オンキヨーがご提案する「ひとつ上のホームエンターテイメント」とは-2021年度新製品 AVレシーバーのご紹介1.音場について-

報道資料 2021 年2月 8 日

オンキヨーがご提案する“ひとつ上のホームエンターテイメント”とは
~2021 年度新製品 AV レシーバーのご紹介①音場について~

オンキヨーホームエンターテイメント株式会社(所在地:大阪府東大阪市、代表取締役社長:大朏 宗徳)は、2021
年 1 月 29 日に「当社グループのご紹介」において、『ひとつ上の“ホームエンターテイメント”のご提案』を事業の方向性として
おります。この事業の主力であるホームシアターシステムは、映画館やコンサートホールでの感動をご自宅でも楽しんでいただ
ける製品であり、当社は、今年 1 月に米国にて開催された CES において、ホームシアターシステムの中核機器である AV レ
シーバーの 2021 年度新製品を発表しました。今後、数回に分けて、AV レシーバー新製品の魅力、特徴についてご紹介
いたします。
第1回目は、音場補正機能「Dirac Live™」です。



■オンキヨー製品の「音」に込めた想い

オンキヨーは、今年で 75 周年を迎えますが、創業以来、rir 音楽の理想的な再生装置の開発を目指してきました。音楽や
映像をよりいい「音」で楽しんで頂きたい、そんな想いを込め、当社ならではの価値を生み出してきました。そして、当社は、原
音を忠実に復元するという技術的アプローチにとどまらず、お客様に驚きと感動を体験してもらう為に、製品開発を行ってきま
した。
現在は、PC やスマートフォンやタブレットでパーソナルに、あるいは大画面 TV のみで家族や友人とで動画を楽しむことが主
流ですが、映像だけでは製作者の想いは半分しか伝わりません。残り半分は「音」です。その製作者の意図する表現性、こ
だわりなどの「音」の役割を最大限に伝えること、その「音」を身体で感じる臨場感を余すことなく提供すること、それがオンキヨ
ー製品の音に込められた想いです




■オンキヨーの AV レシーバーの「音」

「音」は映像以上に、視聴者に「臨場感」や「心理描写」など感じさせることができ、そのストーリーをより明確に、よりリアルに、
より感動的に伝えることがオンキヨーの考える「音」の役割です。




当社は主力商品である AV レシーバーを、ホームシアターでその「音」を最大限に再生できるように開発しています。AV レシ
ーバーは、視聴者を取り囲むたくさんのスピーカーやサブウーハーを同時にドライブしますので、これらの「音」を再現するために
は高度な技術や熟練された経験が必要です。当社はこれまで日々進化する技術を取り入れ、試行錯誤を繰り返し、理想
的な「音」を実現させ、製品をアップデートする度にその「音」を進化させています。




■AV レシーバーの音場補正機能の役割

当社は、AV レシーバーで再生する理想的な「音」を、お客様のあらゆる視聴環境で再現していただきたいと考えております。
しかしながら、あらゆる劇場、コンサートホールで音響が変わるように、お客様の視聴環境によって、聴こえ方が変わってきま
す。部屋の大きさ、壁の材質、スピーカーの組み合わせや置き場所が、聴こえ方の変わる原因となります。さらに、1 人で楽し
む場合もあれば、家族や友人と一緒に楽しむこともあり、視聴位置もそれぞれで変わることにより聴こえ方が変わってしまいま
す。
そこで重要となるのが音場補正機能です。
この音場補正機能は、自動でお客様のあらゆる視聴環境に合わせた最適なチューニングを行い、当社製品の理想的な
「音」の再生を可能にさせます。





■何故 Dirac LiveTM なのか

現在、この音場補正機能の最先端の技術が Dirac Research 社が所有する Dirac Live™です。
Dirac Live は、ホームシアターに代表される複数のスピーカー、複数のリスニングポイントに対し、マイクによる測定データから
最適な補正結果を導き出すため、多様な視聴環境において非常に広いエリアのスイートスポットを実現できます。この為、一
人で音楽に没頭する場合や、複数人で映画を楽しむ場合でも、変わりなく最高の視聴環境でお楽しみいただけます。このよ
うな補正結果を導き出すためには、得られた測定データに対する膨大な演算処理が必要となり、民生機器単独で実現する
ことは難しいのですが、Dirac Live ではこの演算処理を同社のクラウドで処理することで、これを可能にしています。


この結果、音のステージング、明瞭さ、ディテールなどを損なうことなくリスニングエリア全体の音響特性を改善し、一人でも、複
数人でも目の前でライブパフォーマンスが広げられているような、或いはあたかも自分が映画のシーンに居るような臨場感を再
現し、最高の視聴体験を提供できます。


さらに当社はカスタムインテグレーション(CI)向けのビジネスを行っていますが、CI の現場では、AV レシーバーが実際の視
聴環境とは離れたところに設置されることが多く、「マイクが AV レシーバーと有線接続である」ことが問題となるため、音場補
正があまり使用できないという課題がありました。
Dirac LiveTM は PC アプリケーションを用いて、モバイル PC とマイクを接続して視聴環境の測定音の録音をおこない、クラウ
ドで演算処理した補正結果をネットワーク接続により、離れたところに設置された AV レシーバーに送ることで音場補正が完
了できます。これにより、CI における音場補正の問題を解消し、多くのお客様に Dirac Live の音場補正機能を体験してい
ただけるようになります。更にオプションとなる Dirac 社認証の高性能マイクを使用することで、より一層精度の高い音場補正
を提供することも可能となり、多くの CI にてご使用いただけます。このことから、当社が注力する CI ビジネスにおいても Dirac
Live はワンクラス上の価値をご提供できると考えております。




PC アプリケーションを用いた測定のイメージ


このように、Dirac LiveTM の技術の採用が、当社の「音」をお客様のあらゆる視聴環境に提供する上で最高な選択と判断
を致しました。





また当社は、AccuEQ や MCACC といった AV レシーバーにおける音場補正技術の実績を活かし、Dirac LiveTM の機能
を一般のユーザーから CI の現場まで使いやすくなる改善を行い、より簡単に音場補正設定ができるよう目指しております。




今年度発売を予定している AV レシーバーの「Value Creation」の一環として、Dirac LiveTM を搭載し、在宅時での最高
のエンターテイメントを提供してまいります。



■Dirac LiveTM 紹介

Dirac Live のライセンスを所持する Dirac Research 社は 2001 年にスウェーデンのウプサラ大学の研究機関での音場
補正技術の研究を母体に設立されました。2005 年に BMW X3 と X5 の車内音場補正技術に採用され、現在では、そ
の先進的な時間軸補正技術を軸とした音響補正技術が高く評価され、ロールスロイス、ボルボ、ハーマンカードンや NAD な
ど、18 の車やオーディオの高級ブランドを中心に採用され、市場でも高い評価を得ております。
当社は昨年 9 月、Dirac Research 社との間で Dirac Live™ のライセンス契約を締結し、今年 1 月米国 CES にて、
米国当社正規代理店である VOXX International Corporation(本社:米国フロリダ州オーランド)の子会社 11
Trading Company LLC(本社:米国インディアナ州インディアナポリス、以下 11TC)より発表しました当社 AV レシー
バー(オンキヨー2 機種、パイオニア ELITE2 機種、インテグラ 2 機種)にこの Dirac Live 🄬音場補正機能を搭載します。
*Dirac Research 社の web サイト:www.dirac.com




※参考情報
⚫ スウェーデン Dirac Research 社と Dirac LiveTM のライセンス契約を締結 Dirac LiveTM 音質・音場補正技術を
ホーム AV 機器に採用予定
https://onkyo.com/news/images/20200910_PR_Dirac_Live.pdf
⚫ 映画からゲームまで 8K 時代のコンテンツを最高の環境で楽しめる︕米国 CES にて HDMI 2.1 の規格に対応
AV レシーバー新機種を発表
https://onkyo.com/news/images/20210114PR_AVRECEIVER2021_US4.pdf




⚫ 当社グループのご紹介について
https://onkyo.com/ir/ir_news/date/2020/20210129_JQIR_gaiyousetsumei_OHE.pdf


*「Pioneer」および「Pioneer」ロゴはパイオニア株式会社の商標であり、ライセンスに基づき使用されています。
*Dirac™、Dirac Live™および Dirac「D」シンボルは Dirac Research 社の商標です。
* その他文中の商品名、技術名、機能マークおよび会社名等は、当社や各社の商標または登録商標です。





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