「第6回プロネクサス懸賞論文」受賞作品決定のお知らせ

平成26年12月11日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 プ ロ ネ ク サ ス
代表者名 代表取締役社長 上 野 剛 史
(コード番号 7893 東証第一部)
問 合 せ 先 取締役執行役員 社長室長 大和田雅博
電話番号 03-5777-3145


「第6回プロネクサス懸賞論文」受賞作品決定のお知らせ
― 優秀賞に『役員報酬開示の実態と有用性向上への提言』を選定 ―


株式会社プロネクサスは、資本市場の健全な発展に寄与することを目指し、平成 21 年から開始した
「プロネクサス懸賞論文」を本年においても引き続き実施いたしました。このたび、受賞作品が決定
いたしましたので、お知らせいたします。

1.選考結果の概要
「上場会社のディスクロージャー・IRをより効果的、効率的なものにするための研究および提案」
というテーマに対して、6本の論文の応募があり、審査委員会にて厳正かつ多面的に検討を行い、優秀
賞1本、佳作2本の論文を選定いたしました。今回は、残念ながら最優秀賞は該当なし、となりました。


2.受賞論文の概要
優秀賞は、高崎祥徳氏と野中菜央氏の共著『役員報酬開示の実態と有用性向上への提言』であります。
本稿は、有価証券報告書における役員報酬の決定方針に関する記述の実態を明らかにすること、そして、
役員報酬開示の充実を図ることが企業に正の影響をもたらすという事実を提示することを目的として
います。開示内容の実態調査では、国内全上場企業を対象として役員報酬開示を調査し、独自の分類に
従ったデータベースを構築することで、多くの企業の役員報酬開示が投資家にとって有用性の低い限定
的なものにとどまっているという事実を明らかにしております。


佳作の1本目は、栗田奈津希氏と宮内拓郎氏の共著『どのようなディスクロージャー情報が株主資本
コストを引き下げるのか―SAAJ によるディスクロージャーランキングを利用した実証研究―』でありま
す。本稿では、企業のディスクロージャー情報が株主資本コストの低下に本当に影響するのか、また、
どのような情報が最も株主資本コストの低下に影響するのかという問いに答えるため、日本証券アナリ
スト協会による SAAJ 報告書を用いて実証的に分析しております。


佳作の2本目は、松尾剛行著の『金融商品取引法上のディスクロージャーにおいて虚偽記載等として
禁じられる「誤解を生じさせないために必要な重要な事実」と「記載すべき重要な事項」の意義』であ
ります。本稿では、アーバン事件を題材に「誤解を生じさせないために必要な重要な事実」と「記載す
べき重要な事項」の意義を明らかにし、上場企業のディスクロージャーをより効果的で効率的なものに
するための金融商品取引法の規定の一端をより明確化することを試みております。


弊社では、来年度以降も引き続き本懸賞論文の実施を予定しています。6回目となる今回も充実した
内容の論文が寄せられました。来年度も同じテーマおよび募集要項で第7回論文募集を行い、より多く
の論文の投稿を期待しております。
3.第6回審査結果:受賞者および受賞論文名
最優秀賞 該当なし
優秀賞 1本
高崎 祥徳(たかさき よしのり)
野中 菜央(のなか なお)(一橋大学 商学部 4 年)
「役員報酬開示の実態と有用性向上への提言」

佳 作 2本
栗田 奈津希(くりた なつき)
宮内 拓郎(みやうち たくろう)
(北九州市立大学 経済学部 3 年)
「どのようなディスクロージャー情報が株主資本コストを引き下げるのか
―SAAJ によるディスクロージャーランキングを利用した実証研究―」


松尾 剛行(まつお たかゆき) (桃尾・松尾・難波法律事務所 弁護士)
「金融商品取引法上のディスクロージャーにおいて虚偽記載等として禁じられる
『誤解を生じさせないために必要な重要な事実』と『記載すべき重要な事項』の意義」


【ご参考/第7回募集要項】
1.テ ー マ:上場会社のディスクロージャー・IRをより効果的、効率的なものにするための
研究および提案(但し、実証結果を出すための実証分析は不可。なお、提案を補強
するための実証分析を論文の一部に含めることは可。また、IRの具体的な表示
方法等の工夫を提案することも可とする。

2.応募締切日:平成 27 年 9 月 20 日(日)
3.応 募 資 格:40 歳以下(平成 27 年 9 月 20 日現在)の日本在住の方。大学生・大学院生・研究者・
一般社会人等。個人または共同執筆(2 名まで)

4.懸 賞 金 額:最優秀賞 50 万円(1 本)
、優秀賞 30 万円(1 本)、佳作 10 万円(若干名)
5.審 査 方 法:下記の審査委員で構成する審査委員会で審査を行います。

委員長 慶應義塾大学商学部教授 黒川 行治
委員 早稲田大学商学学術院教授 川村 義則
委員 早稲田大学大学院商学研究科 教授 小宮山 賢
委員 株式会社バリュークリエイト パートナー 佐藤 明
委員 青山学院大学大学院教授 多賀谷 充
委員 株式会社プロネクサス 代表取締役会長 上野 守生
(敬称略)


【お問合せ先】
株式会社プロネクサス プロネクサス総合研究所 懸賞論文係 原口・阿部
TEL:03-5777-3032(平日9:00~17:30)
E-mail:souken@pronexus.co.jp


◎ 詳細は、弊社プロネクサス総合研究所ホームページをご参照ください。
http://www.pronexus.co.jp/home/souken/index.html
以上

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