マツダ株式会社との電動駆動ユニット開発・生産に向けた協業体制に関するお知らせ

NEWS RELEASE



2022 年 11 月 22 日
各 位
会 社名 株 式 会 社 今 仙 電 機 製 作 所
代 表 取 締 役
代 表 者 櫻井 孝充
社 長 執 行 役 員
(コード番号:7266 東証プライム・名証プレミア)
グローバル経営事業本部
問い合せ先 井上 達嗣
執 行 役 員
T E L 0568-67-1211


マツダ株式会社との電動駆動ユニット開発・生産に向けた協業体制に関するお知らせ

当社は、マツダ株式会社(以下、マツダ)の進める自動車の電動化への取り組みに関連し、同社との
協業体制により、電動駆動ユニットの開発・生産に関する取り組みを強化していくことといたしました
ので、下記のとおりお知らせいたします。


1.目的
当社は、拡大が進む自動車の電動化に向けて、独自の電動車向け電源システム、並びにインバータの
電力変換効率と発生する電磁ノイズに示される背反事象を解消する当社固有の新技術開発を進めており
ます。今回、独自の電動化戦略を推進するマツダとの協業体制をとることで、その製品化を確実にし、
マツダ車の商品力向上に貢献するとともに、電動化の進展に伴う地域の業態変更を支援し、同時に当社
の飛躍的な成長と、「中長期経営計画 2029」に定めた持続的な発展の実現を目指すものであります。

2.協業体制の概要
(1)合弁会社の設立
当社はマツダとの合弁会社を設立しました。この合弁会社の役割は、マツダの車両システム開発
力・多種変量生産技術力と、当社の電子技術開発力を結集して、今後マツダが市場投入を目指す電動
車への搭載を想定したインバータ等の電動駆動ユニットの関連製品開発と、生産技術開発、並びに地
域企業の業態変更の支援を行うものであります。

合弁会社の概要
名称 Mazda Imasen Electric Drive 株式会社
所在地 広島県東広島市八本松飯田 2-14-1 ※当社広島事業所内
代表者 玉井 悟
主な事業内容 車両搭載用インバータをはじめとする電動駆動ユニットに関する技術開発
および生産技術開発
資本金 5 百万円
設立年月日 2022 年 8 月 25 日
出資比率 株式会社今仙電機製作所 50%
マツダ株式会社 50%




株式会社今仙電機製作所 〒484-8507 愛知県犬山市字柿畑1
https://www.imasen.co.jp/
(2)電動車向けインバータの共同開発
当社は、マツダおよびローム株式会社(以下ローム)の三社間で、マツダの e-Axle 構想を支える
インバータに関する共同開発契約を締結しました。ロームは、インバータの小型化を含む、マツダの
性能要件を支えるための SiC パワー半導体モジュールの開発を担当します。当社はその SiC パワー
半導体を活用し、当社独自の高効率化技術を使ったインバータの開発を担当するものであり、 当社の
開発者を前述の合弁会社へ出向させることで、この開発を推進いたします。
インバータ基幹部品のパワーモジュールを含む共同開発を三社で行うことにより、 各社の知見を投
入し、小型・高性能・高効率の電動駆動ユニットの創出を目指します。

(3)ご参考
① 合弁相手先・共同開発相手先の概要
名称 マツダ株式会社
所在地 広島県安芸郡府中町新地 3 番 1 号
代表者 代表取締役社長兼 CEO 丸本 明
主な事業内容 乗用車・トラックの製造、販売
資本金 283,957 百万円

② 共同開発相手先の概要
名称 ローム株式会社
所在地 京都府京都市右京区西院溝崎町 21
代表者 代表取締役社長 松本 功
主な事業内容 電子部品の製造、販売
資本金 86,969 百万円



3.今後の取り組み
当社は、この協業体制をきっかけに、幅広く電動化に向けた製品の開発、生産に結び付けることで、
電子事業を現在の主力事業であるシート事業に比肩する事業規模への育成を目指してまいります。その
ために今後は、開発面、生産面の両面において、積極的な重点投資を行ってまいります。
これらの電動化技術を通じて、事業の成長だけでなく、カーボンニュートラルに向けた課題に取り組
み、持続可能な社会の実現への貢献を目指してまいります。



なお、本件による当期連結業績に与える影響は軽微であります。今後開示すべき事項が発生した場合
は、速やかにお知らせいたします。



以 上




株式会社今仙電機製作所 〒484-8507 愛知県犬山市字柿畑1
https://www.imasen.co.jp/

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