ケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査「CMNRメディカル」第2回調査結果のお知らせ

株式会社インターネットインフィニティー
News (コード番号:6545 東証マザーズ)


Release 〒141-0032 東京都品川区大崎 1-11-2

http://iif.jp
ゲートシティ大崎イーストタワー4 階



2018 年 10 月 30 日




―”ケアマネジャー”をパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査『CMNR メディカル』―


「慢性便秘の要介護者」に関する調査結果
要介護・要支援の慢性便秘患者の 8 割が便秘薬に「不満」
「薬がないと出なくなる(依存性)」「下痢と便秘を繰り返す」




全国のケアマネジャー9 万人が登録するウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」
( http://www.caremanagement.jp/ ) 、 全 国 に リ ハ ビ リ 型 デ イ サ ー ビ ス 「 レ コ ー ド ブ ッ ク 」
(http://www.recordbook.jp/)を展開するなど、日本の健康寿命を延伸する社会の実現に向け、様々なヘ
ルスケアサービスを運営する株式会社インターネットインフィニティー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:別
宮 圭一)は、ケアマネジャーをパネルにした要介護高齢者の医薬品独自調査サービス『CMNR メディカル』第 2 回調
査(慢性便秘に関するアンケート)を実施しました。



■調査概要
調査名:CMNR メディカル(第 2 回) 「慢性便秘のご利用者に関するアンケート」
期間:2018 年 10 月 5 日~2018 年 10 月 15 日
調査パネル:「ケアマネジメント・オンライン」に登録する会員ケアマネジャー
調査サンプル数:997 名(うち居宅介護支援事業所勤務/707 名)
調査方法:WEB アンケート
対象医薬品:慢性便秘患者(要介護、要支援)への処方薬を中心とした医薬品全般
(便秘治療薬、骨粗鬆症薬、糖尿病薬、抗パーキンソン薬、脂質異常症治療薬、消化性潰瘍用剤、降圧薬、血管
拡張剤、不整脈用剤、抗血小板剤、利尿剤、催眠鎮静剤、抗うつ薬、解熱鎮痛消炎剤、気管支拡張剤、アレルギー
用薬、漢方など)



■調査結果(サマリー)
国内の便秘の有病率は、加齢につれて男女ともに増加し、80 歳以上では、男女比がほぼ同じです。要介護者の便秘は、
さまざまな不安や排便トラブル、食欲不振による低栄養など、QOL(生活の質)に大きな影響を与えます。また、要介
護者の家族や介護従事者にとっても排便トラブルは、心身への負担となっております。
本調査において、要介護者の便秘対策として処方薬が最も多いと示される一方、服用者の 8 割が、依存性や効きすぎ
による下痢など、便秘薬に対して何らかの不満を持っていることが明らかになりました。


2018 年の介護報酬改定において、ケアマネジャーには医師・薬剤師など医療関係者に対して、介護サービス事業者
から提供された情報や自ら把握したご利用者の状態を伝達することが義務付けられました。医療と介護の連携の要で
あるケアマネジャーの持っている情報が、要介護者の慢性便秘の改善に役立てられるよう期待されています。




慢性便秘の改善のため、病院受診に関する提案をしていますか?
(%)




















必ず行っている ときどき行っている あまり行っていない 全く行っていない


ケアマネジャーの4人に1人(26.4%)は、ご利用者の慢性便秘改善のために病院受診の提案を「必ず行っている」と
回答しました。また、5 人に1人(20.1%)は、「あまり行っていない」「全く行っていない」と回答しました。
※慢性便秘の利用者を担当しているケアマネジャー(n=632)



排便回数について、どれが便秘だと思いますか?
(%)



















週に1回未満 週に2回未満 週に3回未満 週に4回未満 週に5回未満
在宅介護を支える居宅介護支援事業所に勤務するケアマネジャー(n=707)が便秘と判断する排便回数は、「週に
2 回未満」が最も多く 44.8%でした。ついで「週に 3 回未満」24.3%、「週に 1 回未満」19.0%となっています。
※参考(便秘とは?)
・「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出出来ない状態」(日本消化器病学会関連研究会慢性便秘の診
断・治療研究会『慢性便秘症診療ガイドライン 2017』)
・「排便回数が週に3回未満」(国際消化器病学会 RomeⅣによる便秘の定義)




要介護者は、便秘薬に対してどんな不満をお持ちですか?

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

薬がないと出なくなる(依存性)

下痢と便秘を繰り返す

薬が効きすぎて下痢をする

効果が期待できない

種類が多くて選べない

他の薬を飲んでいるので便秘薬を服用出来ない

その他

不満は特にない



要介護者が便秘薬に対して感じている不満で最も多かった回答は、「薬がないと出なくなる(依存性)」46.3%、ついで、
「下痢と便秘を繰り返す」32.3%、「薬が効きすぎて下痢をする」29.8%でした。
要介護者の 84.0%は、便秘薬に対して何らかの不満を持っており、便秘薬の使い分けや量のコントロールに問題を抱え
ている方が少なくないようです。
※便秘薬が処方された利用者を担当しているケアマネジャー(n=570)
慢性便秘は生存率(余命)に影響があると思いますか?
(%)













はい いいえ 分からない


慢性便秘が生存率(余命)に影響するか「分からない」と答えたケアマネジャーは、42.4%でした。
「影響ある(はい)」と回答したケアマネジャーほど、積極的に病院受診を提案している傾向が見られました。
健康寿命を延ばすためには、疾患に対する正しい認識や治療行動が重要です。医療と介護の連携の要であるケアマネジ
ャーが、医療関係者に対して適切な情報提供できるよう、さらなる環境整備が期待されます。
※居宅介護支援事業所に勤務するケアマネジャー(n=707)



■調査レポート販売のご案内
本調査結果を、詳細レポートとして 10 月 30 日より販売いたします。上記掲載以外にも、
・慢性便秘に対するケアマネジャーの認識について
・利用者の慢性便秘の改善のためにケアマネジャーが重視していること、提案していること
・慢性便秘に対して要介護者が困っていること及び対策
・慢性便秘患者の受診医療機関数(要介護度別)
・慢性便秘以外の医薬品を含む薬効分類別処方数
等の内容が、収載されています。




※医薬品マーケティングご担当者様※
本調査レポートの内容、価格等につきましては、下記窓口までお問い合わせください。


■お問い合わせ窓口■
株式会社インターネットインフィニティー 事業本部 マーケティング部(担当:江口)
TEL:03-6697-5505 FAX:03-6779-5055 MAIL:neguchi@iif.jp
■CMNR メディカルについて■
『CMNR(CareManager Network Research)メディカル』は、医療と介護連携のキーマンである”ケアマネジャー”を
パネルとした調査サービスです。複数の医療機関を受診することが多い要介護・要支援高齢患者の処方薬や、服薬管
理状況など、医師や薬剤師をパネルとした調査ではなかなか把握しにくい医薬品使用の実態を調査できます。
専門サイト「ケアマネジメント・オンライン」に登録する、日本のケアマネジャー15 万人のうち 6 割に相当する 9 万人のネット
ワークを『CMNR メディカル』では活用しています。
※ケアマネジャー(介護支援専門員)は、適切な介護サービスを受けられるように高齢者とその家族の支援をしており、
医療と介護の連携の要を担っています。


■調査のご依頼について■
「ケアマネジメント・オンライン」では、『CMNR メディカル』をはじめ、ケアマネジャーを対象にした様々な調査を常時行い、企
業やメディア、行政などにお届けしています。今後調査を実施してほしい疾患や医薬品のリクエスト等ございましたら、下記
窓口までお気軽にお問い合わせください。


■記事引用時のお願い■
・「ケアマネジメント・オンライン」調べ、と明記ください。
・WEB 上での引用に際しましては、「ケアマネジメント・オンライン」に http://www.caremanagement.jp/へのリンク
付与をお願いいたします。




■■■ニュースリリース及びサービスに関するお問合せ先■■■
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