自分の疾患管理、及び担当医師との情報共有を促進するスマートフォン向けサービスの提供

Press Release
2022 年 5 月 24 日
報道関係者各位




自分の疾患管理、及び担当医師との情報共有を促進する
スマートフォン向けサービスの提供

株式会社CEホールディングス(東証プライム)のグループ会社で、電子カルテシステム・
デジタル予診サービスの開発・販売を行う株式会社シーエスアイ(代表取締役社長:新里 雅
則。本社:札幌市白石区。以下、シーエスアイ。)は、2022 年夏から、患者が自分の疾患
を管理し担当医師との情報共有を促進するスマートフォン向けサービス「スマート PHR
(仮
称)」(※1)と「スマート DMR(仮称)」(※2)を提供します。
スマート PHR は患者向けのスマートフォンアプリで、患者が自身の健診情報やアレルギ
ーを含む疾患管理を行うと同時に医師に自分の状態の経過を正確に伝えることを目的とし
ています。スマート DMR は、スマート PHR に対応する医師向けのスマートフォンアプリ
で、患者が入力した情報を参照するとともに、担当医師がメモとして情報を入力することを
可能とし、医師の患者管理業務の負荷を軽減することを目的としています。(※3)


【本サービスの目指す姿】
現在、患者のスマートフォン所持率も高くなり、様々な健康管理アプリケーションがリリ
ースされセルフメディケーション(※4)の機運が高まりつつあります。スマート PHR は、
疾患に悩む患者(あるいはその家族等)が自宅等でスマートフォンを通じて日々の体調や症
状の変化を逐次入力・管理し、患者自身が疾患と向き合うことで積極的に自らの治療に参加
できるようなサービスをとします。また、アレルギー、健診結果、ワクチンの接種歴等も管
理し、疾患を発症する前後の情報や自分で総合的に管理できる環境も整備します。
また担当医師はスマート DMR を通じて、次回診療時までの間に、患者がスマート PHR
で入力した情報から患者の状態を逐次把握することができ、患者に問診票を記載してもら
う手間を削減することも可能になります。またシーエスアイの電子カルテシステム MIRAIs
シリーズと連携させることにより、診療時の記録業務が省力化され、患者と向き合う時間を
より増やす効果を得ることができます。





【本サービスの概要と提供範囲】
① 患者はスマート PHR から自宅等で体調や症状の入力を行います。一度現在の状態を入
力すれば、次回からは変化した部分だけを入力するので、入力の手間はかかりません。
また、自分がいつどんな内容で受診し、その後の経緯はどうなったのか経年での記録を
管理できるようになります。
② 医師はスマート DMR により、いつでもどこでも患者の体調や症状に関する情報参照
を行うことができるようになります。その情報を参考に次回診療に向けて気づいた点
等を事前に入力しておく等の対応が可能になります。
③ スマート PHR とスマート DMR の基本機能は、電子カルテシステム MIRAIs シリーズ
全導入施設とその連携先の診療所、それらの施設を受診するすべての患者に対して無
償で提供されます。


【情報の活用について】
本サービスは、内閣府が進める「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第 2 期」
において、シーエスアイが慶應義塾大学 SFC 研究所との研究実証で効果検証を行った情報
流通制御基盤技術(※5)を活用しており、MIRAIs シリーズ 877 ユーザー施設(※6)はネ
ットワーク接続作業とソフトウエア設定を行う(※7)だけで、スマート DMR との連携を
行うことができます。また、情報流通制御基盤の採用により国内の他の電子カルテシステム、
問診サービス、オンライン診療サービス、PHR サービス、へのデータ流通や自治体とのデ
ータ連携等が実現可能となります。


(※1)PHR(Personal Health Record)

個人の健康診断結果や服薬歴等の健康等情報を電子記録として本人や家族が正確に
把握するための仕組み。
(※2)DMR(Doctors Medical Record):
医師が患者を診療する際に利用する一時的な記録。病院が管理する診療録とは異な
り医師の個人的なメモとして機能する。
(※3)スマート PHR とスマート DMR:
これら二つのスマホアプリは、iOS 端末と Android 端末に対応予定。
(※4)セルフメディケーション:
自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること。
(※5)情報流通制御基盤:
システムとアプリケーション間のデータ交換及びその流通制御を可能とするアーキ
テクチャを備えた基盤。2018 年度から 2020 年度にかけて慶應義塾大学 SFC 研究所
で実施された「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/ビッグデータ・





AI を活用したサイバー空間基盤技術/AI 間連携基盤技術/健康・医療・介護 AI 連
携基盤の構築」において実証された技術を採用。
(※6)電子カルテシステムMIRAIs の 2022 年 3 月 31 日現在のユーザー施設数。
(※7)ネットワーク接続作業・設定変更費用等は有償。


【株式会社シーエスアイ 会社概要】
〒003-0029 札幌市白石区平和通 15 丁目北 1 番 21 号
代表取締役社長 新里 雅則
事業内容:
医療システム開発事業、受託システム開発事業
(自社で電子カルテ/オーダリングシステムを開発し、導入数は 877 施設。国内病院に
おける導入件数シェアは第 2 位。-2022 年 3 月 31 日現在)
Web サイト:https://www.csiinc.co.jp


【当サービスの利用に関するお問い合わせ先】
株式会社シーエスアイ サービス事業本部 サービス戦略室
TEL:(03) 5439-5550
メールアドレス:inquiry@csiinc.co.jp


【プレスリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社CEホールディングス 経営・事業企画室
TEL:(011) 861-1600
メールアドレス:k-kikaku@ce-hd.co.jp





7115

新着おすすめ記事