第3回LGBTQ当事者の意識調査

NEWS RELEASE

2023 年 11 月 21 日
各 位
会 社 名 ライフネット生 命 保 険 株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 森 亮 介
(証券コード:7157 東証グロース市場)


第 3 回 LGBTQ 当事者の意識調査
~いじめ被害やカミングアウト、同性婚等に関する声~
宝塚大学看護学部日高教授への委託調査

ライフネット生命保険株式会社 (URL:https://www.lifenet-seimei.co.jp/ 本社:東京都千代田区、
代表取締役社長:森亮介)は、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー等のセクシュア
ルマイノリティ(以下、LGBTQ)に関する調査を宝塚大学看護学部の日高庸晴教授に委託し、2022 年
12 月 1 日~2023 年 4 月 21 日の期間、LGBTQ 当事者 10,449 名を対象に実施した「第 3 回 LGBTQ
当事者の意識調査」の結果について、その概要をお知らせします。

当社は 2015 年 11 月 4 日に、同性のパートナーを死亡保険金の受取人に指定可能とする取扱いを
開始して以来、LGBTQ 当事者の意識や日常生活における困りごと等に関しての理解に努めるととも
に、社内外におけるダイバーシティ推進や啓発活動を行ってまいりました。

当調査は、当事者に寄り添ったサービス提供および世の中の LGBTQ への理解促進を目的に、宝
塚大学看護学部日高教授に委託し実施したもので、2019 年に実施した第 2 回 LGBT 当事者の意識
調査の後続調査となります。今回は、世の中の変化や学校・職場環境といった、これまで継続的に調
査してきている内容だけではなく、全国で広がりつつある同性パートナーシップ宣誓制度や同性婚につ
いて当事者が抱く意識についても調査しました。なお、当社は調査結果の集計にあたって、個人情報
保護の観点から、調査結果解析後のデータの一部を使用しています。


■調査結果概要■

LGBTQ 当事者の意識調査~いじめ被害やカミングアウト、同性婚等に関する声~



【同性パートナーシップ宣誓制度・同性婚】

◆ 当事者の 68.6%が、「同性婚を法律で認めてほしい」と回答。10 代では 85.1%、20 代では 77.8%
が同性婚の法制化を望んでいる

◆ 同性パートナーシップ宣誓制度をすでに利用している人の 91.5%が、「同性婚を法律で認めてほ
しい」と回答

◆ 当事者の中での同性婚訴訟の認知度は、66.5%(初調査)

◆ 同性婚を認めてほしい理由で多いのは「社会保障や税制上の不利益の解消のため」「平等な社
会の実現のため」「診療場面で家族と認めてもらうため」(初調査)




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【学校生活】

◆ 10 代当事者の 38.8%が、「いじめ被害の経験あり」と回答(2016 年調査 49.4%、2019 年調査
47.4%)

◆ いじめ被害経験者およびネガティヴライフイベント経験者*3 のうち、68.6%は「自身のいじめ被害を
知っている人・目撃している人がいた」と答える一方(2019 年調査*4 76.9%)、「助けてくれる人・か
ばってくれる人がいた」と答える割合は 26.6%に留まる(2019 年調査 36.7%)

◆ 当事者の 24.2%が「特に用事がないのに保健室へ行ったこと」があると回答。10 代当事者では
32.9%と若年層であるほど割合が高くなる



【職場環境】

◆ 当事者の 69.9%が、「職場や学校で差別的な発言を見聞きした経験がある」と回答(2016 年調査
71.7%、2019 年調査 79.6%)

◆ 職場や学校で友人や同僚にカミングアウトしている人の割合は 28.1%(2016 年調査 27.7%、
2019 年調査 31.9%)。10 代は 40.1%がカミングアウトしているが、50 代以上では 16.0%の割
合となった

◆ 職場や学校で一番初めにカミングアウトした年齢の平均は 24.3 歳

◆ カミングアウト率が高いのは、トランスジェンダーやレズビアン
カミングアウト率が低いのは、ゲイやバイセクシュアル男性



【その他】

◆ 当事者のうち 71.5%が SNS 等で「1 年以内に LGBTQ に関して差別的な発言を見聞きしたこと
がある」と回答し、10 代の当事者では 85.5%にのぼった(初調査)

◆ 当事者の 27.9%が親へのカミングアウトをしている(2016 年調査 22.0%、2019 年調査 26.9%)

◆ 当事者の 21.7%が、「アウティングされた経験がある」と回答(2019 年調査 25.1%)
いずれのセクシュアリティにおいてもアウティングされた経験があることがみられたが、
トランスジェンダーにおいてはより顕著な結果になった

◆ MTF*1 の 33.8%、FTM*2 の 43.7%が、「体調不良でも医療機関に行くことを我慢した経験がある」
と回答

◆ 当事者の 20.4%がひきこもりの経験があると回答(初調査)
*1 Male to Female の略。男性として出生し、性自認が女性
*2 Female to Male の略。女性として出生し、性自認が男性
*3 ネガティヴライフイベント経験者は、学校生活(小・中・高)で「持ち物を隠されたり、壊されたりしたこと」、「『女(男)らしくない』
『おかま』『ホモ』『レズ』などといわれたこと」、「無視や仲間はずしにされたこと」、「なぐる、蹴る、大声でどなる、おどすなど
の行為をされたこと」、「無理やり服を脱がされたこと」、「インターネットや SNS でいやがらせをされたこと」を経験したと回答
した人
*4 2019 年調査では「いじめ被害経験者」のみを対象




本リリース内容の転載に際しては、「宝塚大学看護学部日高教授 第3回LGBTQ当事者の意識調
査(ライフネット生命委託調査)」とご記載ください。その他調査結果や詳細・取材申し込みは、宝塚大
学看護学部日高教授(hidaka-office@takara-univ.ac.jp)までお問い合わせください。



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