新製品発売のお知らせ

平成 29 年 10 月 24 日
各 位
会 社 名 協 立 電 機 株 式 会 社
代 表 者 名 代表取締役社長 西 信之
（ J A S D A Q ・ コ ー ド ６ ８ ７ ４ ）
問合せ先
研究開発本部
役職・氏名
技術開発部長 野村 直希
電 話 0 5 4 - 2 8 8 - 8 8 7 7

新製品発売のお知らせ

当社は IoT とファクトリーオートメーション(FA)の融合分野であるインテリジェント FA システムの開
発・設計を軸に事業展開しております。この度、ファンクション検査業界において多数の LED の発色と
フォーカス
発光検査に最適なモジュールとして基板検査装置のFocus FX シリーズに追加ラインナップとして新製品
を発売することといたしましたのでお知らせいたします。

記
1、 新製品名
半導体基板検査システム Focus FX シリーズ LED 発色発光検査モジュール 「FX-950」


2、 新製品の内容
当社はかねてよりインサーキットテスター事業を展開しており、EMS 業界で標準的に行われている
ファンクション検査事業についても積極的に展開してまいりました。
従来、多数の LED が実装された基板の点灯検査については目視検査が一般的でしたが、抜けや間
違いが起こりうるため、多くのユーザーから自動機が強く求められておりました。
この度、多点の LED の色と明るさを測定し判定する装置を設計製造し、Focus FX シリーズのライ
ンナップとして追加販売することといたしました。現行機「FX-930」も同じ LED 判定の製品ではあ
りますが、先端にセンサを持つ構造のため、狭ピッチの配置や多点対応には不向きでした。
新製品「FX-950」は、Focus FX シリーズのラインナップとして他の FX モジュールと同様にファン
クションテスト構築ソフトウェア「FX-Builder」及びファンクションテスト実行用環境「FX-Tester」
でコントロールが可能な機種として設計しております。また、PC やシーケンサ、マイクロコンピュ
ータによるコントロールにも対応しており、他の検査と組み合わせた利用も可能です。
今回発売の「FX-950」は、様々な電気・電子機器の製造ラインにおける LED 検査装置として用い
ることにより、検査の正確性と生産工場の連続稼働が向上し、歩留まりの低下、不良品の流出のな
い優れた製品が市場に供給されることになります。

3、 新製品の特徴
(1) 狭ピッチ及び多点（48 点/台）に対応。複数使用で点数を拡張可能
(2) 従来の Focus FX シリーズと同様の操作体系と直感的に操作・設定ができるアプリケーション
を準備
(3) 色度と明るさの混在判定が可能
(4) ファイバによる導光でピン治具への組み込み性の向上
(5) ファイバの長さをターゲット基板直近に設置できるよう小型化
(6) LED 当たりの検査コストを低減

主な市場として EMS 検査工程での需要を見込んでおります。その他の用途として研究施設の動
作確認、劣化判断指標に用いることにより、異なる試験設備間における測定データの相関性を高
めることが可能です。
今回完成したモジュールの他にも順次 Focus FX ラインナップを充実させて行く予定です。
4、 新製品の仕様
(1)点数：48点 各点独立測定。
(2)判定対象：色度（x、y）、輝度（Lx）
(3)光ファイバ：1m。Φ2.2 両端フェルール付き
(4)コントロールポート：MiniUSB、RS-232C互換拡張ポート（排他使用）
(5)コマンド体系：FXパネルによる操作。独自シリアル通信プロトコル
(6)外形寸法：166mm×41.3mm×35mm （光ファイバ除く）

5、 今後のスケジュール
平成29年11月２日発売開始（予定）

6、 販売予定価格： オープンプライス

7、 新製品の売上高への影響
平成 30 年６月期の連結業績に与える影響は軽微であり、業績予測に変更はありません。

以上