HPCシステムズ、重要拠点の電力を100%再生可能エネルギー化

2022年4月11日


プレスリリース
報道関係者各位
HPCシステムズ株式会社
代表取締役 小野 鉄平
(コード番号:6597 東証グロース)
問合せ先 取締役管理部長 下川 健司
(電話番号:03-5446-5530)




HPCシステムズ、重要拠点の電力を100%再生可能エネルギー化
2拠点目の100%再エネ導入によりScope2目標達成見込み



ハイパフォーマンスコンピューティング分野のニッチトップ企業である HPCシステムズ株式会社
(本社:東京都港区、代表取締役 小野 鉄平、以下 HPCシステムズ)は、2022年4月より千葉県所
在の当社拠点(重要拠点につき詳細非公表、以下 A拠点)の電力を100%再生可能エネルギー化し
ましたのでお知らせいたします。

1.100%再生可能エネルギー電力導入の効果について
HPCシステムズの100%再エネ電力導入は、昨年9月の匝瑳工場に続き、今回が2拠点目となります。
2拠点を合算した100%再エネ電力導入効果として、年間約150トンのCO2排出量削減が期待できます。
これは、数値基準である2018年度全社CO2排出量に対し、実に46%の削減率です。この試算により、
「気候関連財務情報開示タスクフォース(以下TCFD)」提言に基づき設定した「2030年までに当社の
CO2排出量を2018年比で37%削減する」という環境目標(Scope2)を早くも達成する目途が立ちました。
引き続きScope3を含めた目標達成へ向け積極的な環境活動を展開してまいります。
なお、今回の100%再生可能エネルギーも、匝瑳工場に引き続き、アスエネ株式会社(東京度港区、
代表 西和田 浩平)より再エネ100%・CO2ゼロのクリーン電力を導入しています。
2.A拠点への100%再エネ電力導入の意義について
A拠点は、当社のクラウドサービス(サイエンスクラウド)の拠点であるため、今回の100%再エネ電力
導入により、お客様へ「100%再エネ電力によるクラウド計算環境」を提供できるようになります。これ
により、お客様は、ご自身の電力使用によるCO2排出量、すなわちScope2排出量を削減することが
可能となります。今後、当社のサイエンスクラウドをご利用いただくことで、お客様のScope2目標達
成に貢献できるという副次的効果も併せてお伝えし、販売強化につなげてまいります。
また、お客様の計算機使用によるCO2排出量の削減は、言い換えれば当社のScope3-⑪(自社製
品の使用による排出量)の削減を意味しています。気候変動対応の観点からも、お客様とHPCシス
テムズ双方にメリットのある当社サイエンスクラウドの更なる利用拡大を目指してまいります。




3.HPCシステムズの環境活動について
HPCシステムズは、2021年4月に持続可能な社会の実現に向けて「ESG推進室」を新設するとともに、
TCFD提言への賛同を表明いたしました。更に、2021年8月に発表した中期経営計画「Vision2024」
のなかで、「2030年までに当社のCO2排出量を2018年比で37%削減する」という環境目標を掲げまし
た。目標達成に向け上述の「拠点への100%再生可能エネルギー導入」施策をはじめ、「液浸冷却等
の冷却技術研究によるグリーンコンピューティング推進」、「人の健康と環境の保護を促進するため
のchemSHERPA(製品含有化学物質情報伝達スキーム)への取り組み推進」といった事業特性上
実行可能な施策を積極的に展開してまいります。

※ HPCシステムズが展開する環境活動は、公式ホームページにてご覧いただけます。
(https://www.hpc.co.jp/company/sustainability/climate-change-adapt/)




4.今後の予定
今後、当社の電力使用によるCO2排出量のさらなる削減を目指す上で課題となるのは、テナントとし
てオフィスビルに入居する本社の再エネ化です。しかし、テナントビルは利害関係者が多く、往々に
して時間をかけた調整と検討が必要となります。そこで、環境省が提唱する『リーディングテナント行
動指針』への賛同を表明し、同指針に基づきテナントビル関係各社との課題解決に向けた取り組み
に努めてまいります。
(2022.2.21付ニュースリリース「環境省ZEB「リーディングテナント行動方針」に賛同」をご参照)

また、再エネ導入とは別の側面として、当社の高い技術力と幅広い製品群によるシステム提案やソ
リューションは、企業・団体の業務プロセス全体の短縮や生産性向上を実現します。例えば、プロセ
ス自動化による人員の適正配置、先端冷却技術によるデータセンター効率化などは、CO2排出量削
減に直結します。引き続きお客様の業務プロセス効率化や課題解決のお手伝いをさせていただくと
ともに、お客様ご自身の事業活動によるCO2排出量の削減に貢献しまいります。

今後も、2030年に向け当社のScope3を含む環境目標達成を追求していくとともに、ESGの取組みを
気候変動以外の分野にも拡大していく考えです。
HPCシステムズについて
HPCシステムズは、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)分野のニッチトップ企業です。
HPC事業 (High Performance Computer事業)では、主に大学・官公庁・企業の研究開発機関が行う科
学技術計算やAI解析に対応した高性能計算機の開発・製造、最適なシステムの提案及びインテグレ
ーションを実施しています。主な製品・サービスはクラスタ型コンピュータ、サイエンスクラウドサービス、
計算化学ソフトウェア・マテリアルズインフォマティクスのプログラム開発・販売、受託計算サービス・研
究開発支援などです。
CTO事業 (Configure To Order事業)では、過酷な使用環境への多種多様な対応が求められる産業用
コンピュータやエッジコンピュータの仕様提案・開発・製造・販売・保守サポートを通し、お客様の用途・
要望に合わせた長期安定供給及び多品種少量供給を実施しています。主な対象領域は、工場生産
設備・製造装置・検査装置や交通インフラ・自動運転・リテール店舗のコントローラなどです。



社 名 HPCシステムズ株式会社 https://www.hpc.co.jp/
所在地 東京都港区海岸3丁目9番15号 LOOP-X 8階
設 立 2006年7月3日
資本金 2億2,456万円 (2021年12月末現在)
代表者 代表取締役 小野 鉄平




プレスリリースに関するお問い合わせ
https://www.hpc.co.jp/contact/company_form/

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