ベトナム・ハノイ市で「Aureoleカンファレンス2019」を開催

Press Release
【報道関係各位】
三⾕産業株式会社
2019 年9⽉ 12 ⽇

⽇本・ベトナム両国の産学官より、計 194 名が参加

ベトナム・ハノイ市で「Aureole カンファレンス 2019」を開催
〜現地⼈材を現法役員・幹部社員として登⽤する実情を議論〜

三⾕産業株式会社(本社:⽯川県⾦沢市/代表取締役社⻑:三⾕ 忠照、以下 三⾕産業)は、ベトナム
の経済発展において重要なテーマである「⼈材育成・⼈材開発」に関し、基調講演やパネルディスカッシ
ョン、ネットワーキング交流会を実施する「Aureole(オレオ)カンファレンス 2019」 9⽉ 11 ⽇
を、 (⽔)
14 時よりベトナム・ハノイ市内のホテルにて開催しました。本年度のカンファレンスは、在ベトナム⽇
本国⼤使館 三等書記官の内⼭ 真⼀⽒、ベトナム政府教育訓練省 国際協⼒局副局⻑の Nguyen Thi Thanh
Minh ⽒より来賓のご挨拶を賜り、それに続く講演では企業・教育機関から4名の有識者をお招きしまし
た。⽇本・ベトナム両国の産学官より計 194 名の参加者が熱⼼に⽿を傾け、意⾒交換を⾏いました。

■ベトナムにおける⼈材育成イベント開催の背景
近年⾮常に多くの⽇系企業が進出しているベトナムでは、経済成⻑を推進するうえで⾼度産業⼈材の育
成が重要なテーマとして掲げられ、ベトナム政府により教育環境の整備が進められています。
そしてまた、現地の⽇系企業にとっても⼈材育成は⼤きなテーマとなっています。特に、ベトナムをも
のづくりの拠点とする⽇系企業にとっては、⼯場で働く社員が特定の技術を持つことだけでなく、ものづ
くりに向き合うマインドセットや、現場での柔軟な対応⼒を⾝に付けることが重要な課題とされます。
しかし、こうした⽇系企業の考え⽅は、ベトナム政府・教育機関の重視する点とはギャップがあるのが
現状です。
こうした背景から、三⾕産業は、ベトナムに 1994 年に進出して以来さまざまな事業を通じて培ってき
た経験とネットワークを活かし、2015 年よりベトナム政府および関連機関、主要⼤学ならびに企業各社
の⽅々が集う場として、「Aureole カンファレンス」を開催してきました。

■⽇系企業のベトナムでの発展に不可⽋な「コア⼈材の育成」をテーマに議論
これまでの過去 4 回を通じて、技能⾯だけでなく技術者精
神・職業⼈としてのマインドセットが必要であること、さらに
それを⼤学とも連携して教育していくとともに、ものづくりの
現場での成⻑を促す組織⼒の強化が重要であると議論してき
ました。
そして第5回となる本年は、組織が⾃律的に成⻑していくた
めに不可⽋な「コア⼈材の育成」を開催テーマに掲げました。
当社代表取締役社⻑ 三⾕ 忠照による主催者挨拶
社会環境が⼤きく変化し、経営のスピード化や効率化が必要な
時代に、ベトナムに進出している⽇系企業が発展していくため
に不可⽋な、組織の中核的な役割を担う⼈材をいかに育成して
いくかについて議論しました。




参加者席の様⼦


⽇系企業が今後もベトナムで事業を発展させるとともに、それがベトナムの⻑期的な繁栄につながって
いくためには、両国が互いに歩み寄り、理解を深め、ともにさまざまな課題に取り組んでいくことが重要
です。
三⾕産業は、今後も、25 年にわたるベトナムでの経験やネットワークを活かし、ベトナムにおける⼈
材育成の取り組みに注⼒してまいります。



■「Aureole カンファレンス 2019」概要

1. イベント名 Aureole カンファレンス 2019 - コア⼈材の育成 ‒

2. ⽇ 時 2019 年9⽉ 11 ⽇(⽔) 14:00〜18:50(ベトナム時間)

3. 会 場 HOTEL du PARC HANOI (ベトナム・ハノイ市)

4. 参加者数 計 194 名(⽇本⼈ 88 名、ベトナム⼈ 106 名)

5. プログラム

14:00 - 14:20 開会

主催者挨拶
三⾕産業株式会社 代表取締役社⻑ 三⾕ 忠照

14:20 - 14:40 来賓挨拶
在ベトナム⽇本国⼤使館 三等書記官 内⼭ 真⼀ ⽒
教育訓練省 国際協⼒局 副局⻑ Nguyen Thi Thanh Minh ⽒

14:40 - 16:20 講演 A 「コア⼈材の育成、について」
慶應義塾⼤学⼤学院 理⼯学研究科 特任教授 ⼩杉 俊哉 ⽒

講演 B 「⼈材開発および⼈材エンゲージメントにおけるデジタルトランスフォーメーション」
FPT ソフトウェア株式会社 執⾏役員 ⼈事部⻑ Phan Manh Dan ⽒

講演 C 「FCV におけるコア⼈材育成と今後のアプローチについて」
Fujitsu Computer Products of Vietnam, Inc. 代表取締役社⻑ 渡辺 伸寿 ⽒

16:40 - 17:30 パネルディスカッション
<コーディネーター>
慶應義塾⼤学⼤学院 理⼯学研究科 特任教授 ⼩杉 俊哉 ⽒
<パネリスト>
FPT ソフトウェア株式会社 執⾏役員 ⼈事部⻑ Phan Manh Dan ⽒
株式会社 SOOL 代表取締役社⻑ 深澤 祐⾺ ⽒
Fujitsu Computer Products of Vietnam, Inc. 代表取締役社⻑ 渡辺 伸寿 ⽒

17:50 - 19:00 ネットワーキング交流会





(補⾜情報)
【過去の Aureole カンファレンス開催実績】
第1回(2015 年 11 ⽉)
開催場所: ハノイ市内 INTERNATIONAL CONVENTION CENTRE
内 容: ベトナムにおける⼈材育成について、技能訓練やスキル教育といった⼯学的側⾯のみな
らず、働く作法や技術者としての⼼構えなど、⼼理的側⾯からのアプローチも同等に必
要とされていることについて議論しました。

第2回(2016 年 9 ⽉)
開催場所: ホーチミン市内 REX HOTEL
内 容: インターンシップとチームビルディングに焦点を当て、ベトナム⼈⼈材が技術者として
のマインドセットを養うために重要となる、⼤学と企業が取り組む課題とその成果につ
いて議論しました。

第3回(2017 年 9 ⽉)
開催場所: ハノイ市内 INTERNATIONAL CONVENTION CENTRE
内 容: 組織⼒に焦点を当て、ベトナムにおける外資系企業が現地法⼈の⾃⽴化を進める上で直
⾯する課題を明らかにするとともに、個⼈の⼒だけでなく、組織としての⼒を⾼めてい
くための教育や⼈材育成の重要性を確認しました。

第 4 回(2018 年 9 ⽉)
開催場所: ホーチミン市内 REX HOTEL
内 容: 「現場の活性化」をテーマに、多くの⽇系企業が課題とするベトナム⼈社員を主体とし
た現場⼒や組織⼒の向上について議論し、⼀⼈ひとりの⾃律的な⾏動を誘発するための
仕組み・仕掛け、雰囲気づくりが重要であると共有されました。

【三⾕産業グループについて】
三⾕産業グループは、化学品、樹脂・エレクトロニクス、情報システム、空調設備⼯事、住宅設備機器、
エネルギーの 6 つの事業を持つ複合商社です。1928 年に⾦沢で創業して以来、現在は、⾦沢と東京の⼆
本社体制を持つ三⾕産業株式会社を中⼼に、⼦会社 27 社(⽇本 17 社、海外 10 社)で事業展開していま
す。商社でありながらも、製造・物流などの機能をあわせ持ち、さらに技術部⾨とも連携した提案型営業
を推進しています。

【Aureole グループについて】
三⾕産業のベトナム⼦会社の総称を Aureole
(オレオ)
グループと称しています。“Aureole”とは、フランス語
で「栄光」を意味する⾔葉であり、ベトナム⼦会社の社名に冠しています。三⾕産業が 1994 年にベトナ
ム・ホーチミン市において事業を開始し、2019 年 9 ⽉現在ではベトナム国内において、現地⼦会社 7 社
およびハノイ ホーチミン駐在事務所合わせて 15 拠点、
・ 現地社員数は 2,200 ⼈超の規模になっています。
事業内容は、化学品・健康⾷品原料の製造・販売、建築設備の CAD 設計、情報システムのオフショア開
発・システムインテグレーション、⾃動⾞部品向け樹脂成形品の製造など多岐にわたり展開しています。

<本件に関するお問い合わせ先>
⽇ 本 窓 ⼝ : 三⾕産業株式会社 コーポレート本部 経営企画部 TEL: 03-3514-6003
ベトナム窓⼝: 三⾕産業株式会社 ベトナム広報戦略室 TEL: +84-28-3821-9110


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