ブラジル沖合プレソルト層油田Iracema Sul 鉱区向けFPSO チャーターを開始

平成 26 年 12 月 8 日
各 位
会 社 名 三井海洋開発株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 宮 﨑 俊 郎
(コード番号 6269 東証第1部)
問 合 せ 先 総務部長 小 林 晴 枝
(TEL. 03-5290-1200)



ブラジル沖合プレソルト層油田 Iracema Sul 鉱区向け FPSO チャーターを開始
三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長: 宮﨑俊郎)が、ブラジルの国営石油開発会社
である Petróleo Brasileiro S.A. (以下「ペトロブラス社」)より、同社 65%子会社の Tupi B.V.社を通じて受注し、
建造を行っていた FPSO(Floating Production, Storage & Offloading System:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵
積出設備)は、今般チャーターインし、順調に石油の生産を開始しました。

"FPSO Cidade de Mangaratiba MV24"と命名された本 FPSO は、ペトロブラス社(65%)、BG グループ(25%)、
Petrogal Brasil S.A - Galp Energia(10%)の 3 社コンソーシアムが保有する BM-S-11 ブロックにある Iracema
Sul(イラセマ・スル、旧 Cernambi Sul)鉱区の開発に用いられます。ブラジル沖合 Santos(サントス)盆地に位置
する Iracema Sul 鉱区は、海底下約 5,000m のプレソルト(岩塩層直下の層)にある巨大油田です。

本 FPSO は、日量 15 万バレルの原油生産能力、日量 280 百万立方フィートのガス生産能力及び約 160 万バレ
ルの原油貯蔵能力を持ち、当社の米国子会社である SOFEC 社が設計する Spread Mooring(スプレッド・ムアリ
ング)と呼ばれる係留方法で、水深約 2,200m の海上に係留されます。

本 FPSO は、当社の関連会社が保有し、ペトロブラス社に対し 20 年のチャーターサービス(リース及び運転・保
守点検等のオペレーション)の提供を行います。

本 FPSO は、当社にとって 9 基目のブラジル向けプロジェクトとなります。また、2010 年、2013 年にそれぞれ稼
働を開始したペトロブラス社 Lula(旧 Tupi)鉱区向け FPSO Cidade de Angra dos Reis MV22 及び Sapinhoá
(旧 Guará)鉱区向け FPSO Cidade de São Paulo MV23 に続き、当社はプレソルト層油田開発用として 3 基目
の FPSO のチャーターを開始したことになります。
三井海洋開発株式会社について

三井海洋開発(MODEC)は、海洋石油・ガス開発プロジェクトに用いられる浮体式海洋石油・ガス生産設備の建
造、チャーター、オペレーション&メンテナンスサービスを提供する日本で唯一の企業です。
http://www.modec.com/jp

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