ABSから自主検査制度認定を取得、バルブメーカーとしては国内初

News Release

2021 年 8 月 4 日
株式会社オーケーエム

ABS から自主検査制度認定を取得、バルブメーカーとしては国内初

~船舶用バタフライバルブの製造に関する品質管理体制が認められる~


各種流体制御バルブの開発・製造・販売を行う株式会社オーケーエム(本社:滋賀県野洲市、代表取締
役社長:奥村晋一、以下「オーケーエム」)は、2021 年 2 月 17 日、国内バルブメーカーとしては初め
てアメリカ船級協会(以下「ABS」)から船舶用バタフライバルブの自主検査制度認定を取得し、2021 年
8 月から本格運用を開始しました。


■ABS とは
ABS(American Bureau of Shipping)は、1862 年に設立され、船舶や海洋構造物などの海事関連設
備の設計、建造、保守に関する基準の開発及び検証を通じて、人命・財産及び海洋環境の安全・保全推
進に貢献している世界有数の船級協会です。


■自主検査制度認定とは
これまで舶用バタフライバルブを出荷する際、検査が必要な一部製品について、ABS 検査員が工場を
訪れ、立ち合い検査を行う必要がありましたが、今回の認定でこの作業が不要となります。オーケーエ
ムでは、年間約 70 件、約 400 台のバルブで ABS 検査員による検査を受けておりますが、自社で検査
を行い納品できることから、業務効率の向上、および一層の短納期対応が可能となります。
なお、ABS からの自主検査制度認定取得は、日本国内のバルブメーカーとしては初めて、世界のバル
ブメーカーとしては 4 社目(バタフライバルブとしては世界で 2 社目)の認定取得となります。


■オーケーエムの舶用市場における展開について
オーケーエムは瀬戸内、九州地方での造船需要の拡大を見越し、
2000 年頃から造船向けの販売を拡大させてまいりました。その
一環として、2010 年に日本海事協会から自主検査制度認定を
バタフライバルブでは国内で初めて取得、その後も、お客様の要望
に応えるため、各国船級協会の型式承認等を取得しました。その
結果、国内主要造船所の 70%以上への納入を実現しました。
また、国際的な環境規制強化の流れを受け、需要が拡大する船舶
排ガス用バルブ市場において世界シェアトップを実現しました。
今後、世界の環境規制対応船の建造比率は増加していくと見込んで
おり、世界シェアトップを維持することで舶用市場の売上拡大を目
指してまいります。

ABS 自主検査制度認定証



News Release

■会社概要
社名 : 株式会社オーケーエム
代表 : 代表取締役社長 奥村 晋一
本社所在地 : 滋賀県野洲市市三宅 446-1
ホームページ : https://www.okm-net.jp
設立 : 1962 年 5 月 31日(創業:1902 年1月)
資本金 : 11 億 7,819 万円
従業員数 : 連結:316 名、単体:228 名 ※2021 年 3 月末時点、臨時従業員を除く

連結売上高 : 8,759 百万円 ※2021 年3月期

上場証券取引所 : 東京証券取引所市場第二部(証券コード:6229)
事業内容 : 工業用、建築用、船舶用等各種バルブの開発・製造・販売


<オーケーエムについて>
オーケーエムは、1902 年創業の百年企業で祖業は木挽鋸の製造業でしたが、1952 年より「バル
ブ」専門メーカーに転換し、常に業界の先端を行く製品開発に取り組んできました。取扱製品も多種
多様で、建築、発電、船舶、各種プラント等、幅広い業界にバタフライバルブを中心とした流体制御
機器を提供しています。その中でも、顧客と一体になり、顧客の個別ニーズに合わせたカスタマイズ
バルブを開発し、標準製品では対応できないニッチ市場を開拓してきました。
近年では、SDGs の取組の一環として、船舶排ガス用バルブやバラスト水処理装置用バルブ等の販
売により、環境保全や生態系保護にも尽力しております。その成果が認められ、2020 年 6 月に経済
産業省より「2020 年版グローバルニッチトップ企業 100 選」に選定されました。また、2020 年 12
月には東京証券取引所市場第二部への新規上場を果たしました。


■バルブ(弁)とは
主に配管などの内部を通す空気やガス等の気体、水や油等の液体、あるいは粉体等の流体が通る空間
の開閉や流体の制御および調節等ができる可動機構をもつ機器の総称です。


■各種認定ロゴマーク




【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社オーケーエム 経営企画課 森川・奥村
TEL:077-518-1260(代表) MAIL:prir@okm-net.co.jp
※掲載情報は、発表当時の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。





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