ACSL、エアーズ、JUAVAC 物資輸送における、ドローンの安全性と運用者の安全運航に関する専門カリキュラムの提供開始

2020 年 10 月 6 日
報道関係者各位
株式会社自律制御システム研究所
株式会社エアーズ
一般社団法人 日本 UAV 利用推進協議会


ACSL、エアーズ、JUAVAC
物資輸送における、ドローンの安全性と運用者の安全運航に関する専門カリキュラムの提供開始

株式会社自律制御システム研究所(東京都江戸川区、代表取締役社長 兼 COO:鷲谷 聡之 以下 ACSL 証券
コード 6232)
、株式会社エアーズ(東京都港区、代表取締役:實籾 富二男、小豆嶋 和洋 以下 エアーズ)及
び一般社団法人 日本 UAV 利用推進協議会(以下 JUAVAC)は、物資輸送における、ドローンの安全性と運用者
の安全運航に関する専門カリキュラムの提供、講習を開始します。


新型コロナウイルス感染拡大に伴い、感染防止の観点から、ドローンを使用した非接触型の物資輸送に対す
る要望が急増しています。また、ネットショッピングの急速な拡大と共に宅配事業者の人材不足が深刻化し、
効率的な輸送システムが求められています。
ACSL、エアーズ及び JUAVAC は、運輸業界が抱える様々な問題を革新的技術で解決していくソリューション
の一つとしてよりセキュアなドローン利活用が重要であると考え、ドローンに特化した「物資輸送カリキュラ
ム」を共同開発しました。


ACSL は、2018 年に航空法が改正され、ドローンの無人地帯(離島や山間部等)における目視外飛行(Level3)
が可能となって以降、多数の目視外飛行における物資輸送の実証経験を積んでまいりました。その中で、ドロ
ーンによる物資輸送が普及し社会実装が推進されるには、ドローンの安全性、ならびに運用者の安全運航に関
するノウハウ・知見が特に重要であり、運用者のための専門的なカリキュラムが必要であると考えておりまし
た。そのため、ドローンの運用者への教育に強みをもつエアーズ、JUAVAC と共同で、ドローンによる物資輸送
における専門カリキュラムを開発することとなりました。


本物資輸送カリキュラムは、
2020 年 11 月から全国の JUAVAC ドローンエキスパート アカデミーで提供され、
セキュアで安心な ACSL の国産ドローン「ACSL-PF2」を使用します。ACSL-PF2 は、日本国内で Level3 物資輸送
の実績を多く持ち、日本郵便株式会社や ANA ホールディングス株式会社の実証実験でも採用されているドロー
ン物流機体です。本カリキュラムは、ACSL が実施してきた目視外飛行(level3)でのドローンによる物資輸送
の経験から、安全面への配慮、法律への準拠、非常時への対応などを盛り込むことにより、運用者が安全性に
対する高い意識をもって運用してもらうことを目的としています。
エアーズは、ACSL の販売代理店として、ACSL-PF2、ACSL-Mini の販売を同時に開始します。全国の JUAVAC
ドローン エキスパート アカデミーを通じて、機体販売、運用講習、メンテナンス業務を行います。
*販売に関して、機体購入の金銭的負担を軽減するため、リースや割賦販売のお取り扱いもご用意していま
す。
*エアーズでは、ドローンを用いた物資輸送について、無料相談を受け付けています。


【このニュースリリースへのお問い合わせ】
株式会社エアーズ広報部
Tel: 03-6364-1171 Email: info@airds.co.jp
株式会社自律制御システム研究所(ACSL) 担当:廣嶼(ひろしま)
Tel: 03-6661-3870 Email: sales@acsl.co.jp
一般社団法人 日本 UAV 利用推進協議会 本部事務局
Tel: 03-5809-3494 Email: info@juavac-droneschool.jp


■参考資料■


【物資輸送カリキュラム概要】
・現行の目視外飛行の技術基準/補助者の役割
・目視外補助者無し飛行の要件
・無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領
・使用機体の特性と把握
・運用までのスケジュール
・事前調査/飛行場所の選定
・各種許可・周知・申請・調整手続き
・飛行経路作成
・安全確保体制の構築/発着場所及び依頼者(荷受人)の安全担保
・固形物・液体物・割れ物等、積荷の特性に応じた積載方法
・荷受確認(トレーサビリティ構築)
・飛行申請/実地飛行/結果検証


*物資輸送カリキュラムの期間は 4 日間、受講料は 28 万円(税抜、予定)です。
【ACSL-PF2 主要スペック】




左:ACSL-PF2 物流用ドローン。往復飛行(荷物配送後、そのまま再離陸)が可能なキャッチャー(荷物搭載機構)を搭載

右:補助者なし目視外飛行の実績を有し、携帯電話網(LTE)を使った通信や無線中継方式など環境に応じたカスタマイズが可能

飛行速度(完全自律飛行時) 水平:10 m/s 上昇:3 m/s 下降:2 m/s
高度 150m(航空法上限)
最大風圧抵抗 10 m/s
最大飛行時間 29 分(ペイロードなし)
最大ペイロード 2.75 kg
防塵防水性:IP54 相当
安全機能 強風時のフェールセーフ
ルート逆順の Go Home 設定可能


【株式会社エアーズ】 エアーズは、産業用ドローンのサービスプラットフォームを目指して、産業用ドロー
ンスクール「JUAVAC ドローン エキスパート アカデミー」事業を行っています。今後、ACSL 製ドローン
の販売、周辺ソフトウェアの販売を、全国の「JUAVAC ドローン エキスパート アカデミー」と協力して行
います。
*株式会社エアーズ会社概要は http://airds.co.jp/をご覧下さい。


【株式会社自律制御システム研究所】 ACSL は、産業分野における既存業務の省人化・無人化を実現すべく、
国産の産業用ドローンの開発を行っており、特に、画像処理・AI のエッジコンピューティング技術を搭載し
た最先端の自律制御技術と、同技術が搭載された産業用ドローンを提供しています。既にインフラ点検や郵便・
物流、防災などの様々な分野で採用されています。
*株式会社自律制御システム研究所会社概要は https://www.acsl.co.jp/company/をご覧下さい。


【JUAVAC ドローン エキスパート アカデミー】 一般社団法人 UAV 利用促進協議会(国土交通省認定管理
団体)通称 JUAVAC(ジュアバック)は、2017 年より活動をスタートし、現在、全国各地で 20 校が開校(新
規開校準備中 6 校)しており、実践で使用できる商業ベースのドローンのカリキュラムとして、
「測量・初級・
中級(株式会社パスコ監修)、
」「非破壊検査・点検初級・中級」、農業分野における「空中散布」等を提供して
います。屋内外に常設のトレーニングフィールドを備え、実践に則したトレーニングが可能です。
* JUAVAC ドローン エキスパート アカデミー概要は https://juavac-droneschool.jp/をご覧下さい。

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