アームロボ導入でオペレーターの作業時間を90%削減 オーダーグッズ・工業製品プリント自動化パッケージシステム「M2COA」シリーズを発表

2023 年 12 月 12 日
各 位
株式会社ミマキエンジニアリング
代表取締役社長 池田和明
(コード番号:6638 東証プライム)
問い合わせ先 常務取締役経営企画本部長 清水浩司
電話番号:0268-80-0058


アームロボ導入でオペレーターの作業時間を90%削減
オーダーグッズ・工業製品プリント自動化パッケージシステム「M2COA」シリーズを発表
~プリントサービスのDX化で人手不足を解決~



当社は、当社製UVプリンタ製品と連動して自動的に印刷媒体(メディア)を配置・回収し、オーダーグッ
ズや工業製品のプリント工程を自動化するパッケージシステム 「M2COA
(エムツーコア) の発売を発表し、

12月下旬より日本国内で販売を開始しますので、別紙のとおりお知らせいたします。



以上





プレスリリース
2023 年 12 ⽉ 12 ⽇

アームロボ導⼊でオペレーターの作業時間を 90%削減
オーダーグッズ・⼯業製品プリント⾃動化パッケージシステム「M2COA」シリーズを発表
〜プリントサービスの DX 化で⼈⼿不⾜を解決〜




産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、 プリンタを⼿掛ける株式会社ミマキエンジニアリ
3D
ング(本社/⻑野県東御市、代表取締役社⻑/池⽥ 和明)は、当社製 UV プリンタ製品と連動して⾃動的に印
刷媒体(メディア)を配置・回収しオーダーグッズや⼯業製品のプリント⼯程を⾃動化するパッケージシステム
「M2COA(エムツーコア)」の発売を発表し 12 ⽉下旬より⽇本国内で販売開始を予定します。


現代社会において⼈⼿不⾜は⼤きな課題となっており、特に製造業における労働⼈⼝の減少は年々深刻化して
います。後進が育たない、優秀な⼈材が退職してしまった等の理由から⼈⼿が⾜りていない企業は増加傾向にあ
り、企業として喫緊の課題に挙げられることも少なくありません。
⼈⼿不⾜の解消や省⼈化を進める有効な⼿段のひとつが DX(デジタルランスフォーメーション)化であり、
DX 化は経済産業省によって「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活⽤して、顧
客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変⾰するとともに、業務そのものや、組織、プロ
セス、企業⽂化・⾵⼟を変⾰し、競争上の優位性を確⽴すること」と定義されています。
(引⽤:デジタルガバナ
ンス・コード 2.0|経済産業省)
DX 化を推進することで、⼈⼿不⾜はもちろん⼈件費⾼騰、⽣産効率の課題を解決に導き、競合から優位性を獲
得することは、各企業の持続にも必要不可⽋です。産業⽤プリンタのメーカーとして、当社がその⾃動化パッケ
ージシステムを製品化することで、産業プリント⼯程の DX 化を推進するお客様に以下のメリットを提供いたし
ます。
1.プリンタ・RIP(出⼒⽤画像データの変換処理ソフト)
・ロボットの連携動作の効率化
2.これらの保守サポート窓⼝の⼀本化により迅速なアフターサービスの提供
3.標準パッケージ製品の販売による導⼊コストの低減


今回発表する「M2COA」 「協働ロボット」 を採⽤したアームロボ 1 台が最⼤ 3 台のプリンタと連動し、
は、 *1

⾃動的にメディアを配置・印刷指⽰・回収するプリント⼯程⾃動化システムです。単純なメディア配置作業を⾃
動化することで、プリント⼯程のオペレーターの作業時間を約 90%削減し*2、⾃動化が困難な後加⼯や品質検査
の仕事も担え⼈⼿不⾜を解決します。また無⼈運転も可能で 1 ⽇当たりの⽣産量を約 20%増加*3 できます。

さらに、DX 化のボトルネックとなりやすい IT ⼈材の不⾜に備えて、
「M2COA」は SIer(システムインテグレ
ータ)などの専⾨業者なしで導⼊・移設ができるパッケージ製品です。導⼊からオペレーターのトレーニング、
及び定期点検や導⼊後の移設まで、当社のサービスネットワークにより場所を問わず⼀貫したサポートを提供し
ます。システムの操作は専⽤制御ソフト「M2COA PROCESS」⼀つで指⽰し、プリンタ・ロボット・RIP が連携
して動作するため、⾼度なソフトの知識が無くても運⽤できます。
*1 協働ロボット:⼈と接触しても安全が確保できるため安全柵で隔離する必要が無い、⼈と同じスペースを共有しながら⼀緒
に作業できるよう設計されているロボット
*2 プリンタ 3 台のメディアの配置・回収を⼿作業で 1 ⽇ 8 時間⾏っていた従来と⽐べ、M2COA は供給ストッカへのメディア
セット(1 回当たり 30 分、1⽇当たり 1 時間)のみ⼿作業を必要とし、作業時間が8分の 1 となる
*3 プリンタ 3 台で A3 シート 2 ⾯付けのプリント⼯程を、⼿作業では 8 時間稼働時 268 枚/⽇の⽣産に対し、M2COA は 11
時間連続運転で 320 枚/⽇の⽣産が可能(供給ストッカへのメディアセットは作業者が労働時間内に⾏う必要がある)


「M2COA」の本体価格は 1 台 935 万円(税込。プリンタは別売)で、⽇本国内で年間 30 台の販売を⾒込んで
います。


ミマキエンジニアリングでは、
『新しさと違い』を経営ビジョンに掲げ、常に新たな技術⾰新を⽬指し、お客様が
求める「美しさと速さ」の実現を追求し続けてまいります。




◎本プレスリリースの概要
1.最⼤ 3 台の当社製 UV プリンタのメディアセットを⾃動化するオーダーグッズ・⼯業製品プリント⾃動
化パッケージシステム「M2COA」を 2023 年 12 ⽉下旬から販売開始
2.「協働ロボット」を採⽤し、プリント⼯程のオペレーターの作業時間を約 90%削減(従来の8分の 1)。
さらに無⼈運転により⽇当たりの⽣産量を約 20%アップ
3.専⾨業者無しで導⼊可能。当社のネットワークにより導⼊、定期点検、移設まで⼀貫してサポート


◎M2COA の特⻑
1.プリント⼯程の省⼈化・無⼈化により⼈⼿不⾜の解消と⽣産性の向上
−最⼤ 3 台のプリンタと連動し⾃動的にメディアを配置・回収を⾏うことで作業者⼀⼈当たりが受け持
つプリンタの台数を増やす(省⼈化)と無⼈運転による⾃動⽣産(無⼈化)が可能
2.安全柵による隔離が不要な⾃動ロボット
−「協働ロボット」を採⽤し、作業者と接触しても安全が確保できる⾃動化システム
3.様々な設置環境に柔軟に対応
1) SIer(システムインテグレータ)が不要。サービスマンのみで納⼊設置ができるシステムパッケージ
2) ロボットの可動範囲内で設置場所の変更が可能
4.⼀つの制御ソフトの操作で簡単に運⽤
5.当社のプリント品質安定機能により、⾃動⽣産時も安定した品質を提供
−当社のプリンタに搭載される⾃動ノズルチェック機能とノズルリカバリ機能により安定した⾃動⽣産
品質を実現





◎主な仕様
項⽬ 仕様
対応プリンタ 台数 最⼤ 3 台
機種 UJF-7151plus/plusII
UJF-3042MKII/MKIIe, UJF-6042MKII/MKIIe *後⽇対応
メディア 最⼤サイズ 各プリンタ機種の仕様に準ずる
最⼤重量 5kg
厚さ 1mm 以上、各プリンタ機種の最⼤対応厚み以下
メディア供給ストッカ 形状 積み上げ⽅式
ストック量 ⾼さ 500mm 以内
メディア配置 ⾯付け数 最⼤ 4 個


株式会社ミマキエンジニアリングについて
ミマキエンジニアリングは、産業用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3D プリンタおよびそのイ
ンク、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守を行っています。サイングラフィックス、インダストリアルプロ
ダクツ、テキスタイル・アパレルの市場に向け、プリント⼯程のトータルソリューションを提供することにより、
お客様に常に「新しさと違い」をお届けするイノベーターを⽬指しています。
企業・IR サイト: https://ir.mimaki.com/
製品サイト: https://japan.mimaki.com/




お問い合わせ先

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インサイドセールスグループ https://japan.mimaki.com/inquiry/negotiation/
⻑野県東御市滋野⼄ 1628‐1
TEL:0268-80-0078 / FAX:0268-80-0041
MAIL: press@mimaki.com





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