「第9回プロネクサス懸賞論文」受賞作品決定のお知らせ

平成 30 年 1 月 17 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 プ ロ ネ ク サ ス
代表者名 代表取締役社長 上 野 剛 史
(コード番号 7893 東証第一部)
問 合せ先 取締役執行役員 社長室長 大和田雅博
電話番号 03-5777-3145



「第9回プロネクサス懸賞論文」受賞作品決定のお知らせ
株式会社プロネクサスは、資本市場の健全な発展に寄与することを目指し、平成 21 年から開始した
「プロネクサス懸賞論文」を本年も引き続き実施いたしました。このたび、受賞作品が決定いたしまし
たので、お知らせいたします。

1.選考結果の概要
「上場会社のディスクロージャー・IRをより効果的、効率的なものにするための研究および提案」
というテーマに対して、15 本の論文の応募があり、審査委員会にて厳正かつ多面的に検討を行い、
優秀賞 1 本、佳作 3 本の論文を選定いたしました。


2.第9回審査結果:受賞者および受賞論文名
優秀賞 1本
十見 元紀(東京経済大学 経営学部 4 年)
白井 文乃(東京経済大学 経営学部 3 年)
「IFRS における連結財務諸表の比較可能性の進展に向けて」


佳 作 3本
佐々木 美穂(東北学院大学 経営学部 3 年)
岡崎 琴音(東北学院大学 経営学部 3 年)
「取締役会実効性評価の開示実態と改善にむけた提言」

岩田 聖徳(一橋大学大学院 商学研究科)
「機関投資家による議決権行使に係る開示の実態と影響
―買収防衛策議案への投票データを用いた分析と提言―」

野原 啓佑(東京大学 経済学部 4 年)
「取締役会および監査役会の特徴が経営者予想利益の精度に与える影響」


3.受賞論文の概要
優秀賞は、十見元紀氏と白井文乃氏の共著「IFRSにおける連結財務諸表の比較可能性の進展に向けて」
であります。本稿の目的は、日本基準とIFRS基準によって作成された上場会社の連結財務諸表の比較可
能性に関する問題点を、表示方法の変化の実態を調査し検討することであります。著者は、2010年3月
から2017年7月までにIFRSを任意適用した上場会社のうち日本基準からIFRS基準に変更した97社をサン
プル会社とし、IFRS導入前年度の日本基準による財務諸表、IFRS導入前年度、導入年度および導入翌年
度のIFRS基準による財務諸表を分析対象データとしています。
佳作の第1は、佐々木美穂氏と岡崎琴音氏の共著の「取締役会実効性評価の開示実態と改善にむけた
提言」であります。本稿の目的は、コーポレートガバナンスコードによって開示が要請されている取締
役会の実効性評価に焦点を当て、その開示実態を分析し、課題を浮き彫りにし、改善のための提案を
することにあります。
佳作の第2は、岩田聖徳氏の「機関投資家による議決権行使に係る開示の実態と影響-買収防衛策議
案への投票データを用いた分析と提言-」であります。本稿の目的は、議決権行使を通じた企業と投資
家との対話を改善するための政策運営に資する分析結果を提供することであります。
佳作の第3は、野原啓佑氏の「取締役会および監査役会の特徴が経営者予想利益の精度に与える影響」
であります。本稿の目的は、取締役会および監査役会の特徴と経営者予想利益の精度との関係を分析し
た上で、コーポレートガバナンスの観点からよりよいディスクロージャーのための制度設計について
提言することであります。


9回目となる今回も、上記の通り充実した内容の論文が寄せられました。弊社では、引き続き本懸賞
論文の募集を予定しており、以下の通り第10回目の論文募集を行います。より多くの投稿を期待して
おります。


【ご参考/第10回募集要項】
1.テ ー マ:上場会社のディスクロージャー・IRをより効果的、効率的なものにするための
研究および提案(但し、実証結果を出すための実証分析は不可。なお、提案を補強
するための実証分析を論文の一部に含めることは可。また、IRの具体的な表示
方法等の工夫を提案することも可とする。)
2.応募締切日:平成30年10月20日(土)
3.応 募 資 格:40歳以下(平成30年10月20日現在)の日本在住の方。大学生・大学院生・研究者・
一般社会人等。個人または共同執筆(2名まで)。
4.懸 賞 金 額:最優秀賞50万円(1本)、優秀賞30万円(1本)、佳作10万円(若干名)
5.審 査 方 法:下記の審査委員で構成する審査委員会で審査を行います。

委員長 慶應義塾大学商学部教授 黒川 行治
委員 会計教育研修機構 理事・事務局長 新井 武広
委員 早稲田大学商学学術院教授 川村 義則
委員 早稲田大学大学院経営管理研究科教授 小宮山 賢
委員 株式会社バリュークリエイト パートナー 佐藤 明
委員 青山学院大学大学院教授 多賀谷 充
委員 株式会社プロネクサス 取締役会長 上野 守生
(敬称略)
6.後 援:株式会社日本取引所グループ
株式会社東京証券取引所


【お問合せ先】
株式会社プロネクサス
プロネクサス総合研究所 懸賞論文係 原口・小川
TEL:03-5777-3032(平日9:00~17:30)
E-mail:souken@pronexus.co.jp
◎ 詳細は、弊社プロネクサス総合研究所ホームページをご参照ください。
http://www.pronexus.co.jp/home/souken/index.html
以上

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