Qualiagram、表情解析によって対人能力を測る実証実験を開始

2021 年 6 月 15 日


株式会社ピアズ
(東証マザーズ 証券コード 7066)



Qualiagram、表情解析によって対人能力を測る実証実験を開始


当社の子会社である株式会社 Qualiagram(本社:東京都港区、代表取締役:吉井 雅己、以下
「Qualiagram」は、人的資本を研究する研究者・大塚 美幸氏(九州大学大学院 馬奈木研究室所属)およ
び株式会社エモスタ(本社:東京都中央区、代表取締役:小川 修平、以下「エモスタ」)と、表情解析によっ
て対人コミュニケーション能力を測る実証実験を開始いたしました。本実証実験では、学生が企業面接を受ける際
の表情がもたらす対人コミュニケーション能力の評価への影響と、対人コミュニケーション能力が高い表情のパターンを
検証いたします。


1.本取り組みの背景
企業が選考時に重視する要素として、「コミュニケーション能力」が 16 年連続で 1 位※となっています。同調査で
は、82.4%の企業がコミュニケーション能力を重視していると回答しており、社会において必要不可欠な能力だとい
うことがうかがえます。一方では、IT の発達による社会の急速な変化によって、若年層のコミュニケーション能力の低
下が指摘されております。表情がもたらす対人コミュニケーション能力の評価への影響と、対人コミュニケーション能力
が高い表情パターンを検証することによって対人能力開発の一助となることを目指し、本実証実験を開始することと
なりました。
※出典元 日本経済団体連合会 「2018 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」



2.本実証実験の内容
大学生数十名を対象に模擬面接、事後サーベイを実施し、面接官に与えた印象、集中力、アイコンタクトやラ
ポール形成度合いなどの対人コミュニケーション能力と面接結果及び、表情のパターンとの関係の評価を行います。
具体的には、zoom 等を使用した 1 対 1 の WEB 面接を実施。通常の面接時に行う既定の質問 5 問を面
接官が投げかけ、学生が回答する様子を録画します。模擬面接後には、面接官、学生双方にサーベイを実施し、
面接官は全学生の評価・ランク付けを行い、サーベイ・評価結果のデータベースを作成、一方では、エモスタの感情
認識 AI システムを使って録画した模擬面接動画の感情解析を行います。面接官による評価と、感情解析の結果
を比較することによって、対人コニュニケーション能力と表情パターンの関係についての検証を行います。


両社は、本実証実験によって得られる人間のコミュニケーションスキルを構成する表情、音声、スクリプトなどのデー
タベースを活用し、対人能力開発のためのサービスへと昇華していくことを目指します。


■本件に関するお問い合わせ
株式会社ピアズ 経営企画部 IR 担当 03-6811-2211 / https://peers.jp/ir/contact


以 上

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