「第7回プロネクサス懸賞論文」受賞作品決定のお知らせ

平成27年12月11日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 プ ロ ネ ク サ ス
代表者名 代表取締役社長 上 野 剛 史
(コード番号 7893 東証第一部)
問 合せ先 取締役執行役員 社長室長 大和田雅博
電話番号 03-5777-3145



「第7回プロネクサス懸賞論文」受賞作品決定のお知らせ
― 最優秀賞に『日本における自己株式取得の実態と開示内容改善への提言』を選定 ―

株式会社プロネクサスは、資本市場の健全な発展に寄与することを目指し、平成 21 年から開始した
「プロネクサス懸賞論文」を本年においても引き続き実施いたしました。このたび、受賞作品が決定
いたしましたので、お知らせいたします。

1.選考結果の概要
「上場会社のディスクロージャー・IRをより効果的、効率的なものにするための研究および提案」
というテーマに対して、5本の論文の応募があり、審査委員会にて厳正かつ多面的に検討を行い、最
優秀賞1本、佳作2本の論文を選定いたしました。


2.第7回審査結果:受賞者および受賞論文名
最優秀賞 1本
上坂 夏未(うえさか なつみ)
日江井 麻里(ひえい まり)(一橋大学 商学部3年)
「日本における自己株式取得の実態と開示内容改善への提言」

佳 作 2本
河野 直樹(こうの なおき)
岸本 実(きしもと みのる)(一橋大学 商学部3年)
「日本企業は中期経営計画とどのように向き合っていくべきか」

中野 智絵(なかの ともえ)(東京経済大学 経営学部3年)
横田 眞奈弥(よこた まなみ)(東京経済大学 経営学部2年)
「銀行における株式保有の実態とその積極的開示に関する提案」

3.受賞論文の概要
最優秀賞は、上坂夏未氏と日江井麻里氏の共著『日本における自己株式取得の実態と開示内容改善
への提言』であります。本稿は、自己株式取得に際するディスクロージャーの実態を調査し、問題点
の指摘と改善案の提言を行っております。自己株式取得の実態とはすなわち、開始アナウンスで公表
された予定取得株式数、金額どおりに企業が実際に自己株式取得を行っているのか否かということで
あり、調査の結果、予定と実際行われた自己株式取得の間には乖離があることが明らかになりました。
佳作の1本目は、河野直樹氏と岸本実氏の共著『日本企業は中期経営計画とどのように向き合って
いくべきか』であります。本稿では、日本企業の中期経営計画の特殊性、有用性、そしてあるべき姿
を明らかにすることに焦点を当て、特殊性の調査では、日本企業の中期経営計画を海外企業のものと
比較することにより、日本企業は数値目標および達成年限に固執した中期経営計画を公表しており、
さらに目標とする経営指標にも違いがあることを明らかにしました。


佳作の2本目は、中野智絵氏と横田眞奈弥氏の共著『銀行における株式保有の実態とその積極的開
示に関する提案』であります。現在、国内企業全体において減少傾向にありますが、本稿はその中で
も影響が大きいといわれる銀行の株式持合について分析を行い、その結果を踏まえ、情報利用者に価
値のある株式の保有状況に関する情報の開示方法について提案することを目的としております。


弊社では、来年度以降も引き続き本懸賞論文の募集を予定しています。7回目となる今回も充実し
た内容の論文が寄せられました。来年度も同じテーマおよび募集要項で第8回論文募集を行い、より
多くの論文の投稿を期待しております。


【ご参考/第8回募集要項】
1.テ ー マ:上場会社のディスクロージャー・IRをより効果的、効率的なものにするための
研究および提案(但し、実証結果を出すための実証分析は不可。なお、提案を補強
するための実証分析を論文の一部に含めることは可。また、IRの具体的な表示
方法等の工夫を提案することも可とする。)
2.応募締切日:平成28年9月20日(火)
3.応 募 資 格:40歳以下(平成28年9月20日現在)の日本在住の方。大学生・大学院生・研究者・
一般社会人等。個人または共同執筆(2名まで)。
4.懸 賞 金 額:最優秀賞50万円(1本)、優秀賞30万円(1本)、佳作10万円(若干名)
5.審 査 方 法:下記の審査委員で構成する審査委員会で審査を行います。

委員長 慶應義塾大学商学部教授 黒川 行治
委員 早稲田大学商学学術院教授 川村 義則
委員 早稲田大学大学院商学研究科教授 小宮山 賢
委員 株式会社バリュークリエイト パートナー 佐藤 明
委員 青山学院大学大学院教授 多賀谷 充
委員 株式会社プロネクサス 取締役会長 上野 守生
(敬称略)


【お問合せ先】
株式会社プロネクサス
プロネクサス総合研究所 懸賞論文係 原口・小川
TEL:03-5777-3032(平日9:00~17:30)
E-mail:souken@pronexus.co.jp


◎ 詳細は、弊社プロネクサス総合研究所ホームページをご参照ください。
http://www.pronexus.co.jp/home/souken/index.html
以上

6557