認知症の人の生活不安・ストレスを軽減するコミュニケーションロボットの研究開発に関するお知らせ(開示事項の経過)

2019 年9月 11 日

各 位
会 社 名 株 式 会 社 幸 和 製 作 所
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 玉 田 秀 明

(コード番号:7807 東証 JASDAQ)

問合せ先 取締役管理本部長 大 井 実
(TEL.072-238-0605)

認知症の人の生活不安・ストレスを軽減するコミュニケーションロボット
の研究開発に関するお知らせ(開示事項の経過)


2019 年6月 14 日付にて開示しておりました「認知症の人の生活不安・ストレスを軽減
するコミュニケーションロボットの研究開発に関する事業への採択についてのお知らせ」
について、その後の経過につきまして下記のとおりお知らせいたします。





当社は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(略称:AMED)に対しまして補助金審査
に必要な開発実施計画書(全体計画)の提出を完了し、2019 年7月 24 日に交付決定の通知
をいただきました。今般、交付決定を受けまして、当該コミュニケーションロボットの研究
開発を推進するために、
「社会福祉法人浴風会 認知症介護研究・研修東京センター(※1)」
研究部長 永田久美子氏にアドバイザリーとしてご就任いただくとともに、
「一般社団法人
日本認知症本人ワーキンググループ(※2)
」と業務委託契約を締結いたしました。


当研究開発は、MCI(※3)や軽度認知症の人の日常生活における不安を様々なセンサー
を用いて推定し、声掛けによって不安を軽減するコミュニケーションロボットを認知症の
方ご本人の参画のもと開発し、その有効性を検証することを目的としており、一般社団法人
日本認知症本人ワーキンググループからは、認知症の方ご本人の立場から研究開発にご協
力をいただき、また、永田久美子氏には、様々な知見からの有効性検証へのアドバイスをい
ただくことにより、実効性の高いコミュニケーションロボットの開発を推進してまいりま
す。


当該コミュニケーションロボットの上市時期は、2022 年3月を予定しております。また、
補助金の支払い時期につきましても、2021 年2月期以降を予定しており、当期への業績の
影響はございません。
※1「社会福祉法人 浴風会 認知症介護研究・研修東京センター」は、認知症ケアの標準化および高度化、また、認

知症ケア手法の普及、高齢者虐待防止に係る研究・研修、認知症に係る医療と介護との効果的な連携方策に係る研究・

研修等に専門的に取り組む中核的機関として位置付けられています。

(引用元:厚生労働省発表 平成 20 年7月 10 日「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」報告書)

※2「一般財団法人 日本認知症本人ワーキンググループ」は、認知症の人本人をメンバーとして、認知症の人自身が

主体的に活動する日本初の組織であり、2018 年 9 月、一般社団法人化。本人自身が活動・活躍する社会を国内各地に

広げること、国内外の認知症関係団体と連携・協働、国や自治体等の施策への提案を行っています。

※3 MCI とは、軽度認知障害 (MCI: Mild Cognitive Impairment)のことであり、健常と認知症との中間の状態をいい

ます。



以上

4146