TCFD提言への賛同表明及び情報開示に関するお知らせ

2022 年3月 31 日
各 位
株式会社エフピコ


TCFD 提言への賛同表明及び情報開示に関するお知らせ


当社は、この度、気候関連財務情報開示タスクフォース(以下、「TCFD(※))の提言

へ賛同表明するとともに、TCFD の提言に基づく情報開示を行いましたので、下記のとお
りお知らせいたします。





1.背景
当社グループは、
「もっとも高品質で環境に配慮した製品を」
「どこよりも競争力のある価
格で」「必要なときに確実にお届けする」という基本三本柱を実践し、調達・開発・製造・
物流・リサイクルのバリューチェーンを通じた環境負荷低減の取り組みを進めております。
TCFD 提言の枠組みを通じて、気候変動に関するリスクと機会を適切に評価し企業経営に
活かすとともに、一層の情報開示の充実に取り組んでまいります。




2.TCFD 提言に基づく情報開示について
当社ホームページにおいて、TCFD 提言に基づく情報開示を行っております。
【掲載ページ】
https://www.fpco.jp/esg/environmenteffort/tcfd.html


【開示内容(一部抜粋)】
①ガバナンス―気候関連のリスク及び機会について取締役会による監視体制
1)部門横断組織である「環境戦略・TCFD 推進管理委員会」が、グループ全体の
環境戦略や TCFD 推進について議論し、方針・戦略を立案します。
(中略)
5)取締役会は「環境戦略・TCFD 推進管理委員会」からの報告を受け、様々な
視点・知見をふまえモニタリングを行います。


②戦略―ビジネスへの影響及びシナリオに基づく戦略のレジリエンス
当社グループでは、2030 年をターゲットに、気候変動対策を推進する2℃シナリオ
及び気候変動対策が推進されない4℃シナリオにおける気候シナリオ分析を実施し、
整理したリスク・機会による財務影響額を試算いたしました。
分析の結果、リサイクル原料の調達量拡大、エコ製品の販売拡大、再生エネルギー
の活用、新たなリサイクル手法の確立等を通じて、影響を抑えることができることを
確認いたしました。
③リスク管理―リスクの識別および評価プロセス
当社グループでは、「もっとも高品質で環境に配慮した製品を」「どこよりも競争力の
ある価格で」
「必要な時に確実にお届けする」ことにより、食の安全・安心という社会
的役割を果たし続けていくために、ビジネスモデルの持続可能性にとって重要なリスク
及び機会の観点から、重要課題(マテリアリティ)を定めて、様々な取り組みを行って
おります。マテリアリティは環境戦略・TCFD 推進管理 WG にて作成し、取締役会の承
認を経て決定しております。
気候関連のマテリアリティとして、「CO2排出削減」が特定されております。


④指標と目標―リスクと機会の評価に用いる指標
当社グループは、脱炭素社会の実現に向けたサスティナビリティの観点から CO2 排出
量の中・長期目標を策定しました。
Ⅰ, 事業活動全体における CO2 排出量(Scope1・2)を
2031 年 3 月期までに 2020 年 3 月期比 31%削減します。
Ⅱ, エコ製品(エコトレー、エコ APET、エコ OPET)による CO2 排出削減量を
2031 年 3 月期までに 27.2 万tに増やします。(2020 年 3 月期比 170%増)
Ⅲ, 事業活動全体における CO2 排出量(Scope1・2)の
実質ゼロを 2050 年度までに目指します。




※TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)
TCFD は、G20 の要請を受け、金融安定理事会(FSB)により、気候関連の情報開示及び金
融機関の対応をどのように行うかを検討するために設立されました。TCFD は 2017 年 6 月
に最終報告書を公表し、企業等に対し、気候変動関連リスク、及び機会に関する「ガバナン
ス」「戦略」
「リスク管理」「指標と目標」について開示することを推奨しています。


以 上

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