HPCシステムズ、ローカル5G通信対応のオールインワンエッジコンピュータ「Edge Tank」を開発、販売開始

2022年4月22日
プレスリリース
報道関係者各位
HPC システムズ株式会社
代表取締役 小野 鉄平
(コード番号:6597 東証グロース)
問合せ先 取締役管理部長 下川 健司
(電話番号:03-5446-5530)




HPCシステムズ、ローカル5G通信対応のオールインワン
エッジコンピュータ「Edge Tank®」を開発、販売開始


HPCシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 小野 鉄平、以下HPCシステムズ)は、5G通
信対応オールインワンエッジコンピュータ「Edge Tank®」を開発し、2022年4月22日から販売を開
始いたします。


モバイル端末で社会に広く浸透しつつある5G通信は、「高速・大容量」「高信頼、低遅延通信」「多数同時
接続」の特徴を有し、例えばIoTやAI技術との連携によって、住宅のスマートホーム化、製造現場のスマー
トファクトリー化、生活の利便性や質的向上をもたらすスマートシティ化などを加速させ、人々のライフスタ
イルや働き方をより一層快適なものへと進化させる通信テクノロジーです。


特にものづくりの現場では、一般の5Gネットワークから切り離した「ローカル5G」環境下に
おいて、多数のセンサーやカメラによる情報収集、高精細映像伝送、機器の遠隔制御などを組み
合わせることで、高生産性の追求や高付加価値の創造が期待されています。
一方、国内製造現場におけるローカル5G通信の活用はまだ始まったばかりであり、ハイスペッ
クなローカル5G通信対応の装置や機器はほとんど出回っておりません。一例を挙げると、「ロ
ーカル5G通信対応エッジコンピュータ」として販売されてはいるものの、TELEC無認証、モジュ
ールやアンテナ別売り、海外仕様などのため、ローカル5G通信の有用性を存分に引き出せない
製品も混在しています。


こうした黎明期にある市場環境下、HPCシステムズが他社に先駆け販売開始する日本国内のロ
ーカル5G通信対応オールインワンエッジコンピュータ、それが「Edge Tank®」です。
「Edge Tank®」は、HPCシステムズが長年培ってきたAIプロセッサ、GPU/FPGA、アクセラレー
タ、拡張インターフェース、通信モジュールなどを自在に組み合せる「CTO技術」を駆使し自
社開発した製品であり、その特長は次の3点です。
① 国内使用が可能なTELEC認証済み
② ローカル5G通信を可能とする外部端子、ローカル5Gモジュール
③ ローカル5G対応アンテナ搭載


開発に際しては、大手データ通信事業会社が提供するローカル5Gの社会実装に向けた検証施設
において、データ受信速度確認テスト、アタッチ・デタッチテスト、通信モジュール発熱時の動
作確認テストを繰り返し実施し、品質や動作状況等に関する多面的な検証を行いました。
「Edge Tank®」は、こうした検証の結果に裏打ちされた高品質・高性能エッジコンピュータであ
り、ローカル5G通信の「高速・大容量」「高信頼、低遅延通信」「多数同時接続」を存分に実
感いただけるものです。(但し、全てのお客様のご使用環境における動作保証を行うものではご
ざいません。)
更に、「Edge Tank®」は、工場のスマートファクトリー化のみならず、駅や空港等における高精
細映像監視・自動搬送、物流現場の自動倉庫化・自動搬送、工事現場の自立施工・遠隔施工、農
林水産業における遠隔監視・リモート制御等、様々な産業やビジネスシーンにおける課題解決や
付加価値創造にも応用できます。


HPCシステムズは、独自の技術力や知見を活かした新製品の開発・販売をこれからも広範囲に
展開してまいります。



「Edge Tank®」の詳細はホームページでご覧いただけます。
https://embe.hpc.co.jp/product/edge-tank/


【Edge Tank® 500シリーズの特長】


①Edge Tank® 520
■高い処理能力と豊富なI/Oで多様な機器との連携が可能
・ 第10世代インテル® Core™ i9搭載
・ ファンレス仕様で-40~75℃の幅広い動作温度対応
・ 独立で動作するGigE LAN 9ポート (内4ポートはPoE+)
・ USB 3.2(最大10Gbps) 6ポート搭載
・ COM 4ポート搭載(RS-232/422/485)
・ ローカル5G(Sub6)/WiFi6/4G/3G/LTE/GPRS/UMTSサポート
②Edge Tank® 542
■NVIDIA® T1000 / NVIDIA® GeForce®グラフィックスカードを搭載可能
最先端のエッジAIコンピューティングを実現
・ 第10世代インテル® Core™ i9搭載
・ 信頼性の高いメカニカル機構設計
・ 独立で動作するGigE LAN 6ポート (内4ポートはPoE+)
・ USB 3.2(最大10Gbps) 6ポート搭載
・ COM 4ポート搭載(RS-232/422/485)
・ 外部付けNano SIMソケットを3基装備
・ ローカル5G(Sub6)/WiFi6/4G/3G/LTE/GPRS/UMTSサポート


③Edge Tank® 510
■設置場所を問わない、手のひらサイズのコンパクト仕様
・ 第11世代インテル® Core™ i7搭載
・ ファンレス仕様で-40~75℃の幅広い動作温度対応
・ 2.5GigE LAN 1ポート、1GigE LAN 1ポート搭載
・ COM 2ポート搭載(RS-232/422/485)
・ ローカル5G(Sub6)/WiFi6/4G/3G/LTE/GPRS/UMTSサポート



HPCシステムズについて
HPCシステムズは、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)分野のニッチトップ企業です。
HPC事業では、科学技術計算用高性能コンピュータとシミュレーションソフトウェア販売、科学技術計
算やディープラーニング(深層学習)環境を構築するシステムインテグレーションサービス、シミュレー
ションソフトウェアプログラムの並列化・高速化サービス、計算化学ソフトウェア、マテリアルズ・インフ
ォマティクスのプログラム開発・販売、受託計算サービス・科学技術研究開発支援、創薬研究開発や
素材・材料研究開発分野向けサイエンスクラウドサービスをワンストップで提供しています。
また、CTO事業では、顧客の用途、課題をヒアリングしながら、価格・性能・品質・高低温・防塵・防水・
静電対策・過酷な環境に対する高耐久性など多種多様の対応が求められる、工場生産設備・製造装
置・検査装置、制御機器や交通インフラ、自動運転、リテール店舗などのコントローラーとしての産業
用コンピュータやエッジコンピュータの仕様提案から開発、生産、保守サポート、長期安定供給を実現
しています。

社 名 HPCシステムズ株式会社 https://www.hpc.co.jp/
所在地 東京都港区海岸3丁目9番15号 LOOP-X 8階
設 立 2006年7月3日
資本金 2億2,456万円 (2021年12月末現在)
代表者 代表取締役 小野 鉄平

プレスリリースに関するお問い合わせ
https://www.hpc.co.jp/contact/company_form/


ローカル5G通信対応のエッジコンピュータ「Edge Tank®」に関するお問い合わせ
https://embe.hpc.co.jp/contact-form/

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