使用済自動車のヘッドランプからポリカーボネート樹脂を回収、リサイクルの事業化に向けた実証実験開始のお知らせ

2024 年 1 月 26 日
各 位
会 社 名 中央自動車工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 坂田 信一郎
(コード番号 8117 東証スタンダード市場)
問合せ 常務取締役総務本部長 住吉 哲也
(TEL 06-6443-5192)


使用済自動車のヘッドランプからポリカーボネート樹脂を回収、
リサイクルの事業化に向けた実証実験開始のお知らせ
(ABT、東京海上日動火災保険および三菱ケミカルグループの3社による協業)


当社100%子会社である株式会社ABT(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤本 忠、
以下「ABT」)は、ポリカーボネート(以下PC)樹脂ケミカルリサイクルの事業化に向
け、東京海上日動火災保険株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:広瀬 伸一、以下「東
京海上日動」)および三菱ケミカルグループ※1と共同で、使用済自動車のヘッドランプから
PC樹脂を回収・再利用するためのスキームについて実証実験を開始することをお知らせい
たします。
ABTは東京海上日動から委託を受ける形で、全国各地の解体業者とともに使用済自動車
のリユース・リサイクルを含めた適正処理を行っています。
東京海上日動は自動車保険業を運営する中で、自動車事故等による保険金の支払いに伴
い、多数の使用済自動車を取得しています。
三菱ケミカルグループは、より高品質なリサイクルPC樹脂を再生する事が出来るケミカ
ルリサイクル技術の確立だけでなく、リサイクルシステムの構築も目指しています。
ABT、東京海上日動および三菱ケミカルグループは、ABTおよび東京海上日動が持つ
使用済自動車処理のネットワークを活用し、ヘッドランプからPC樹脂を回収するスキーム
構築を目指します。既に2023年2月から、テールランプ等のアクリル樹脂を回収する実証実
験を行っていますが、このたびテールランプよりも回収がより困難なヘッドランプについて
も、回収の実証実験を開始します(2024年1月29日から関東地区で開始予定)。
実証実験を踏まえてオペレーション・素材の品質・コスト等の検証を行い、順次全国ネッ
トワークでの取り組みに拡大していくことを目指していきます。ABTは、今後も全国の提
携会社ネットワークを活用することを通じて、使用済自動車におけるサーキュラーエコノミ
ーの実現に貢献していきます。

リユース(中古⾞両)





リユース(中古部品)


事故による 価値判断
全損⾞ +
回収 処分⽅法判断 使⽤済 ⾦属回収・ASR(⾃動⾞破砕残さ)
⾃動⾞


り PC樹脂 ケミカル リサイクル
組 回収 リサイクル PC樹脂


担 東京海上⽇動 ABT 三菱ケミカルグループ
⼿い



※1:三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルグループ株式会社とそのグループ会社を指します。
以上

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