第39回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム発表のお知らせ-宇宙のダークマター探索のための量子センサーの研究に貢献-

2022 年 11 月 22 日
各 位
会 社 名 株式会社多摩川ホールディングス
代表者名 代表取締役社長 桝沢 徹
(東証スタンダードコード6838)
問合せ先 経営企画部 山内 加奈
電話番号 03-6435-6933


第 39 回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム発表のお知らせ
~宇宙のダークマター探索のための量子センサーの研究に貢献~

この度、2022 年 11 月 7 日付「東京大学にて量子センサー向けマイクロセルの実証成功と学会発表のお
知らせ~宇宙の暗黒物質ダークマターの研究に貢献~」にて公表しましたとおり、東京大学にて量子セン
サー向けのアルカリ原子マイクロセル(当社製作)の実証に成功し、その成果が国内学会(第 39 回「セン
サ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム)にて発表されましたことをお知らせいたします。


1. 概要
近年、量子センサーは人工衛星から次世代自動車等、多くの領域で実用化に向けた開発が進んでおりま
す。この度、東京大学の青木貴稔助教を中心として宇宙の暗黒物質(ダークマター)探索を目的とした量
子センサーの発表が行われました(図 1 参照、発表が行われた学会の様子)。アルカリ原子マイクロセル
(当社製作)についても多くの議論が交わされ、今後も、世界最先端でご活躍する皆様と連携を強化して
いく所存であります。




(a) (b)


図1
(a) 学会が開催されたアスティとくしま
(b) 会場での発表の様子。通信、エネルギー、宇宙、医療等の様々な分野において、
世界最先端でご活躍する多くの研究者等と活発な議論が行われた。
2. 発表概要
学会名:第 39 回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム
日程:2022 年 11 月 14 日(月)~17 日(木)
場所:アスティとくしま(徳島県)
発表日時:11 月 16 日(水)12:50 – 14:20
タイトル:量子センサーのための Cs 原子マイクロセル分光
発表番号:16P2-P-19
学会 URL:https://sensorsymposium.org/


3. 用語の説明
◆量子センサー
原子、光子、電子、中性子などは、量子という枠組みでとらえられ、それら特有の現象を利用したセン
サー。代表的なものに、原子干渉慣性センサーがあり、通常の慣性センサーの 100~1000 倍性能が高く、
GPS に依存しない自動運転走行の実現が期待されている。




時代や社会のニーズが大きく変化する中、当社は新たな課題やニーズを見つけ、既存の領域から新しい
領域に拡大することで、事業拡大を目指しております。今後も「通信」「エネルギー」「宇宙」分野でソ
・ ・
リューションを提供することで、「脱炭素社会」の実現に貢献して参ります。
以 上

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