当社子会社におけるCOVID-19治療薬の研究開発に向けた共同研究契約締結のお知らせ

2021 年 4 月 8 日
各 位
会 社 名 イ ワ キ 株 式 会 社
代 表 者 名 代表取締役社長 CEO 岩 城 慶 太 郎
(コード番号 8095 東証第1部)
問 合 せ 先 取締役常務執行役員
西 久 保 𠮷 行
医 薬 事 業 部 長
(TEL.03-3279-0481)


当社子会社における
COVID-19 治療薬の研究開発に向けた共同研究契約締結のお知らせ


当社の連結子会社であります岩城製薬株式会社(以下、「岩城製薬」という)は、インタープロ
テイン株式会社(以下、「インタープロテイン」という)と COVID-19 に対する治療薬の探索研究
を目的とした共同研究契約(以下、「本契約という」)を締結しましたので、お知らせいたします。





本契約において、当社連結子会社の岩城製薬の優れた化合物合成技術とインタープロテインの
AI-guided INTENDD®(人工知能を用いた化合物の活性予測システム)を融合することによって、高
活性かつ経口投与可能な 3CLpro(main protease)阻害化合物を効率よく選定し、COVID-19 患者の
治療への貢献を目指します。今後、ドラッグリパーパシングと創薬探索研究のアプローチを組み合
わせ、合成難度の高い低分子化合物の短期間での最適化に取り組む計画です。


インタープロテインは、二つの基盤技術「INTerprotein’ Engine for New Drug Design (INTENDD®)
s
/AI-guided INTENDD®」および「helix-loop-helix peptide(HLHP; 新規の基本構造を有する治療用ペ
プチド)」を用いて、蛋白質間相互作用(PPI)やユビキチン-プロテアソーム系などのチャレンジ
ングな創薬標的に対する創薬研究を行っています。これらの技術を活用することにより、インター
プロテインは、広範囲の創薬標的に対する低分子またはペプチド阻害薬の同定を進めています。


イワキグループである岩城製薬のファインケミカル事業は、長年にわたり蓄積された多彩かつ高
度な合成技術をもとに原薬および化成品(ファインケミカル製品)の製造・販売を行っております。
岩城製薬の高度な技術と品質に高い評価と信頼をいただいており、国内外の大手製薬メーカーのア
ウトソーシングに対応した受託製造も多く行っており、今後もさらにその技術力と信頼を高め、
FDA の査察をクリアした設備を基にグローバルな原薬メーカーを目指してまいります。
なお、岩城製薬のファインケミカル事業は、2021 年 6 月 1 日のイワキグループの持株会社化に




より、CMC 研究開発を行うスペラファーマ株式会社の子会社であるスペラネクサス株式会社へ承
継され、ファインケミカル事業として医薬品原薬の CMC 研究開発から製造・販売まで一貫した体
制を構築する予定となっております。


以上
本件に関するお問い合わせ先
岩城製薬株式会社 ファインケミカル営業部
fcsales@iwakiseiyaku.co.jp




【ご参考】
1. 岩城製薬の概要
(1) 名称 岩城製薬株式会社
(2) 所在地 東京都中央区日本橋本町四丁目 8 番 2 号
(3) 代表者の役職・ 代表取締役社長 西久保 𠮷行
氏名
(4) 事業内容 医療用医薬品、一般用医薬品、動物用医薬品、原薬、医薬中間
体、食品添加物、化粧品原料、情報記録材料用薬品、染・顔料
中間体の製造ならびに販売
(5) 資本金 210 百万円
(6) 設立年月日 1948 年 9 月 24 日


2. インタープロテインの概要
(1) 名称 インタープロテイン株式会社
(2) 所在地 大阪府大阪市北区豊崎 3-10-2
(3) 代表者の役職・ 代表取締役社長 細田 雅人
氏名
(4) 事業内容 創薬事業および創薬関連のコンサルティング事業
(5) 資本金 475 百万円
(6) 設立年月日 2001 年 5 月 1 日





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