小型汎用DC-DCコンバータ組立ラインの「電気・外観検査-梱包工程全自働化装置」稼働開始について

各 位 2018年8月1日
会社名
代表者の
代表取締役社長 谷川 正人
役職氏名
(コード番号 6905 東証第一部)


小型汎用DC-DCコンバータ組立ラインの
「電気・外観検査~梱包工程全自働化装置」稼働開始について

当社はこの度、生産能力、工程品質の強化のため小型汎用DC-DCコンバータ用のIoT機能を搭載した「電
気・外観検査~梱包工程全自働化装置」を自社開発いたしましたのでお知らせいたします。



1. 開発の背景
コーセルは長年「人を中心としたセル生産方式」を基盤に改善活動を継続的に実施し生産能力向上に努めてま
いりました。慢性的労働力不足、懸念される高齢化社会を見据え、また、今後の急激な市場変化にも対応できる
よう「フレキシブルな人と設備の共存ライン」をコンセプトに、自働化基盤、IoT技術活用基盤の構築を推進
してまいりました。
今回自社開発いたしました本自働化装置は、本社工場で稼働する初めての次世代ラインであり、生産能力、生
産効率、工程品質の向上を実現いたしました。今後も本活動を継続し、新たな付加価値創造に努め市場のニーズ
にお応えできる生産体制の強化を進めてまいります。


2.本自働化装置の特徴
本自働化装置は、耐圧検査、電気特性検査、レーザ印字、外観検査、スティック梱包の一連作業を自働化いた
しました。特徴は以下の通りです。

(1)生産能力、生産効率の向上(自働化)
生産能力(1ライン1日あたり生産台数) 従来能力比 2倍

(2)設備稼働監視システムによる重要パラメータ監視と解析情報のフィードバック(IoT技術活用)
工程品質に影響する重要パラメータをリアルタイムに監視し、統計的工程管理(SPC)で得られた情報を
本自働化装置、上流工程へフィードバックすることにより総合設備効率、保全品質を向上


(3)トレーサビリティ管理を一元化(IoT技術活用)
データマトリックスの運用により製品個々の生産履歴、検査情報を一元管理


(4)画像処理による製品外観検査(要素技術構築)
目視検査で良否判断していたアナログ領域をデジタル化し、自働化による検査精度を向上


3.本自働化装置 稼働工場
コーセル株式会社 本社(オンボード生産)


4.対象製品 及び 本自働化装置による生産開始時期
対象製品 小型DC-DCコンバータ
本自働化装置による生産開始時期 2018年9月~




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5.自働化装置(外観/内部)




自働化装置(外観)




自働化装置(内部) 対象製品 DC-DCコンバータ

以 上

< 本件に対するお問い合せ先 >
〒930-0816
富山県富山市上赤江町一丁目6番43号

TEL(076)432-8747 FAX(076)432-8481
常務取締役 生産統括 斉藤 盛雄
生産技術課 課長 朴木 範博


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