オキサイドのレーザを用いた東京大学物性研究所の研究成果が米国の学術論文誌『Applied Physics Letters』に掲載されました

2023 年 10 月 30 日


株式会社オキサイド
代表取締役社長 古川保典


オキサイドのレーザを用いた東京大学物性研究所の研究成果が
米国の学術論文誌『Applied Physics Letters』に掲載されました

株式会社オキサイド(本社:山梨県北杜市武川町牧原 1747 番地 1 代表取締役社長 古川保典)は、米
国物理学協会が発行する『Applied Physics Letters』2023 年 10 月 23 日号(Volume123、Issue17)に、
当社のレーザを用いた東京大学物性研究所の研究成果が掲載されたことをお知らせいたします。
同研究所は、世界で初めて、不揮発性メモリ素子が絶縁破壊する瞬間を可視化することに成功しまし
た。この観察のために同研究所が開発した顕微鏡装置「Laser-PEEM」には、当社の深紫外波長 266nm
の連続波レーザが搭載されています。当社が製造する深紫外波長 266nm の連続波レーザは、当社で製造
した世界最高品質の光学結晶に独自の波長変換技術を適用することで、高いビーム品質で長期間安定し
た動作を可能としています。
また、同研究の観測手法は、今後、研究用途の他、製品に近い集積回路の検査まで広く利用されること
によって、半導体製品の高性能化、低コスト化に貢献するものと期待されています。当社は、引き続き、
最先端の基礎研究分野から産業応用まで、幅広い分野に貢献する技術開発に取り組んでまいります。
なお、本研究に関する詳細は、同研究所のプレスリリースおよび掲載論文をご参照ください。
 東京大学物性研究所プレスリリース
https://www.issp.u-tokyo.ac.jp/maincontents/news2.html?pid=20184
 『Applied Physics Letters』掲載論文
https://pubs.aip.org/aip/apl/article/123/17/173501/2918167/Nondestructive-imaging-of-
breakdown-process-in


本件に関する問い合わせ先
株式会社オキサイド 企画グループ
ir@opt-oxide.com
TEL: 0551-26-0022




【会社概要】
当社は、国立研究開発法人物質・材料研究機構発のベンチャー企業として 2000 年に設立。山梨県北杜
市に本社と工場、神奈川県横浜市保土ヶ谷区に事業所があります。
主力は、21 世紀の光の時代に必要不可欠な単結晶・光部品・レーザ光源・光計測装置の開発・製造・
販売で、「新領域」「半導体」「ヘルスケア」の3つの事業を展開しています。
、 、
2014 年には経済産業省の「グローバルニッチトップ 100 選」に選定、2021 年2月には Forbes Japan
主催の「スモール・ジャイアンツ アワード 2021」のグランプリを受賞しました。
当社の特徴は、(1)単結晶・光学関連の専門家・技術者が多数在籍し、研究開発型の事業会社として成
長している、(2)国内外の企業から光学関連技術を買収し製品化・事業化するノウハウを有しているーこ
とであり、これらが独創性や競争優位性の源泉となっております。

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