放射線防護システムの独占販売契約の締結に関するお知らせ

2022 年3月9日
各 位
会 社 名 日本ライフライン株式会社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 鈴木啓介
(コード番号 7575)
問合せ先 常務取締役管理本部長 山田健二
(TEL. 03-6711-5200)

放射線防護システムの独占販売契約の締結に関するお知らせ

当社は、Rampart IC, LLC(以下、Rampart IC という)
(米国アラバマ州)と、医療従事者の放射線被
ばくを低減する放射線防護システム「M1128」 に関して、日本国内における独占販売契約を締結いたしま
した。本商品は、薬事上の手続きを完了した後、2023 年3月期の第1四半期より販売を開始する予定で
す。

不整脈や虚血性心疾患等の検査や治療は、 線
X (放射線)透視診断装置を用いた透視下で行われます。
検査や治療が行われるカテーテル検査室等においては、医師・看護師・臨床工学技士・放射線技師等の
多くの医療従事者がチームとして医療を提供しており、これらの医療従事者の放射線被ばくをいかに低
減させるかという課題があります。

検査や治療時における一回あたりの放射線被ばく量は少なく、身体への影響はほぼありませんが、医
療従事者は繰り返し放射線に被ばくすることから、鉛の入った防護衣の着用や防護板の設置等の対策を
講じております。しかしながら、防護衣から露出する頭部や腕等は室内に拡散する放射線に曝されてお
り、さらに、防護衣は3~4㎏の重量があるため、身体的負担が重く腰痛等の原因となっております。
また、既存の防護板や防護システムにつきましても遮蔽効果を得られる範囲が限定的であることや、容
易に移動できない形状である等の課題があります。

Rampart IC が開発した放射線防護システム「M1128」は、厚さ 22mm のアクリルパネルの防護シールド
を備えており、既存の防護板等と比較してもトップクラスの放射線遮蔽性能を有しているうえ、遮蔽域
がより広いため、術者のみならず周囲の医療従事者の被ばく量を低減することができます。また、電動
可動式のスタンド型の形状により容易に移動することが可能であり、様々な手技に対応して自由に配置
方法を選択することができます。さらに、手元のコントローラ操作により、患者様や医師の体形に合わ
せて微妙な位置調整を行うことが可能です。これらの特長を有する「M1128」を用い、放射線技師が被ば
く面での安全性を確認することによって、医療従事者は、防護衣を着用することなく全身の防護効果を
得ることができ、安全かつ身体的制約の少ない環境で医療業務に専念することができるようになります。

当社は、心臓血管領域の医療現場に長年携わってきた経験から、医療従事者にとって放射線被ばくや
身体的負担の軽減に対するニーズは非常に高いものであると考えております。本商品の普及に努めるこ
とにより、医療従事者が安心して質の高い医療を患者様に提供できるよう、サポートに努めてまいりま
す。
以上





Rampart IC 社について
Rampart IC 社は、2014 年に米国アラバマ州のバーミングハムを拠点として、インターベンション・カ
ーディオロジストである Robert Foster 医師によって設立されました。同社が開発・販売しているポ
ータブルかつ柔軟な位置調整が可能な放射線防護システムは、全身が防護対象であり、術者及びその
周りの医療従事者を放射線の被ばくから守り、鉛製のプロテクターの着用から解放します。詳細につ
きましては、下記ホームページをご覧ください。https://www.rampartic.com/




<製品写真:放射線防護システム 「M1128」>




<製品写真:放射線防護システム 「M1128」検査台との併用イメージ>





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