


社 名 東京センチュリー株式会社
代 表 者 代表取締役社長 浅田 俊一
設 立 年 月 1969 年 7 月
資 本 金 342 億 3,100 万円
所 在 地 東京都千代田区神田練塀町 3 番地
役 割 設備リースに関する検討




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