当社連結子会社におけるインタープロテイン株式会社との包括的協業に関するお知らせ

2022 年 2 月 16 日
各 位
会 社 名 アステナホールディングス株式会社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 岩 城 慶 太 郎
(コード番号 8095 東証第1部)
問合せ先 常 務 取 締 役 大 森 伸 二
(TEL.03-3279-0481)


当社連結子会社におけるインタープロテイン株式会社との
包括的協業に関するお知らせ


当社の 100%連結子会社であるスペラファーマ株式会社(以下、「スペラファーマ」という。)
は、インタープロテイン株式会社(以下、「インタープロテイン」という。)とアンメット・メデ
ィカル・ニーズの高い様々な疾患に対する新規低分子およびペプチド医薬品の研究開発、製造な
らびに商業化などを目的とした包括的協業に関する覚書を締結しましたので、下記のとおりお知
らせいたします。




インタープロテインの独自の創薬基盤技術と、スペラファーマおよび関連会社の低分子および
ペプチド医薬品に関する研究開発・製造の高い技術と専門性との協業によって、インタープロテ
インの画期的医薬品の迅速な上市を目指します。
インタープロテインが創薬標的とする蛋白質間相互作用(protein-protein interaction;PPI)は新
たな創薬ターゲットとしての可能性があることが期待されています。しかし、PPI を制御する低
分子化合物は比較的複雑な構造を有していることから製造が難しいことが多く、また、細胞内
PPI の制御を含めた汎用性の高いペプチドのモダリティには一定の構造的条件が必要になりま
す。両社の協業がこのような課題を解決しつつ、国内外の製薬系企業とも連携して、効率的な
PPI 制御薬の実用化に寄与すると期待しています。


<インタープロテイン 代表取締役社長 細田雅人のコメント>
「スペラファーマおよびその関連会社は、低分子医薬品研究開発、特に合成展開能力、原薬プロ
セス開発、製剤処方開発、治験薬製造、申請支援までとても優れた能力を発揮するエキスパート
チームを擁しています。そして New Modality としてのペプチドに関しては、高品質且つ低コス
トで更には環境に配慮した溶媒使用量や排出量の最小化を図りつつ競争優位にペプチド原薬を製
造する独自技術を有します。インタープロテインは、アンメット・メディカル・ニーズに応え、
世界を変える 17 の SDGs の特に「すべての人に健康と福祉を」に貢献するべく、PPI 制御薬を低
分子(経口薬など)やペプチド創薬に努める上でスペラファーマが有する卓越した技術を活かす
ための包括的な協業に大いに期待しています。」


<スペラファーマ 代表取締役会長 畑澤克彦のコメント>
「インタープロテイン社は AI を用いた独自の創薬プラットフォームを有し、汎用性の高い蛋白
質間相互作用を指向した画期的新薬の創薬をされておられます。今回の協業により、スペラファ
ーマおよびその関連会社の CMC 分野を始めとした医薬開発・製造の経験と技術が、インタープ
ロテイン社の創薬に少しでもお役に立ち、ひいては新薬を待ち望んでおられる患者様に早期に届
けられるよう願っています。スペラファーマは「顧客企業の成功が我々の成功である」という考
えのもと、スペラファーマの価値を最大限活用し、サポートや貢献、本質的な価値を見出してい
ただけるインタープロテインと中長期な視点に立った包括的な協業に関する覚書を締結したこと
を喜ばしく思います。」


相手先の概要
(1)名称 インタープロテイン株式会社
(2)所在地 大阪府大阪市北区豊崎 3 丁目 10 番 2 号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 細田 雅人
(4)事業概要 インタープロテインは創薬標的として大きな可能性
を持つ PPI に注目し、Artificial Intelligence-guided
INTerprotein’s Engine for New Drug Design(AI-guided
INTENDD®)および helix-loop-helix peptide
(HLHP)の二つの基盤技術を用いて、PPI を制御
する新規低分子およびペプチド医薬品の探索研究を
行っています。AI-guided INTENDD は独自の深層学
習に基づいて低分子化合物の活性を予測するシステ
ムであり、ヒット同定のみならずリード創出や最適
化にも威力を発揮します。HLHP は 2 本の helix と
それらを結ぶ loop からなる治療用ペプチドモダリ
ティであり、細胞内の蛋白質を含む種々の標的に対
して適用が可能です。
(5)会社設立 2001 年 5 月
(6)URL http://www.interprotein.com/


当社子会社の概要
(1)名称 スペラファーマ株式会社
(2)所在地 大阪市淀川区十三本町二丁目 17 番 85 号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役会長 畑澤 克彦
代表取締役社長 池本 朋己
(4)事業概要 スペラファーマは医薬品の初期開発から上市後まで
の幅広い CMC(Chemistry, Manufacturing and
Control)関連業務が受託可能な CDMO(Contract
Development & Manufacturing Organization)です。ス
ペラファーマは大手新薬メーカーの CMC 部門の一



部をスピンアウトして設立されました。現在はアス
テナグループのファインケミカル事業における中核
企業として、低分子原薬のプロセス開発・治験原薬
製造、製剤処方開発・治験薬製造、各種分析法開
発・品質試験等の研究開発受託業務を行っていま
す。また、子会社であるスペラネクサスおよび
JITSUBO を含む関連会社で、低分子・ペプチド等
の医薬品研究開発から商用製造まで、ワンストップ
のサービスを提供しています。
(5)会社設立 2017 年 7 月
(6)URL https://www.spera-pharma.co.jp/
(7)大株主及び持株比率 アステナホールディングス株式会社(100%)


今後の見通し
本件による 2022 年 11 月期の当社連結業績に与える影響は軽微ですが、今後開示すべき
事項が生じた場合には速やかに開示いたします。



【インタープロテインのお問い合わせ先】
担当部門 事業開発本部
E-mail info@interprotein.com


【スペラファーマのお問い合わせ先】
担当部門 ファインケミカル営業本部
E-mail mkouhou@spera-pharma.co.jp


以上





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