バンダイナムコグループのサステナビリティ方針を策定

2021 年4月 16 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 バンダイナムコホールディング ス
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 川 口 勝
(コード番 号 7832 東 証 第 一 部 )
問 合 せ 先 取締役 経営企画本部長 浅 古 有 寿
( T E L : 0 3 - 6 6 3 4 - 8 8 0 0)


バンダイナムコグループのサステナビリティ方針を策定
IP軸戦略のもと、ファンとともに持続可能な社会の実現に向けたサステナブル活動を推進
脱炭素化に向けた数値目標(2050 年までに実質ゼロ)を設定


バンダイナムコグループは、ミッションである「夢・遊び・感動」の提供を実現するため、「 Fun For the
Future!楽しみながら楽しい未来へ」をコンセプトに CSR 活動を行っています。活動にあたっては、特に重点
的に取り組む必要があるテーマを「バンダイナムコグループ CSR 重要項目」として設定し、さらに各ユニット・
関連事業会社の活動レベルに落とし込んだ「CSR 重点取り組みテーマ」を掲げ、各事業特性を活かした様々
な活動を行ってきました。


この度、2022 年4月にスタートする次期中期計画に向け、環境変化や社会からの期待と要請の拡大を踏ま
え、社会の一員として持続可能な社会の実現に向けた責任を果たすため、視野をさらに広げ、IP軸戦略を活
用したバンダイナムコならではの活動に取り組むサステナビリティ方針を策定しました。具体的には、IP軸戦
略のもと、ファンとともに、環境問題への取り組みをはじめとしたバンダイナムコグループが向き合うべき社会
的課題に対応したサステナブル活動を推進します。また、その一環として、次期中期計画に向けて活動のマ
テリアリティの特定(重要項目の再選定)を推進するほか、エネルギー由来の二酸化炭素排出量削減目標の
設定を行いました。


バンダイナムコグループは、商品・サービスを通じ世界中のファンに「夢・遊び・感動」を提供することで、ビ
ジョンである「世界で最も期待されるエンターテインメント企業グループ」となることを目指しています。事業戦
略においては、IP(Intellectual Property/キャラクターなどの知的財産)を、IPが持つ世界観や特性を活か
し、最適なタイミングで、最適な商品・サービスとして、最適な地域に向けて提供することで、IP価値の最大化
をはかる「IP軸戦略」を核としています。この「IP軸戦略」のグローバル展開を拡大することで、グループの持
続的な成長を追求するとともに、世界中のIPファンが国境や言語を超えてつながりコミュニケーションできる世
界の実現を目指しています。さらには、技術の進化、顧客のライフスタイルの多様化、商品・サービスの品質
向上、知的財産の保護、人財の育成、そして環境課題への対応など、バンダイナムコグループが向き合うべ
き様々な社会的課題に対しても IP 軸戦略のもと、取り組みを行うことで対応していきます。





■バンダイナムコグループのサステナビリティ方針


バンダイナムコグループは、IP軸戦略のもと、ファンとともに、バンダイナムコグループが向き合うべき社会的
課題に対応したサステナブル活動を推進します。


【マテリアリティの特定(重要項目の再選定)】
バンダイナムコグループでは、2010 年にCSR重要項目を策定し、中期計画ごとに妥当性を検証し、運用し
てきました。2022 年4月にスタートする次期中期計画に向け、グループが向き合う課題と社会における新たな
テーマを軸に、マテリアリティの特定(重要項目の再選定)を行い、KPI やアクションプランの見直しを実施して
いきます。


【IP 軸戦略のもと活動を促進】
<地球環境との共生、温室効果ガス削減に向けた取り組み>
バンダイナムコグループでは、サステナブル活動の一環として、IP軸戦略と連動し、地球環境との共生、
脱炭素化など環境問題に対応するための取り組みを行ってきました。
地球環境との共生という観点では、プラスチック代替素材の開発、ガンプラリサイクルプロジェクト(※)、省
エネや資材リユースなど環境に配慮したライブイベントの実施、商品パッケージ・梱包材などにおけるプラス
チック使用量の削減、環境保全や生物多様性に関する従業員教育などの活動に取り組んできました。
温室効果ガス削減に向けては、ガンプラ生産工場における太陽光パネルの設置、アミューズメント施設の照
明や業務用ゲーム機の LED ランプ使用、物流効率の向上、イベント等でのグリーン電力証書システムの活用
などに取り組んできました。この度目標を明確にすることで、脱炭素化に向けた取り組みを更に強力に推進し
ます。今後も、バンダイナムコグループでは、サステナビリティ方針のもと、IP軸戦略と連動したバンダイナム
コらしい取り組みを推進してまいります。


<脱炭素化に向けた中長期目標>
社会が直面している自然環境の問題に対応するべく、エネルギー由来の二酸化炭素排出量削減による脱
炭素化に向けた 2050 年までの数値目標とステップを設定しました。今後、2022 年4月からの次期中期計画
のスタートに向け、省エネルギー施策のさらなる推進や、再生可能エネルギーの導入など具体的なアクション
プランを策定していきます。
目標 2050 年まで:
自社拠点(社屋、自社工場、直営アミューズメント施設等)におけるエネルギー由
来の二酸化炭素排出量 実質ゼロ
中間目標 2030 年まで:
自社拠点におけるエネルギー由来の二酸化炭素排出量 2019 年度比 35%削減
(2013 年度比 50%)
主な取り組み 省エネルギー施策のさらなる推進、再生可能エネルギーの導入等




ファンとともに取り組む持続的な社会づくりに向けて


バンダイナムコグループは、社会や顧客をはじめとするステイクホルダーとともに歩む存在として、様々
な社会的課題に向き合い、期待に応え、さらには期待の先に行くことが必要だと考えています。環境問題
への対応などのサステナブル活動においても、バンダイナムコらしい形で社会の期待に応えていくために
は、我々の強みであるIP軸戦略のもと、ファンとともに取り組みを行うべきだと考えています。IPを活用した
具体的な活動として、2021 年4月1日より、「ガンプラ」のランナー(プラモデルの枠の部分)を全国のファン
から回収しリサイクルを推進する「ガンプラリサイクルプロジェクト」(詳細次頁)をスタートしました。累計 7 億
個以上を販売するヒット商品となっている「ガンプラ」は、ファンとつながり、ファンの意見を取り入れるなど、
ファンと一体となって事業を展開することで進化してきました。「ガンプラリサイクルプロジェクト」をはじめバ
ンダイナムコグループが取り組むべき活動においても、IP を通じて企業とファンが一体となって推進するこ
とで、持続可能な社会が達成できると信じています。今後もファンとともに考え取り組んでいく、バンダイナ
ムコらしいサステナブル活動を推進していきます。




㈱バンダイナムコホールディングス
代表取締役社長 川口 勝




<報道機関からの本件にする問い合わせ先>
㈱バンダイナムコホールディグス 広報 IR 担当 田上・今福 TEL:03-6634-8787





※ご参考 IP軸戦略のもと推進している活動事例
「ガンプラリサイクルプロジェクト」について


バンダイナムコグループの㈱BANDAI SPIRITS、㈱バンダイナムコアミューズメント、㈱バンダイロジパル、㈱バ
ンダイナムコホールディングスの4社は、㈱BANDAI SPIRITS が生産販売するガンダムシリーズのプラモデル
「ガンプラ」のランナー(プラモデルの枠の部分)を回収し、ファンのお客さまとともに世界初のケミカルリサイク
ルによるプラモデルの製品化を目指す「ガンプラリサイクルプロジェクト」を 2021 年4月1日よりスタートしまし
た。
「ガンプラリサイクルプロジェクト」では、全国のファンが「ガンプラ」を組み立て終わったあとに残るランナーを
回収し、最先端技術であるケミカルリサイクルによって新たなプラモデル製品へと生まれ変わらせることを目指
します。ランナーは、全国の「namco」をはじめとする㈱バンダイナムコアミューズメントの直営アミューズメント
施設約 190 店舗に専用の回収ボックスを設置し、4月1日より順次ファンの皆さんからの回収を受け付けてい
ます。集まったランナーは、「ガンプラ」の生産工場「バンダイホビーセンター」(静岡県静岡市)から生産工程
で排出されるプラスチックと合わせて、一部をケミカルリサイクルの実現に向けた実証実験用の材料として、残
りをマテリアルリサイクルとサーマルリサイクルにより再活用します。なお、本プロジェクトの物流業務は、㈱バ
ンダイロジパルが担当します。
(詳細につきましては、3 月 31 日開示資料をご参照ください
https://www.bandainamco.co.jp/cgi-bin/releases/index.cgi/press/10249?entry_id=7130)




©創通・サンライズ

以上




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