当社連結子会社における「事業説明資料」作成に関するお知らせ

令和 5 年 8 月 4 日


各 位


会 社 名 大黒屋ホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 小川 浩平
(コード番号 6993 東証スタンダード市場)
問合せ先 財務経理部長 堀内 治芳
(TEL.03-6451-4300)


当社連結子会社における「事業説明資料」作成に関するお知らせ


当社では、本年 9 月上旬に開催されます「日経 IR フェア 2023」おきまして社長の小川
浩平が当社連結子会社である株式会社大黒屋(以下「大黒屋」といいます。
)を中心に当該
会場にてストックホルダー及びステイクホルダーの皆様向けて事業説明を予定しておりま
す。
つきましては、当日説明予定の「事業説明資料」を作成いたしましたので、お知らせしま
す。
詳細につきましては、別添添付資料をご参照下さい。
なお、当該資料につきましては、当社ウェブサイト(http://www.daikokuyajp.com/)に
も掲載しておりますので、併せてご覧ください。
また、当社では、当日説明会参加の皆様には記念品を配らせて頂きますと共に、1 日及び
2 日の両日ブース 63 にスペースを設けて皆様の来訪をお待ちしております。


*「日経 IR フェア 2023」
〇場所:東京ビッグサイト 西 2 ホール
〇開催日:令和 5 年 9 月 1 日(金)~2 日(土)
〇当社会社説明会:B 会場 9 月 1 日(金)12:30~12:55


以 上
大黒屋ホールディングス株式会社
データ・アルゴリズムを中心とした
ブランドリユースグローバルNo.1へ

2023年8月
代表取締役社長 小川浩平
東証スタンダード 証券コード 6993
目次


1. エグゼクティブサマリ
2. 事業環境
1. 中古ブランド品市場のポテンシャル
2. 中古ブランド品市場の課題
3. 大黒屋の強み
1. 大黒屋のDX
2. 競争力
3. ポジショニング
4. 今後の成長戦略
1. サマリ
2. Reseller as a Service
1. CtoCプラットフォーマー鑑定サービス
2. 高級ブランド品メーカー二次流通サービス
3. 相互送客アライアンスコンシェルジュサービス
4. メーカー・小売店モノ払いソリューション
5. 免責事項





1. エグゼクティブサマリ
1. エグゼクティブサマリ(1/3)
市場環境と大黒屋の強み

大黒屋は、1947年創業の、高価格帯中古ブランド品(バッグ、時計、宝石・貴金属など)の買取・販売、
および質屋営業を行っている企業(チケット大黒屋とは異なる)。全国に24店舗をもち、売り上げは年間
150億円規模。


大黒屋ホールディングス株式会社
創 業: 1915年10月
売上高: 12,452万円(2023年3月期、連結ベース)
資本金: 2,955百万円(2023年3月末現在)
従業員: 162名(2023年3月度、連結ベース)


株式会社 大黒屋
創 業: 1947年4月
売上高: 12,167万円(2023年3月期)
資本金: 318百万円(2023年3月末現在)
店舗数: 全国24店舗
主たる事業: ブランド品の中古流通・質屋業


1. エグゼクティブサマリ(2/3)
市場環境と大黒屋の強み

○事業環境
SDGs志向の高まりの影響で、中古ブランド品市場のポテンシャルは非常に高くなっている。
一方、高価格帯商品のEC化、ブランド品メーカーの在庫処分などが主な課題として存在。

○大黒屋の強み
少量多品種の商品属性を中心にデータベースを整備し、機械学習を通じて正規化。これを基に、生きた
値付けや顧客へのキュレーションを効率的に行い、在庫回転率及び粗利益の最大化を実現。

ラベリング・システム アトリビューション・データベース AIクラスタリング・システム


ダイナミック・プライシング・システム クレジット・スコアリング・システム オンオフ統合CRM



在庫回転期間30日 グローバルでAPI連動 インバウンド・富裕層 協業社とのデータマッピング
• データに基づく値付けや、 • 店舗から最低限の補正 • 国内顧客のインバウンド • 正規化が難しい、少量
売れ筋の判断により、競 のみで、グローバルなデ 比率が高い。 多品種の商品データ連
合他社よりも高価買取・ ータベースと在庫連動が • 特に、ライブショッピングに 携、マッピング支援、
低価販売が可能。 可能。 よる認知獲得に成功し、 SaaSを、APIを通じてブ
• 在庫回転期間30日で • 日本/中国/欧米での展 ブランド品の購買が伸び ランド品メーカーやC2C
買取・販売を実現し、粗 開時に、システムを全てク てきている中国でのブラ プラットフォーマー、小売
利益・交差比率を最大 ラウド化・共有し、運用実 ンド認知度が高い。 店等に提供することが可
化。 績がある。 能。

1. エグゼクティブサマリ(3/3)
成長ドライバー
大黒屋のコア・コンピタンスに、DXを通じて新たに生み出したデータ整備技術・アルゴリズムのAPIプラットフ
ォームを掛け合わせ、Reseller as a Serviceの提供実現。これを軸に、様々な企業とアライアンスを組ん
でいくことで、価値を循環させ、各個人に最適なサービスを提供していく。


データラベリング技術 APIプラットフォーム
真贋鑑定力
・査定力
アトリビューション・データベース
brands color 機械学習

コア・コンピタンス lines size ダイナミック・プライシング・システム


買取・販売の 本人確認(KYC) models condition AIクラスタリング・システム
優位性 ノウハウ
クレジット・スコアリング・システム




成長ドライバー「Reseller as a Service」

CtoC/プラットフォーマー 高級ブランド品メーカー 相互送客アライアンス メーカー・小売店
鑑定・データ連携サービス 二次流通サービス コンシェルジュサービス モノ払いソリューション

富裕層顧客を相互送客す
CtoCプラットフォーマー・ 高級ブランド品メーカーの 買取を活用した
るアライアンスを構築し、
他小売り業への、中古品 二次流通市場参入を 商品/サービスの販売促進
ワンストップのコンシェルジュ
鑑定・売買サービスの提供 サポート 経済圏の拡大
サービスを提供



2. 事業環境
2.事業環境
1.中古ブランド品市場のポテンシャル

ブランド品市場規模は新品/中古ともに上昇を継続。特に、中古ブランド品は新品の販売を上回ると予
想されている。その背景には、SDGs志向の高まりによる、ブランド品メーカーの適切な在庫処分の必要
性が高まったことや、価格を理由としてZ世代を中心に新品ブランド品需要が低いことなどが挙げられる。




USD61B




USD38B





中古ブランド品市場 中古ブランド品市場


出展:Bain & Company



出展:BLOGOS,西川彩奈( https://blogos.com/article/446013/ )



2.事業環境
2.中古ブランド品市場の課題

中古ブランド品市場全体のEC化は進んでいるものの、高価格帯のブランド品のEC化は伸び悩んでい
る。大きな潜在的成長可能性を持つ中古ブランド品市場の成長の鍵は、高価格帯ブランド品のECで
の販路拡大にある。


7割の消費者は10万円以上の どこで購入する中古品が一番信用できますか?
商品をネットで購入した経験がない (n=100,2021)
フリマアプリ
フリマ
オークションサイト
店舗
EC (リサイクルショップなど)




質屋


出展:株式会社クロスワン(https://www.fnn.jp/articles/-/270183,
https://brand-hands.co.jp/ )

注:大黒屋はリサイクルショップと質屋を併営する最大手です。




3. 大黒屋の強み
3. 大黒屋の強み
1. 大黒屋のDX(1/3)
その中でも、特に商品データのラベリング(データ分析を可能にするために一意の商品属性データをマッ
ピングする作業)は、多くの時間・人手・商品知識を要する作業であり、競合他社が容易に参入しにくい。
大黒屋は、店舗で買取時に補正を行えるなどの強みもあり、中古ブランド品のラベリングシステムをいち
早く開発。この基盤を元に、ダイナミックプライシング・キュレーションなどの機械学習を行うことができる。


少量多品種である
大黒屋のラベリングシステム
ブランド品商品データ整備の難しさ

店舗での入力データ、市場データ、
Webスクレイピング 顧客入力の商品情報 e-commerceデータを集積し
を通じた価格情報の集積 がフリーテキスト
クラウドで一元管理。



データの正規化を行い、
商品別区分、状態、ブランド名、モデル、
ライン、色等のラベルをクレンジング。


brands color

lines size
それぞれのサイト毎、
及び検索されるキーワード毎に、
表現が違う。 models condition



3. 大黒屋の強み
1. 大黒屋のDX(2/3)
少量多品種の商品データ・顧客データを整備し、アルゴリズム分析により、高い次元で商品管理・鑑定・
値付け・リコメンド等を実現し、国際的な競争力を強化。さらに、これらのアルゴリズムを、DK APIとして
大黒屋と連携するパートナー企業が利用できるよう、システムを構築。

ラベリング・システム
中古ブランド品に対して価格・サイズ・ブランドなどの特徴や、顧客に対して購入履歴・年齢・推定資産などの特徴
を高効率でラベリングし、様々なCRMシステムを実現するためのベースを構築。


<商品管理> <ユーザー管理>

アトリビューション・データベース AIクラスタリング・システム
顧客ニーズ視点で日々増加する商品情報を整理し、管 顧客データを教師データとしてAIを活用し、顧客のクラス
理・運用。真贋鑑定はもちろん、顧客ニーズに合った商 タリング分析を進めている。これにより、顧客ニーズに合っ
品を提案するキュレーションマーケティングなどに活用。 た商品を提案するキュレーションマーケティングを推進。


ダイナミック・プライシング・システム クレジット・スコアリング・システム
中古品の買取と販売を自社でシームレスに行うことで、 過去の購入履歴などのデータ化によって、顧客の信用度
中古品の需要と供給の情報をリアルタイムで把握し、 を数値化。査定の効率化や、マイクロファイナンシング
中古商品の値付けを迅速・適確に算出。 等に活用。


上記システムをAPIとして他社に提供(データベース連携・マッピング支援・SaaS提供)

3. 大黒屋の強み
1. 大黒屋のDX(3/3)
英国、中国での展開の際には、既存のアナログシステムを一気にクラウド化し、データベースを構築。セ
キュリティ、メンテナンスも含め、運用実績を積み重ねている。各拠点ちグローバル在庫プラットフォームと
の連動を実現しており、中古ブランド品に関しては、グローバルなDX化、ラベリング、機械学習・AI、の
分野では競合他社に大きく先行。




グローバルで一元管理する在庫データベース




店頭での最低限の補正のみで、在庫連動が可能




国内 中国 欧州 米国



3. 大黒屋の強み
2. 競争力

少量多品種の商品属性を中心にデータベースを整備し、機械学習を通じて正規化。
これを基に、生きた値付けや顧客へのキュレーションを効率的に行うシステムを構築。

ラベリング・システム(過去の蓄積、及び、日々のデータのトレーニングを通して前処理)



アトリビューション・データベース 機械学習 AIクラスタリング・システム


ダイナミック・プライシング・システム クレジット・スコアリング・システム



在庫回転期間30日 グローバルでAPI連動 インバウンド・富裕層 協業社とのデータマッピング
• データに基づく値付けや、 • 店舗から最低限の補正 • 国内顧客のインバウンド • 正規化が難しい、少量
売れ筋の判断により、競 のみで、グローバルなデ 比率が高い。 多品種の商品データ連
合他社よりも高価買取・ ータベースと在庫連動が • 特に、ライブショッピングに 携、マッピング支援、
低価販売が可能。 可能。 よる認知獲得に成功し、 SaaSを、APIを通じてブ
• 在庫回転期間30日で • 日本/中国/欧米での展 ブランド品の購買が伸び ランド品メーカーやC2C
買取・販売を実現し、粗 開時に、システムを全てク てきている中国でのブラ プラットフォーマー、小売
利益・交差比率を最大 ラウド化・共有し、運用実 ンド認知度が高い。 店等に提供することが可
化。 績がある。 能。




3. 大黒屋の強み
3. ポジショニング

中古ブランド品市場において、プレイヤーは4つのビジネススタイルに分けられる。当社は在庫リスクを取っ
て販売を継続しているため、販売速度に応じた値付けが可能。また、少量多品種のデータの整備・運用を
実現しているため、専門性が低いプレイヤーとの協業機会が存在。



ブランド品専門の ブランド品専門の
委託販売業者 自社買取販売業者
真の競合他社にあたる。
在庫リスクを取っていないため、
ただし、グローバル展開の観点で
販売速度に応じた値付けが不可能。
当社が優位性を有する。





幅広い中古商品を扱う 幅広い中古商品を扱う
CtoCプラットフォーマー 委託販売業者
在庫リスクを取っていないため、
高価格帯商品の流通、 販売速度に応じた値付けが不可能。
低 商品の的確な値付けに課題。 高価格帯商品の流通、
商品の的確な値付けに課題。


低 リスク・販売力 高



4. 今後の成長戦略
4. 今後の成長戦略
1. サマリ
DXを通じて新たに生み出したデータ整備技術・アルゴリズムのAPIプラットフォームを掛け合わせ、
Reseller as a Serviceの提供実現。これを軸に、様々な企業とアライアンスを組んでいくことで、価値を
循環させ、各個人に最適なサービスを提供していく。


データラベリング技術 APIプラットフォーム
brands color
size アトリビューション・データベース AIクラスタリング・システム
lines

models condition ダイナミック・プライシング・システム クレジット・スコアリング・システム




成長ドライバー「Reseller as a Service」

CtoCプラットフォーマー 高級ブランド品メーカー 相互送客アライアンス メーカー・小売店
鑑定・データ連携サービス 二次流通サービス コンシェルジュサービス モノ払いソリューション


富裕層顧客を相互送客す
CtoCプラットフォーマー・ 高級ブランド品メーカーの 買取を活用した
るアライアンスを構築し、
他小売り業への、中古品 二次流通市場参入を 商品/サービスの販売促進
ワンストップのコンシェルジュ
鑑定・売買サービスの提供 サポート 経済圏の拡大
サービスを提供




4. 今後の成長戦略
2. Reseller as a Service_CtoCプラットフォーマー(1/3)

ネット上での高額なブランド品売買においては、いまだ、購入者と出品者、双方に障壁が存在し、
CtoCフリマアプリでのブランド品売買は生活に浸透しきれていない。また、プラットフォームが適切な流
通価格を提示することができていない。そこで、CtoCプラットフォーマーや小売店、消費者販売企業に対
して、大黒屋が真贋鑑定・査定サービスの提供と、買取サービスの業務提携を結ぶことで、既存事業の
強化を図る。



・真贋鑑定/査定サービスの提供
・買取サービスの提供
・データマッピング等API連携

ブランド品の買取が進んでいない
国内外のCtoCプラットフォーマー
消費者販売企業
・真贋鑑定・査定対価の提供
・買取スペース(オン/オフ)の提供





4. 今後の成長戦略
2. Reseller as a Service_CtoCプラットフォーマー(2/3)
CtoCプラットフォーマーのバックエンドに大黒屋が入り込むことで、出品・交換詐欺のリスクを排除し、
高価格帯の中古ブランド品の売買取引を促進。さらに、プラットフォーマーが持つ顧客データと、大黒屋
が持つ商品アトリビューションデータを統合することで、中古品を売買する可能性が高い潜在顧客を把
握し、顧客ニーズを捉えたサービスを展開することができる。



フリマアプリでの 小売店舗における
売れなかった商品の買取保証
鑑定保証サービスを展開 鑑定士による出品サポート

ユーザーが商品購入時に真贋鑑定オプショ 商品を出品する際に、大黒屋の真贋鑑 小売り店に常駐する鑑定⼠が、持ち込まれ
ンを選択すると、発送時に大黒屋の真贋 定・査定を受けることができる。もし、出品 た出品物を鑑定・査定し出品支援。ブラン
鑑定を経由する仕組みに。購入者・出品 物が一定期間後にに売れ残った場合、 ド品を出品する際の不安を軽減、偽物販
者ともに、リスクを回避することができる。 当時の査定額で大黒屋が買い取る。 売リスクの排除、適切な値段設定など実現。




中古ブランド品キュレーション 下取りサービス 即金払いオプション

購入履歴や商品の特徴に関する情報を基 ユーザーが所持する中古ブランド品を担 出品時に商品を鑑定・査定し、即時に査
に、ユーザーが嗜好する商品をキュレーショ 保に、プラットフォーム内で使える資金を即 定額を支払う即金オプションを提示。即金
ンし、リコメンドしていくことで、買取・販売両 時に貸し出し、下取ることで、ユーザーは、 受領後も、引き続きプラットフォーム上では
方の取引量を増加させていく。 自分の持っているブランド品との差額で、 出品登録され、一定期間内により高値で
高価なブランド品を購入することができる。 売れた場合は、差額をユーザーに支払う。




4. 今後の成長戦略
2. Reseller as a Service_CtoCプラットフォーマー(3/3)

実績:


「鑑定済」バッチの導入(ラクマ・メルカリ) コラボレーション特集施策(メルカリ)

商品画像に「鑑定済」バッチの導入で、 ハイブランド特集やクーポン還元施策を展開し
いままで難しかった高価格帯商品の流通量を、 購買単価の向上に寄与。
大幅に増加させることに成功。 好評につき第二弾キャンペーンも実施中。

RAKUMA
SHOP
of the YEAR




売上大幅UP 売上大幅UP
※他プラットフォームと連携した買取サービスの提供も準備中。

4. 今後の成長戦略
2. Reseller as a Service_高級ブランド品メーカー二次流通サービス(1/3)

SDGs志向の高まりによって、中古品市場に参入する高級ブランド品メーカーが増えている。
彼らは「自社製品の価格しか把握・制御することができない」「中古品の値付けノウハウが不足している」
などの課題を持っており、大黒屋のブランド横断的な顧客データ・値付けノウハウの需要は高い。




・ブランド横断的な顧客データ
・中古品値付けノウハウ
・買取/KYCノウハウ
中古品市場に参入する
高級ブランド品メーカー


・認定中古品の卸





4. 今後の成長戦略
2. Reseller as a Service_高級ブランド品メーカー二次流通サービス(2/3)

高級ブランド品メーカーやECプラットフォーマーは、大黒屋との協業を通じて、中古品をコントロールし、
新品・中古品を包含した最適なマーケティング戦略をとることが可能となる。




中古品を含めたブランド管理を最適化
(参考:メルセデス・ベンツ認定中古車)
在庫回転期間30日というパフォーマンスを発揮する、大黒屋の中
古品在庫管理ノウハウを用いて、市場に出す中古ブランド品の量 メルセデス・ベンツは中古車を公式に認定し、販売量をコントローす
をコントロールし、商品の価値を最適化する。 ることで、ブランドイメージや販売価格を最適にコントロールしている。


キュレーション・マーケティング
メーカーから卸された認定中古品を確保し、アトリビューション・デー
タベースやAIクラスタリングシステムを活用することで、潜在的な購
買顧客に対してキュレーションマーケティングを展開することができる。


サブスクリプション事業
いままで培ってきたKYCノウハウを、クレジットスコアリングシステムで
強化し、高効率、かつ、ユーザーストレスを少なくすることで、新品/
認定中古品のシェアリングサブスクリプションサービスを展開できる。




4. 今後の成長戦略
2. Reseller as a Service_高級ブランド品メーカー二次流通サービス(3/3)

大黒屋は、「ブランド品メーカーからのフィー」、「GMVにかけられるマージン」、「プロフィットシェア」、「ファ
イナンシングのマッチング」などの方法で収益化する。



ブランド品メーカー


ブランド品メーカーのサイトのバックエンドに、
大黒屋のエンジンが入る。
売り手 買い手


・中古ブランド品を
市場最高値で売り 専門的保管施設 ・中古ブランド品を、
たい。 良い状態で、信頼
する売り手から、安
・売値に透明性を 高効率在庫管理 い値段で買いたい。
求めている。
即金サービス
アトリビューション・データベース ・ファイナンシングが
・売却代金をできる
利用可能の場合、
だけすぐに欲しいと ダイナミック・プライシング 商品を購入する意
考えている可能性
クレジット・スコアリング 欲は劇的に高まる。
がある。
ファイナンシング



4. 今後の成長戦略
2. Reseller as a Service_相互送客アライアンスコンシェルジュサービス(1/3)

当社は中古ブランド品に関するマーケットメーカーとして、当社と近い顧客層を持つ企業と連携し、クロ
スマーケティングを行う。各社が持つ顧客情報(大黒屋の場合、どのような商品/モデル/ライン/色/状
態/価格帯のものを好むかなど)を整理し、それを元に協業各社のサービス・商品を自社顧客に紹介し
合うことで、相乗的利益を生み出す。



・データに基づく、自社顧客への
協業社商品/サービスの紹介 富裕層顧客のための
商品/サービスを展開する事業者


・データに基づく、自社顧客への ( 旅行、自動車、レストラン、
小売店、百貨店、ゴルフ場など
)
協業社商品/サービスの紹介




自社顧客へのクロスマーケティング
イベントや店舗連携による接点づくり


4. 今後の成長戦略
2. Reseller as a Service_相互送客アライアンスコンシェルジュサービス(2/3)

あらゆる商品販売/サービス提供事業者が、同一の顧客に対してバラバラにマーケティングする現状では、
顧客の可処分時間を奪い合うため、CVRの低下を招いてしまう。各事業者がアライアンスを組み、コンシ
ェルジュや相互送客を行うことで、富裕層個々人のニーズを捉えたサービスを提供することができる。


富裕層は、買い物やサービスなど、様々な依頼 各アライアンス企業が、自社の顧客に他企業
を一つにまとめて任せたいニーズがある。 の商品・サービスを相互に訴求し合うことで、各
各サービスを、コンシェルジュが一括で案内する 企業の保有するデータを有効活用することがで
ことでこのニーズを満たす。 きる。

クルマ 旅行
ファッション
販売会社 販売会社



旅行 クルマ 旅行の紹介 クルマの紹介


ライフ 顧客 顧客
コンシェルジュ

美容 レストラン





4. 今後の成長戦略
2. Reseller as a Service_相互送客アライアンスコンシェルジュサービス(3/3)

各事業者が、自社の顧客にアライアンス企業の商品・サービスを紹介し合う際には、
各事業者が顧客データや、マーケティングアルゴリズムを整理することが重要。
例えば、大黒屋では大型バッグを買う人に旅行を紹介、腕時計を買う人に自動車を紹介するなど、
商品の購買データなどをもとに顧客をカテゴライズすることで効果的なターゲティングを行う。

アライアンス参画事業者(例:大黒屋)

自社顧客のデータ・マーケティングアルゴリズムを整理し、
アライアンス企業の商品・サービスを送客する。
顧客グループ 顧客グループ 顧客グループ

・男性/女性 ・男性 ・女性
・40~70代 ・25~50代 ・25~50代
・大型バッグ ・腕時計の購 ・女性用小型バ
の購入歴 入歴 ッグの購入歴




旅行 自動車 美容品





4. 今後の成長戦略
2. Reseller as a Service_メーカー・小売店モノ払いソリューション(1/3)

ポイント制度など、独自の経済圏を持つ小売企業やtoCメーカーと共に、大黒屋が買取をし、パート
ナー企業のポイント等を付与することで、パートナーの経済圏・GMVの拡大を狙うサービスを展開。
パートナー企業が持つ顧客データを有効活用し、大黒屋が買取によってファイナンスを行う役割を担う。




・査定額分の現金 経済圏を持つ
小売企業/toCメーカー


( 百貨店、ショッピングセンター、
家電量販店、エキナカモールなど )

・商品の購入/
・中古ブランド品の仕入れ
サービスの利用
・買取
・査定額分のポイント
/現金





4. 今後の成長戦略
2. Reseller as a Service_メーカー・小売店モノ払いソリューション(2/3)

実績:

JTB×大黒屋「たんす資産かたづけ旅」 PARCO吉祥寺店新規オープン


査定額をJTBトラベルポイントでお客様に付与 大黒屋PARCO吉祥寺店をローンチ時には、
し、眠っている資産価値をJTB様のサービスに デジタルや近隣へのターゲティング広告等を実
循環。 施し、オンライン/オフラインで効果的にモール
送客を実現。




約1,500万人にリーチ 買取額大幅UP
(内シルバー以上の会員:4.5万人)
※その他、あらゆる顧客接点での買取カウンターの設置などを準備中。

4. 今後の成長戦略
2. Reseller as a Service_メーカー・小売店モノ払いソリューション(3/3)

パートナー企業は、新しい購買の誘引、経済圏の拡大、商品の販売時に値引き営業をかけられる他、
両社にとって相互送客のメリットを作り出す。




店員の下取り提案による販売促進
(参考:Neiman Marcus買取店舗)
金額を理由に商品の購入を躊躇っている顧客に対し、不用品の
下取りによって、支出を軽減する販促の提案が可能になる。これに Neiman Marcusは、15か所のショッピングモール内に買取店舗
より、高価な商品の購買や買上点数(客単価)が増える。 を設置。買取時にモール内で使えるギフト券を提供している。
CHANELは店員がセールストーク時に下取りを案内し、自社商品
新たな購買の誘発 の販売を促進することに成功。

買取ステーションなどを通して、顧客の所有する中古ブランド品を買
い取り、現金の他、商品券やポイントで還元する。それらの利用時
に新たな購買を誘発する。


経済圏の拡大
買取交換が行われれば、購買までの期間は買取金額分がそのま
ま預り金となる。家庭に眠る顧客資産を本サービスによってパート
ナー企業の経済圏に組み込んでいくことで、GMVが拡大する。




5. 免責事項
5.免責事項および将来の見通しに関する注意事項




◼ 本資料は、将来の見通しなどに関する記述を含んでおり、これら将来の見通しに関する記述
は、現時点で入手可能な情報に基づいた当社の判断により作成されております。
◼ 本資料は、当社子会社である大黒屋の事業計画等をご理解いただくための情報提供のみ
を目的としており、株式の購入や売却等の投資勧誘を目的とするためのものではありません。
投資に関するご判断は、利用者ご自身の責任において行われますようお願い致します。
◼ また、これらの記述は、将来の大黒屋を始めとする当社グループの業績を保証するものではな
く、予測困難なリスクや不確実性が含まれています。従いまして、実際の業績等は、これらの
要因によって見通しと異なる結果になることがあります。
◼ 当社は、将来の経営環境や前提要因の変更もしくは新たな情報などを反映して、将来の見
通しに関する記述を更新したり改訂したりする義務を負いません。





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