エコソルベントインクジェットプリンタ「JV330-130/160」「CJV330-130/160」発表に関するお知らせ

2022 年2月 24 日
各 位
株式会社ミマキエンジニアリング
代 表 取 締 役 社 長 池 田 和 明
(コード番号:6638 東証第一部)
問い合わせ先 取締役経営企画本部長 清水浩司
電話番号:0268-80-0058


“新しい価値”を追求したフラグシップモデル エコソルベントインクジェットプリンタ
「JV330-130/160」「CJV330-130/160」発表に関するお知らせ



当社は、大判インクジェットプリンタの「330 Series」を新製品として世界同時発表しますので、別紙の
とおりお知らせいたします。



以上





ニュースリリース
2022 年 2 月 24 日

“新しい価値”を追求したフラグシップモデル
エコソルベントインクジェットプリンタ発表
「JV330-130/160」「CJV330-130/160」
Give your creativity a Glow up




産業用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、 プリンタを手掛ける株式会社ミマキエンジニアリ
3D
ング(本社/⾧野県東御市、代表取締役社⾧/池田 和明)は、大判インクジェットプリンタの「330 Series」を
新製品として世界同時発表いたします。


当社は、2002 年に世界初のエコソルベントインクジェットプリンタ「JV3-130S/-160S」を市場に投入して以
来、高画質・短納期を求めるお客様のニーズに応えるべく、常に「新しさと違い」にこだわり、新たな価値を持
ったプリンタを市場に投入することで、業界をリードしてまいりました。
今回発表する大判インクジェットプリンタの「JV330-130/160」
「CJV330-130/160」は、
「Give your creativity
a Glow up(想像力に輝きを)」をキャッチコピーに、当社が 20 年以上にわたり蓄積してきた技術力を結集させ、
新しい価値を追求し、筐体の設計・開発を一から行いました。そしてサイングラフィックス市場のお客様から愛
される“3”を冠する新たなモデルとして、市場に誕生いたします。エントリーモデル「100 Series」
、スタンダード
モデル「300 Series」に加えて、お客様のニーズにあわせてラインアップに加えたミドル・ハイエンドモデルで
す。見る者を圧倒する画質と高生産性に加えて、お客様の省作業・省人化をアシストする高付加価値機能を備え
ております。




印刷条件ごとにインクの着弾の順番を変更させる印刷技術「Mimaki Weaving Dot Technology(MWDT)
」を新
搭載しました。この技術により、プリントヘッドのわずかな個体差や調整の微妙なズレから生じる意図しないス
ジやムラを抑制させます。また、色管理をするための標準フォーマットである入力プロファイル「Deep Color
Natural」をこのたび新しく用意しました。このフォーマットを用いることによって、市場実績のある当社エコソ
ルベントインク「SS21」の広い色域を余すことなく活用し、従来では共存しづらかった鮮やかなベタ※1 表現と
自然なグレー階調、自然な肌色を同時に表現できます。
印刷速度は 4 色搭載時(C,M,Y,K)の標準モードで 21.0 ㎡/h、8 色搭載時(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Or)で 13.2 ㎡
/h と高い生産性を誇り、当社のフラグシップモデルにふさわしい高画質に加え、高生産性でお仕事の効率化を推
進します。


お客様の省作業・省人化をアシストする高付加価値機能として、
「XY スリッター」 「メディアチェンジャー」

の 2 つの機能を標準搭載いたしました。
「XY スリッター」とは、印刷後に連動し、縦横全辺をカットする機能で、印刷したメディアを取り外すことな
く自動で裁断加工が可能になります。これにより、後工程作業を大幅に短縮するとともに、今まで手作業で行っ
ていたカット作業のスペースの削減ができます。
「メディアチェンジャー」は、最大 3 本までメディアを同時に取り付けることができ、軽い力でハンドルを回
すだけでメディアを交換できる機能です。メディア交換の手間を軽減し、より効率的な作業環境づくりに貢献し
ます。


同一セグメントの LAN 環境内であれば、スマートフォン※2 やパソコンからマシンのパネル操作、エラーチェ
ックなど稼働状況の確認ができる「Mimaki Remote Access(MRA)
」に対応。離れた場所からでも安心してプリ
ンタを稼働させることで、お客様が求める作業環境を提供します。


このほか、新しくなった機構では、大容量の 2L インクパックを外すことなく撹拌(かくはん)可能な、インク
供給ユニットと、メディア巻取精度の向上のため、これまで片側のみに搭載されていた駆動モーターを左右両側
に搭載することで、巻取にかかるバランスが安定したメディア巻取装置により、安全で⾧時間の連続稼働を実現
します。
また MAPS4(Mimaki Advanced Pass System 4)※3、NCU(Nozzle Check Unit)※4、NRS(Nozzle Recovery
System)※5、DAS(Dot Adjustment System)※6 など、安定稼働をサポートする当社の印刷機能を各種継承し
ています。


新機種の「JV330」はプリント専用機で、
「CJV330」はプリント&カッティング機です。それぞれ最大対応メデ
ィア幅の異なる-130(最大幅 1,370 mm)と-160(同 1,620 mm)をラインアップしています。
「JV330-130/160」および「CJV330-130/160」は 2022 年 4 月の販売開始を予定しており、本体価格はそれぞ
れ JV330-130:280 万円(税別)/308 万円(税込)、JV330-160:300 万円(税別)/330 万円(税込)、CJV330-
130 が 310 万円(税別)/341 万円(税込)
、CJV330-160 が 330 万円(税別)/363 万円(税込)で、屋内外の
大型看板や広告などのサイングラフィックス用途を対象に、シリーズ全体で年間 1,500 台(全世界)の販売を見
込んでいます。


ミマキエンジニアリングでは、
「新しさと違い」を経営ビジョンに掲げ、常に新たな技術革新を目指し、お客様
が求める「美しさと速さ」の実現を追求し続けてまいります。


※1 1 色でムラなく塗りつぶすこと
※2 iPhone 対応、Android 後日対応予定
※3 MAPS4:パスの境界線をグラデーション調に印字することで、バンディング(横縞)や色ムラ、光沢縞を軽減する機能


※4 NCU:ノズルの状態をセンサーで自動検知し、ノズル抜けを発見した場合は自動クリーニングを実行する機能
※5 NRS:ノズルクリーニングでも解消されないノズルトラブルがある場合に自動で不良ノズルを他ノズルに代替し、安定した
画質でプリントを継続させる機能
※6 DAS:従来手作業で行っていたドット位置補正や送り量補正を自動化する機能



◎概要
・高画質で高精細なサイングラフィックスを実現
・高速化した印刷速度で短納期のお仕事にも対応
・X 軸 Y 軸枚葉カットで後工程作業の短縮ができる「XY スリッター」
・3 本のメディアを取り付けることができ、メディア交換が容易になる「メディアチェンジャー」
・ワイヤレスでプリンタ操作が可能になる「Mimaki Remote Access(MRA)」




◎製品ラインアップ




JV330-130/160 CJV330-130/160



◎主な特⾧
1. 高画質で高精細なサイングラフィックスを実現
高画質を表現する新ドロップ技術「Mimaki Weaving Dot Technology(MWDT)(特許出願中)では、より正確

な着弾を実現するため、プリントヘッドの個体差やスタガ調整による影響が画質に出ないように、吐出順序を最
適化しました。これにより、濃色をムラなく鮮やかに再現し、美しい写真表現を実現します。





新入力プロファイル「Deep Color Natural」は、サイングラフィックス業界向けに扱いやすいプロファイルを追
求しました。屋外・屋内サインで目を引く鮮やかなベタや、深みのある赤、ニュートラルグレー、自然でなめら
かな肌色などを表現します。




より鮮やかなベタ表現を実現


従来の入力プロファイル 新入力プロファイル Deep Color Natural




自然なグレーを再現


2. 高速化した印刷速度で短納期のお仕事にも対応
4 色搭載時の標準モードで 21.0 ㎡/h、8 色搭載時で 13.2 ㎡/h と高い生産性で短納期のお仕事にも対応。4 色搭
載時の高速モード 30.0 ㎡/h を使用して、900×1800mm のサイン(塩ビ)を出力する場合、1 時間当たり約 10
枚の出力が可能となります。


4 カラー PVC(塩ビ) 8 カラー PVC(塩ビ)
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 0.0 10.0 20.0 30.0
speed Standard Quality




speed Standard Quality
Hiqh




Hiqh




1200*1200 8p 14.0㎡/h 1200*1200 16p 7.0㎡/h



600*1200 8p 21.0㎡/h 600*1200 12p 13.2㎡/h
High




600*1200 6p 30.0㎡/h
High




600*900 8p 21.0㎡/h
Draft




600*1200 4p 45.0㎡/h
Draft




600*900 6p 30.0㎡/h





4 カラー ターポリン 8 カラー ターポリン
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 120.0 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0
speed Standard




Standard
600*1200 6p 30.0㎡/h
600*1200 8p 21.0㎡/h
High




600*1200 4p 45.0㎡/h




speed
High
600*900 6p 30.0㎡/h
Draft




800*600 2p 69.0㎡/h




Draft
600*600 4p 50.0㎡/h
Super
Draft




600*600 2p 100.0㎡/h




3. X 軸 Y 軸枚葉カットで後工程作業を短縮する「XY スリッター」
高精度なカッティング技術により、インラインで X 軸・Y 軸枚葉カットが可能です。今まで印刷後にカット作業
を行っていたスペースが不要となり、省スペースかつ効率的にカット作業を行うことができるため、より短納期
の仕事にも対応でき、お仕事の幅を広げます。




インラインで枚葉カットが可能です




カットの手間を
短縮できます





4. 最大 3 本のメディアを取り付け可能で効率的な作業ができる「メディアチェンジャー」
最大 3 本のロールメディアをセットしておくことで、メディア交換の手間を大幅に削減します。複数のメディア
をセットでき、省スペースかつ効率的な作業環境を構築できます。軽い力でハンドルを回すだけでメディアの交
換が行えるため、どなたでも安心してお使いいただけます。




メディアが 3 本ついた状態でも軽い力で回すことが可能です




メディアの保管スペースも削減




5. ワイヤレスでプリンタ操作が可能になる「Mimaki Remote Access(MRA)」
スマートフォン※2、パソコンからリモートでマシンの状態確認が可能になります。離れた場所から本体の稼働状
況やパネル操作が可能になるため、より効率的に作業を進めることができます。





◎主な仕様
項 目 JV330-130/CJV330-130 JV330-160/CJV330-160
プリントヘッド オンデマンドピエゾヘッド(2 ヘッドスタガ配列)
プリント分解能 600dpi、800dpi、900dpi、1200dpi
インク 種類/色 SS21(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Or,W)
容量 SS21:2L インクパック(ホワイトは 500ml のみ)
廃インク 2L インクタンク
プリントギャップ 手動 3 段階(2.0/2.5/3.0mm)
最大作図範囲 1,360mm 1,610mm
メディア 最大幅 1,370mm 1,620mm
厚さ 1mm 以下
ロール外形 φ250mm 以下
最大搭載数 3本
ロール重量 1 本:最大 45 ㎏以下
3 本:合計 90 ㎏以下
紙管内径 2,3 inch
メディア裁断 ヘッド部カッターによる自動裁断※7
インターフェイス 推奨 Ethernet 1000 BASE-T / USB2.0 Hi-speed
電源仕様 本体:単相 AC100~120/200~240V±10%、50/60Hz±1Hz×2
消費電力 最大 1,440W 以下 x2 / 最小 4.5W 以下(スリープ時)
VCCI クラス A / FCC クラス A / IEC 62368-1 準拠 ETL / CE マーキング
安全規格 (EMC 指令、低電圧指令、機械指令、RoHS 指令) / CB 認証 / REACH /
エナジースター / RCM / EAC / KC / UKCA
外形寸法(W×D×H) 2,920mm×1,215mm×1,305mm 3,170mm×1,215mm×1,305mm
JV330-130:358kg JV330-160:368kg
本体重量
CJV330-130:363kg CJV330-160:373kg
※7 カット形状はV字カットか直線カットになります。
※8 記載の仕様、デザイン、寸法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります。
※9 本記事に記載されている会社名、商品名は各社の商標または、登録商標です。




株式会社ミマキエンジニアリングについて
ミマキエンジニアリングは、産業用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3D プリンタおよびそのイ
ンク、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守を行っています。サイングラフィックス、インダストリアルプロ
ダクツ、テキスタイルアパレルの市場に向け、プリント工程のトータルソリューションを提供することにより、
お客様に常に「新しさと違い」をお届けするイノベーターを目指しています。
企業・IR サイト: https://ir.mimaki.com/
製品サイト: https://japan.mimaki.com/





お問い合わせ先

◎報道関係者様からのお問い合わせ先 ◎一般のお客様からのお問い合わせ先
株式会社ミマキエンジニアリング WEB サイト問い合わせフォームより
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⾧野県東御市滋野乙 1628‐1 https://japan.mimaki.com/inquiry/negotiation/
TEL:0268-80-0078 / FAX:0268-80-0041
MAIL: press@mimaki.com





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