海洋発電タービン用メカニカルシールのシンガポール・セントーサ島での長期実証試験を開始

2019年9月20日
各 位
東京都港区芝公園2丁目4番1号
イ ー グ ル 工 業 株 式 会 社
(コ ー ド :6486 東証第1部)
( お 問 い 合 わ せ 先 ) 総 務 部
TEL 03( 3438 )2291

海洋発電タービン用メカニカルシールのシンガポール・セントーサ島での長期実証試験を開始


イーグル工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:鶴 鉄二)は、当社独自の表面テクス
チャリング技術を付与した海洋発電タービン用メカニカルシールを、MAKO Turbines Pty. Ltd. (オー
ストラリア・以下、MAKO 社) が開発した潮流発電タービンに搭載し、この度シンガポール・セント
ーサ島のボードウォークにおいて⻑期実証試験を開始しましたので、以下のとおりお知らせいたしま
す。


1.セントーサ島潮流発電タービン⻑期実証試験の概要
近年、CO2 をはじめとした温室効果ガス抑制対策として、再生可能エネルギーの実用化と利用拡大
が急速に進む中、太陽光、風力に次ぐクリーンエネルギーとして、海水の流れを利用した海洋発電が
注目されております。
今回シンガポールで開始されました「セントーサ島潮流発電タービン⻑期実証試験」は、海洋発電
の実用性を調査するために、今後 1 年間発電実証試験が継続され、将来的にはセントーサ島の主要電
力源としての活用も視野に注目を得ております。
9 月 17 日に開催されたボードウォークでのセレモニーにおいては、セントーサ島実証試験サイトの
開設が公式に宣言された後、MAKO 社およびシンガポール政府関係者をはじめ多数の参列者が見守る
中、潮流発電タービンの実証試験が開始されました。


(シンガポール・セントーサ島) (潮流発電タービン)




2.当社独自の「表面テクスチャリング技術」メカニカルシールについて
当社は、この実証試験で使用される「潮流発電タービン」に、当社独自の「表面テクスチャリング
技術」を付与したメカニカルシールを納入しています。当該メカニカルシールは「高密封性」と共に
「極低トルク」を実現する機能を有し、試験海域の潮流が低流速時においてもタービン性能を維持す
るとともに発電効率向上が期待されています。今後は本実証試験を通じて、実海域における多様な潮
流変化や海洋生物等の影響を精査し、海洋発電をはじめとする海洋開発関連分野に貢献すべく、更な
る固有技術の向上、製品開発に邁進して参ります。
以 上

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