小規模医療機関向けクラウド型電子カルテサービス「MI・RA・Is / QS」の販売開始について

Press Release
2022 年 6 月 29 日
報道関係者各位




小規模医療機関向けクラウド型電子カルテサービス
「MI・RA・Is / QS」の販売開始について

株式会社CEホールディングス(東証プライム)のグループ会社で、電子カルテシステム・
デジタル予診サービスの開発・販売を行う株式会社シーエスアイ(代表取締役社長:新里 雅
則。本社:札幌市白石区。以下、CSI。)は、小規模医療機関向けのクラウド型電子カルテ
サービス「MI・RA・Is / QS」(ミライズキューエス)を 2022 年 7 月より販売開始、2022 年
10 月よりサービス開始いたします。




クラウド型電子カルテサービス「MI・RA・Is / QS」は、国内電子カルテシステム市場にて導入

件数第2位の MI・RA・Is シリーズの新サービスとして、カルテの電子化に不安や課題を持たれ

ている小規模医療機関向けに開発されました。
「ヒト・モノ・カネ」などに対する問題点を解決

し、こうした医療機関への電子カルテ導入を促進いたします。

CSI は、すでに販売している MI・RA・Is シリーズに同サービスを加えることにより、MI・RA・

Is シリーズ導入施設数 1,000 件達成を目指します。





■「MI・RA・Is / QS」の4つの特長

「MI・RA・Is / QS」のサービスコンセプトは、4つ(“Q”uartet)の“S”です。


・Security :様々な情報セキュリティ対策を講じ、大切な診療データを保護
・Safety :全国の医療機関の信頼を得た、安定した電子カルテの機能を継承
・Simple :見やすく、使いやすく、シンプルな使い勝手を提供
・Small :小規模医療機関向けに必要な機能を精選し、業務効率化に貢献


以上の4つの”S”を組み合わせることで、今まで不安や課題を抱えていた小規模医療機関が電
子カルテの導入を進められることを願って、サービス名称を「MI・RA・Is / QS」としました。



■「MI・RA・Is / QS」誕生の背景

2022 年 6 月に政府で閣議決定された
「経済財政運営と改革の基本方針 2022 骨太の方針 2022)
( 」
(※1)において、
「医療 DX 推進本部(仮称)」の設置や、電子カルテや電子処方箋などの患者
の治療情報を把握し、医療の効率化や質の向上を図る「全国医療情報プラットフォーム」の創設
など、医療の DX 化を強力に推進する方針が打ち出されています。


また、厚生労働省が推進する「住み慣れた地域で安心して質の高い医療サービスを受けながら
生活していけるような社会を目指す医療分野の情報化」
(※2)や、総務省が推進する「医療・
介護・健康分野の情報連携基盤の構築」
(※3)において、カルテの電子化は不可欠なものと考
えます。


現在の病院全体における電子カルテの導入率は60%弱と低く、さらに病床数100床未満
の小規模医療機関においては30%を下回っています。医療機関それぞれに電子カルテ導入につ
いての課題があり、紙カルテの使用を継続されていることが現状です。
「MI・RA・Is/QS」は、医療分野の情報化促進に向けて、病院の中では最も施設数が多い、
100床未満の小規模医療機関での電子カルテ導入を促進します。





■小規模医療機関の電子カルテ普及促進に向けて

小規模医療機関において、電子カルテ導入に踏み切れない理由として、
・情報システム担当など、IT 機器の専任者の不在
・大型サーバーの設置場所の確保が困難
・導入費用が高額
などといった声が聞かれます。


クラウド型電子カルテサービス「MI・RA・Is / QS」は、小規模医療機関が電子カルテ導
入に対して抱える様々な不安や課題に対し、 それらを解決するソリューションを提供い
たします。

1.院内設置型システム(オンプレミス)導入に必要なコストを大きく削減
院内設置型のシステムには、サーバースペースやサーバー室の設備(空調・施錠・防火対策)
などが必要ですが、「MI・RA・Is / QS」はサーバーがクラウド上にある為、専用のスペースを
設ける必要がありません。院内の限られたスペースを診療の為に活かすことができます。


2.システム管理者を専任することなく、安心・安全な運用が可能
院内設置型システム(オンプレミス)で必要だった、メインサーバーの動作確認や、複数あ
るサブサーバーの接続確認、また日々のバックアップ完了確認など、サーバーに関する作業が
不要となります。また、定期的なメンテナンスの必要もなく、システム管理者を専任せずに、
安心で安全な電子カルテを利用でき、BCP 対策を強化しながら管理コストを削減いたします。


3.シンプルでわかりやすく簡潔な操作
「MI・RA・Is / QS」は小規模医療機関向けに開発され、大中規模病院向けの複雑な機能や操
作などを割愛した、シンプルで使いやすく、簡潔な操作性を目指した電子カルテです。
初めて電子カルテを導入される場合においても、職員の方々は短い期間で習熟し、紙のカル
テから電子カルテに移行することができます。





4.急増するサイバー攻撃や予期せぬ災害に対する診療データの保護
大切な患者様のデータが、セキュリティの強固なデータセンターにあるので、ランサムウェ
アなどのサイバー攻撃を受けた場合も、「MI・RA・Is / QS」の電子カルテデータは安全です。
また、サーバーやデータがクラウド上にあることにより、仮に病院が立地する地域で火災や
地震などの自然災害が発生した場合も、患者様のデータはしっかりと守られます。
さらに、何らかの理由でデータセンターとのネットワークが切断された場合でも、緊急時カ
ルテ参照サーバーを院内に設置しているため、過去の患者様のデータを参照しながら診療が
継続できるような対策をしております。


株式会社シーエスアイは今後もクラウド型電子カルテサービス「MI・RA・Is / QS」を含め、電
子カルテ MI・RA・Is シリーズの機能追加やさまざまなパートナーとの連携を行い、政府が強く
推進する「医療の DX 化」を常に視野に置き、すべての方が幸せになれる、より良い医療分野の
発展に力を注いでまいります。




※1 内閣府:経済財政運営と改革の基本方針 2022
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2022/decision0607.html
※2 厚生労働省:医療分野の情報化の推進について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/johoka/index.html
※3 総務省:医療・介護・健康分野の情報化推進
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ictriyou/iryou_kaigo_kenkou.html





【株式会社シーエスアイ 会社概要】
〒003-0029 札幌市白石区平和通 15 丁目北 1 番 21 号
代表取締役社長 新里 雅則
事業内容:
医療システム開発事業、受託システム開発事業
(自社で電子カルテ/オーダリングシステムを開発し、導入数は 877 施設。国内病院に
おける導入件数シェアは第 2 位。-2022 年 3 月 31 日現在)
Web サイト:https://www.csiinc.co.jp


【当サービスの利用に関するお問い合わせ先】
株式会社シーエスアイ 営業推進部
TEL:(03) 5944-6120
メールアドレス:csi-jisui@csiinc.co.jp


【プレスリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社CEホールディングス 経営・事業企画室
TEL:(011) 861-1600
メールアドレス:k-kikaku@ce-hd.co.jp





8919