閉塞性睡眠時無呼吸症の植込み型治療デバイスの国内初症例実施に関するお知らせ

2022 年2月9日
各 位
会 社 名 日本ライフライン株式会社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 鈴木啓介
(コード番号 7575)
問合せ先 常務取締役管理本部長 山田健二
(TEL. 03-6711-5200)

閉塞性睡眠時無呼吸症の植込み型治療デバイスの国内初症例実施に関するお知らせ

当社が日本国内における独占販売権を有している Inspire Medical Systems, Inc. (以下 Inspire Medical
Systems という) 製の閉塞性睡眠時無呼吸症 (以下 OSA*1 という) の植込み型治療デバイス「Inspire
Upper Airway Stimulation System(以下 Inspire UAS という)」を用いた国内初症例が、本年2月4日に実
施されましたのでお知らせいたします。

「Inspire UAS」は、電気刺激のためのジェネレータ本体と、呼吸の状態を感知するセンサリード及
び電気刺激を伝える刺激リードで構成され、体内に植込み使用する医療機器です。患者様の睡眠時に
呼吸(吸気)の動きに連動して、ジェネレータ本体から刺激リードを介して舌下神経に微弱な電気刺
激を与え、気道を確保することにより、OSA を治療いたします。

国内初症例は、獨協医科大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科 中島 逸男 准教授を執刀医として、獨協医科
大学病院にて実施されました。同病院の診療部長である獨協医科大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科 春名 眞
一 主任教授は、本症例について、「待望の「Inspire UAS」の国内初症例を無事に実施することができ
嬉しく思います。このデバイスは、CPAP*2 療法が不適または不忍容となった患者様に対して、新たな
治療の選択肢を提供するものです。既に欧米においては普及している治療法で、長年の臨床成績の蓄
積もあり、安全性と効果が確立されています。この最新の睡眠改善治療を国内においても普及させて
いきたいと思います。」とコメントされています。

「Inspire UAS」は 2010 年に CE マーク、2014 年に米国 FDA の承認をそれぞれ取得しており、欧州
及び米国では既に2万例以上の豊富な臨床実績があります。一方、国内においては、 「Inspire UAS」は
OSA 治療における初の植込み型デバイスであることから、医師へのトレーニング等が必要となりま
す。当社は、心臓ペースメーカ等の植込み型デバイスにおける豊富な取り扱い経験を生かし、睡眠呼
吸障害の治療に取り組む医療現場に十分なサポートを提供することで、 「Inspire UAS」の普及に努めて
まいります。



*1 睡眠時無呼吸症(Obstructive Sleep Apnea)
*2 経鼻的持続陽圧呼吸療法(Continuous Positive Airway Pressure)


以 上





Inspire Medical Systems 社について
Inspire Medical Systems 社は、米国ミネソタ州のミネアポリスを拠点として、2007 年にメドトロニック
社からスピンアウトして設立されました。同社は閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)のスタンダードな治療を
確立し、OSA に悩むすべての患者様の QOL 向上に寄与することを目指しています。同社の世界で唯一
の植込みデバイスである「Inspire UAS」は、2014 年に OSA 治療機器で初となる FDA 承認を取得し、
現在では累計 20,000 台以上の植込み実績があります。同社はニューヨーク証券取引所に上場していま
す。 (証券コード:INSP)詳細につきましては、下記ホームページをご覧ください。
https://www.inspiresleep.com/





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