清掃用ロボットの機能拡張性強化に関するお知らせ

2020 年3月 31 日
各 位
会 社 名 CYBERDYNE株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 山海 嘉之
(コード番号 7779 東証マザーズ)
取締役コーポレート
問 合 せ 先 宇賀 伸二
部 門 責 任 者
(電話 029­869­9981)


清掃用ロボットの機能拡張性強化に関するお知らせ
∼ ターミナル内の消毒作業を目的とした羽田空港への導入が決定∼

CYBERDYNE 株式会社( 城県つくば市、代表取締役社長 : 山海 嘉之、以下「当社」
)は、次世代型清掃用ロ
ボット CL02(以下「CL02」 に対し、
) 機能拡張性を更に強化するための改良を行いました。この改良により、CL02
に対し目的に応じた付属装置を取り付けることで、清掃以外の様々な用途に応用しやすくなります。今回、機能拡
張の第一弾として、昨今の国内情勢やニーズの高まりを受け、付属装置として消毒液噴霧機を取り付けたロボット
を完成させました。当該付属装置を搭載した CL02 の羽田空港旅客ターミナルへの導入が決定したのでお知らせし
ます。


n 背景
当社は 2015 年 7 月に日本空港ビルデング株式会社 (東京都大田区、代表取締役社長: 横田 信秋、以下「日本空
港ビル社」) との間で、羽田空港旅客ターミナルビルへの次世代型ロボット導入等における業務提携を締結し、こ
れまで様々なロボットの共同開発及び導入を行ってまいりました。この業務提携は、日本の玄関口である羽田空港
から日本の技術を発信していくこと、また空港利用者に対する安全・安心・便利を前提とした良質なサービスを提
供すること、および、空港従業員がより健康的に働きやすい環境を創出することを目的として締結したものです。
当該提携に基づき、2016 年 11 月に空港リムジンバスの現場スタッフの作業負荷の低減を目的に HAL®腰タイプ
作業支援用を導入した他、2019 年 11 月には空港の清掃業務のため CL02 の本格導入を行ってまいりました。


n 消毒液噴霧機能の概要
消毒液噴霧機は、2019 年 11 月に羽田空港に導入した、CL02 の機能を拡張する付属装置として新たに開発された
ものです。従来搭載されていたカーペットなどの清掃機能に加え、新たにターミナル内の壁面及び床面への消毒液
の噴霧が可能となっております。CL02 の最先端の自律走行技術を活用し、事前に設定されたエリアを正確かつ自
律的に稼働させることが可能になっています。




次世代型清掃ロボット CL02 ターミナルでの消毒作業 消毒液噴霧機を搭載した CL02
n 今後の展望
国土交通省および経済産業省との連携のもとで運営されている、Haneda Robotics Lab により、性能および安全
性の検証を目的とする実証実験が実施され、
その両方の評価を満たしたことから消毒液噴霧機能を搭載した CL02
が正式採用されることになりました。当社は今後も羽田空港の各関係者と連携しながら「世界に先駆けた空港に
おけるロボット技術活用の未来像」を創出し、他の空港の安心・安全・清潔についても貢献できるよう展開を進め
てまいります。また、CL02 の自律走行技術と機能拡張性を活かし、様々な領域へのロボットの適用を提案してま
いります。


<CYBERDYNE 株式会社について>
当社グループでは、人とテクノロジーが共生し相互に支え合うテクノ・ピアサポートを軸とした未来社会
「Society5.0/5.1」の実現、社会変革・産業変革の実現を目指し、『人』+『サイバー・フィジカル空間』を
扱う「サイバニクス技術」(人・ロボット・情報系の融合複合技術)を駆使して、 「ロボット産業」「IT 産業」
に続く「サイバニクス産業」の創出を推進しています。
当社の先端技術の独自性と優位性は、医療、福祉、生活・職場、生産の分野において、IoH/IoT 化(ヒトとモ
ノのインターネット)、ロボット化、AI 化された HAL に代表されるサイバニックシステムをプラットフォー
ム化し、 脳神経系 生理系から行動 生活系に至る様々なビッグデータをクラウドやスパコンとつなぎ、
・ ・ 『人』
+『サイバー・フィジカル空間』を融合していく点にあります。当社のデバイスやインターフェースで得られ
た全ての IoH/IoT ビッグデータ (脳神経系、生理系、身体系、行動系、生活系、環境系)の集積・解析・AI 処
理等を実現してまいります。 また、『サイバニクス産業』 の創出を加速させるため、 様々な事業連携も同時並
行で進めています。 詳細は、https://www.cyberdyne.jp をご覧ください。

リンク
2019 年 11 月 14 日に配信:
清掃ロボット CL02: 日本の玄関口の羽田空港と成田国際空港に本格導入
https://www.cyberdyne.jp/wp_uploads/2019/11/20191114_PR_CLAirport.pdf


2016 年 11 月 18日に配信:
羽田空港リムジンバスが HAL®腰タイプ作業支援用を本格導入
https://www.cyberdyne.jp/company/PressReleases_detail.html?id=5095


2015 年 7 月2日に配信:
羽田空港への次世代型ロボット導入の基本合意書を締結
https://www.cyberdyne.jp/company/PressReleases_detail.html?id=3180


【本件に関するお問い合わせ先】
CYBERDYNE 株式会社 広報・IR 担当 TEL: 029-869-9981


以上

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