米国子会社SOFEC社、ペトロナス社FLNGの移設に伴う係留設備関連工事を完了

2019 年 4 月 18 日
各 位
会 社 名 三井海洋開発株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 香西 勇治
(コード番号 6269 東証第1部)
問 合 せ 先 総務部 (TEL. 03-5290-1200)




米国子会社 SOFEC 社、ペトロナス社 FLNG の移設に伴う係留設備関連工事
を完了

三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:香西勇治)の米国子会社 SOFEC, Inc.(以下
「SOFEC 社」)は、マレーシアの国営石油会社である Petroliam Nasional Berhad (以下「ペトロナス社」)の子会
社より、FLNG(Floating LNG Production Unit:浮体式液化天然ガス生産設備)の移設に伴う係留設備関連工事
(以下「本案件」)を受注しておりましたが、今般据付工事を完了しましたので、お知らせいたします。

本案件は、SOFEC 社製の大型係留設備を採用し、2016 年 12 月に FLNG として世界で初めて液化天然ガスの
生産を開始したペトロナス社の“PFLNG SATU”の操業地移動に伴う工事です。SOFEC 社は、本 FLNG の操業
地移動に伴い新たに必要となった係留索(チェーン)及びアンカーの設計から機器購入、建造、据付までの一括
工事を行いました。

本係留設備は、浮体式生産設備の船体外部に組付けられるエクスターナル・タレット(External Turret)と呼ばれ
る一点係留設備であり、係留される浮体式生産設備は、風見鶏のように波や風、潮流からの外力が最も小さくな
るよう係留装置を中心として自由に回転し、悪天候下でも安定した操業を行うことができます。水深 70m から
200m の範囲に対応するように設計された本係留設備は、洋上のあらゆる天候下で長期間液化天然ガスの生産
を行う本 FLNG の安全操業を支援する重要な役割を担っています。

本 FLNG は、マレーシアのサラワク州沖合の水深約 75m の海域に位置する Kumang クラスター・ガス田の海上
にて液化天然ガスの生産に供されてきましたが、本年 2019 年 3 月に同国サバ州沖合の水深約 120m の
Kebabangan クラスター・ガス田に移設されました。

海洋石油ガス業界において注目を浴びる FLNG プロジェクトは、最終投資決定済みのものが計 4 件ありますが、
SOFEC 社はそのうち 3 件の FLNG 向け係留設備を受注しており、同領域での圧倒的な実績を誇っています。




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PFLNG SATU



三井海洋開発株式会社について
三井海洋開発 (MODEC)は、FPSO(Floating Production, Storage & Offloading System:浮体式海洋石油・ガ
ス生産貯蔵積出設備)をはじめとする海洋石油・ガス開発プロジェクトに用いられる浮体式海洋石油ガス・生産設
備の設計、建造、リース、チャーター、オペレーション&メンテナンス・サービスを提供する日本で唯一の企業です。
http://www.modec.com/jp

SOFEC 社について
1972 年テキサス州ヒューストンに設立。業界リーダーとして、FPSO 向けをはじめとする各種係留設備の設計、
建造、据付けに関わるサービスを提供しています。2006 年に三井海洋開発株式会社の子会社となりました。こ
れまで合計 100 基以上の係留設備を世界に送り出してきました。




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