2023年3月期株主通信

O K M R E P O RT 2023
株 式 会 社 オー ケーエム   株 主 通 信




滋 賀 の 企 業 だ か ら で きる 、

地 球 の こと を 考 え た 動 き 方 が あ る 。




オ ー ケ ー エ ム だ か ら で きる 、

持 続 可 能な 社 会 に 向 けた 活 動 が ある。




私 た ち は 、滋 賀 か ら 世 界 へ

様 々 な 貢 献 が で き るよう 実 践 して ま い りま す 。
TO P ME S S AGE




脱 炭 素 社 会 を 見 据 えて
代表取締役社長 奥村 晋一




株主の皆様へ ◆ 2 0 2 4 年 3 月期 通 期 連 結 業 績 予 想 (百万円)
予想 前年同期比
株 主 の 皆 様 に は 、 素より格 別 のご 高 配 を 賜り、
平 厚く御 礼 申し
売上高 10,000 9.1
上 げます。ここに 2 0 2 3 年 3 月期 の 事 業 報 告と決 算 状 況をご 報 告 営業利益 725 ▲11.9
申し 上 げます。 経常利益 740 ▲15.0

親 会 社 株 主に帰 属する当 期 純 利 益 500 ▲34.8
1 株 当たり配 当 金 年間35円
2 0 2 3 年 3 月期 の 連 結 業 績 に つ いて
2 0 2 3 年 3 月期は 、 結 業 績は 売 上 高 9 , 1 6 4 百 万 円 、 業 利 益 8 2 3
連 営
中長期ビジョン「Create200」の実現に向けて
百万円 営業利益率9.0%)
( となりました。
売 上 高 に つ いては 、 型コロナウイルス感 染 症 による景 気 後 退 の
新 当 社グループ は 2 0 2 2 年5月に C r e a t e 2 0 0 第1次 中 期 経 営 計 画


影 響を受けたものの、 場 環 境が 回 復 傾 向にあることから、 用・
市 陸 ( 2 0 2 3 年3月期 ∼ 2 0 2 5 年3月期 ) を 公 表し 、 た に パ ー パ ス
」 新

舶 用ともに 需 要 が 堅 調 に 推 移し 、 期 ぶりに 過 去 最 高 を 更 新 、
3 「 い い 流 れを つくる。 を 策 定しました 。 長 期ビジョンとしては 、
」 中

前 年 同 期 比 8 . 4 % 増となりました。 2 0 3 0 年 度に連 結 売 上 高 2 0 0 億 円を目指 す C r e a t e 2 0 0 」
「 を掲げ、

営 業 利 益については 、 材 料 価 格の高 止まりやベースアップによる
原 グループ 一 丸となって企 業 価 値 の 向 上に取り組んでまいりました。

労 務 費・人 件 費 の 増 加 等 の 減 益 要 因 はあったもの の、 上 高 が
売 「脱炭素化に向けたクリーンエネルギー市場を含む成長市場に対応

増加したことや販売価格改定の取り組 み 効 果 等 により前 年 同 期 比 できる新商品開発と販売体制を確立する」
を中期経営計画方針とし、

2 4 . 3 % 増となりました。 L N G 液 化 天 然ガス)
( だけでなく、 素 、
水 アンモニア バイオメタ
、 ノール
などの エネルギーにも対 応できるよう産 官 学で 連 携し製 品 開 発を
進めております。
2 0 2 4 年 3 月期 の 業 績 予 想 に つ いて また、 舶 排ガス用 バルブについては 、 来 製 品 の 構 造を見 直し、
船 従
2 0 2 4 年 3 月期 の 業 績 予 想 に つきましては 、 上 高 は 、 用 、 用
売 陸 舶 性 能はそのままにコンパクト化 、 量 化を実 現したモデルチェンジ機

ともに市 場 環 境に明るさが 出てきており、 年を上 回る水 準で 推 移
昨 「ExV MARKⅡ」の販 売を開 始し、さらなる競 争 優 位 性を確 保して
するものと予 想しております。しかしながら利 益 面 におきましては 、 世 界シェアN o.1の 維 持に取り組 みました。
原 材 料 価 格の高 止まりや 船 舶 排ガス用バルブの販 売 単 価の下 落 、 当 社グループ は 今 後も C r e a t e 2 0 0 」 掲げた 成 長 戦 略を着 実に
「 で
労 務 費・人 件 費 の 増 加 等 の 減 益 要 因 が 予 想されます。引き続き 実 行し、 ルブ の 製 造 販 売を 通じて、 続 可 能 な 社 会 の 実 現 に
バ 持
市 場 動 向に注 意を払いながら必 要な施 策を講じ、 略 的に経 営を
戦 貢 献します。
進めてまいります。 株 主 の 皆 様 に お か れましては 、より一 層 のご 理 解とご 支 援を 賜り
なお、業績予想は増収減益となりますが、当社の配当方針に基づき、 ますようお 願い 申し上げます。
配 当 金 に つきましては 1 株 当 たり3 5 円 配 当 性 向 3 1 . 6 % )
( として
おります。 以 上




〈 2 0 2 3 年 3 月期 決 算 サマリー 〉 (百万円)

2 0 2 2 年 3 月期 2 0 2 3 年 3 月期
売上高 8,456 9,164
営業利益 662 823
経常利益 724 870
親 会 社 株 主に帰 属する当 期 純 利 益 850 767
総資産額 12,365 12,574
純資産額 8,520 9,209
1 株 当たり配 当 金 年間 45円 年間 40円
自己 資 本 比 率 68.9% 73.2%
ROE 10.5% 8.7%
OU R NEW S



サステナブルな 社 会 の 実 現に向けた、 いい 流 れをつくる。 企 業として、
「 」

オーケーエムグループ が 取り組 んできた 独 創 的な製 品 開 発 や 取り組 みが、

さまざまな 場 面で 高く評 価されています。




NEWS
「 関 西もの づくり新 撰 2 0 2 3 」 優 秀 賞を受 賞



低 炭 素 社 会の実 現に貢 献 国 際 海 運 業 界では、 0 0 年にわたり使 用されてきた重 油からの

燃 料 転 換 が 急 務となっています。また、 内 大 手 海 運 会 社も

2 0 2 3 年 1 月、 畿 経 済 産 業 局 が 主 催し 、 西 のもの づくり
近 関 同 様であり、 炭 素への 移 行 期 」
脱 「 の燃 料としてL N Gに注目が
中 小 企 業 が 独自開 発した 製 品・技 術 やビジネスモデルを表 彰 集まっています。 N G 燃 料 船や運 搬 船で使 用されるバルブは、
L
する 関 西もの づく
「 り新 撰 2 0 2 3 」にて、 社 の L N G 液 化 天 然
当 ( 燃 料 供 給 や 荷 役 作 業 の 際 に は - 1 6 2 ℃ 」 極 低 温 になる
「 の
ガス) バ ルブ が 最 優 秀 賞 を 受 賞しました 。
用 これまで にも、 一 方で赤 道 直 下の運 航 時には 8 0 ℃ 」
「 近くになるなど、 酷 な

2 0 2 1 年 1 月に 船 舶 排 ガス用 バ ルブ で 関 西もの づく
「 り新 撰 環 境 下 で 性 能を 発 揮 することが 求 められます。その ニーズ に
2 0 2 1 」 特 別 賞 海 の 豊 かさを 守る 優 れ た 製 品 賞 」 受 賞
の 「 を 応えるために開 発されたのが L N G 船 向け
しており、 回はこれに続く受 賞となります。
今 の極 低 温 用 バタフライバルブです。


当社のLNG用バルブ「EFVLN」 極低温
は、
から高温までのあらゆる温度帯で安定した
シール 性 能を発 揮します。また、 年ごとに

実 施される船 舶の定 期 検 査までの間 、メン
テナンスが不要となる耐久性も実現しました。
今 後も脱 炭 素 社 会の実 現に貢 献する製 品
選定証交付式の様子 立会検査の様子 開発を進め、人や環境にやさしいものづくり
(左 経済産業省近畿経済産業局長 伊吹英明様
: LNG用バルブ
を目指します。 「EFVLN」
右:当社代表取締役社長 奥村晋一)




NEWS
「 ポジティブ・インパクト・ファイナンス」 約を締 結



社 会 にポジティブな 影 響を 上で、その 内 容について滋 賀 銀 行による包 括 的な評 価を受け
ながら1 0 億 円 の 融 資 融 資 期 間 5 年 )
( を受けるものです。
与えるために
当 社グループ で は 、 済 や 社 会 の 発 展 に 持 続 的 に 貢 献 する


2023年3月8日、株式会社滋賀銀行と当社との間で「ポジテ ブ・
ィ ため、 つのマテリアリテ として 地 球 環 境 保 全への取り組 み」
3 ィ 「

インパクト・ファイナンス」 P I F ) 約を締 結しました。 I Fとは 、
( 契 P 「グローバル 社 会 へ の 貢 献 」 社 員 満 足 度 の 向 上 」
「 を特 定して

金 融 機 関 が 投 資 や 融 資を 行う際 に 対 象とする企 業 が 環 境・ います。 境・社 会・
環 ガバナンス E S G )
( に配 慮した事 業 活 動の

社会・経済にどのようなインパクトを及ぼすのかを分析・評価し、 展 開により、 D G s の 達 成に貢 献いたします。
S

そ の ポ ジティブ な 影 響 の 拡 大とネガ ティブ な 影 響 の 低 減 に
向けた 取り組 みを促すことを目的としたファイナンスです。


今回のPIF契約では、ポジテ ブイ
ィ ンパクトの拡大をめざす領域の 契 約 記 念 セ レ モ ニー の 様 子
( 左:当 社 代 表 取 締 役 社 長
テーマとして 脱 炭 素社会への貢献」 地域社会との共存共 栄 」
「 「
奥 村 晋 一 右:滋 賀 銀 行 取 締 役
を設定。
また、ネガテ ブインパク
ィ トの低減にも関わるテーマとして 頭取 高橋祥二郎様)

「環境負荷低減」 豊かな心を持つ社員の創造」
「 を設定しました。
これらのテーマに 対して 主 要 な 取り組 み や 指 標を 設 定した
AC T I ON



持 続 可 能な社 会 の 実 現 のため、さまざまな 事 業 活 動 を 通じて
地 球 環 境 の 保 全と世 界 の 持 続 的 な 発 展 に 貢 献します。
オーケーエムグループ は 、 年 にわ たり事 業を通じて環 境 や 人 に 優しいもの づく
長 りを推 進してきました。
この サステナビリティの 取り組 みを計 画 的 か つ 効 率 的 に 進 めるため、マテリアリティ 重 要 課 題 )
( を特 定しました。



3つ のマテリアリティ




地球 環 境 保 全への取り組 み グローバル社会への貢献 社 員 満 足 度の向上
事 業 活 動を 通じ、 源 の 効 率 的 な 活 用を
資 独 創 的 な 技 術 の 開 発 を 追 求し 、インフラ 社 員 の 多 様 性を尊 重し、真に豊かなこころ
推 進し 、 球 環 境 を 保 全 することにより
地 整備を通じて、地域社会を含めたグローバル を持った 社 員 の 育 成に努めます。
持 続 可 能な社 会 の 実 現に貢 献します。 社会の持続 的な成 長に貢 献します。




E S G へ の 取り組 み

環 境 - E nv i r o n m e n t - 社 会 - So ci a l - ガバナンス - G o v ernance -




気候変動への対応 労働安全衛生 コー ポレートガ バ ナンスの 充 実
● 脱 炭 素 社 会 向 け バ ルブ の 開 発・販 売 ● 安 全 衛 生 管 理 へ の 取り組 み ● ガ バ ナンス強 化 の 取り組 み
● 低 炭 素 社 会 向 け バ ルブ の 販 売 展 開 ● 適 切 な 情 報 開 示と透 明 性 の 確 保
● C O 2 排 出 量 の 削 減 へ の 取り組 み
ダイバ ーシティ 社 会 規 範・倫 理 の 遵 守と意 識 向 上
● 多 様 な 人 材 が 活 躍 できる 職 場 環 境 整 備 ● コンプライアンス委 員 会・研 修 の 実 施

大気汚染の防止
人材育成 ステークホ ルダーとの 対 話と協 働
● 環 境 規 制 に 対 応した 製 品 の 開 発・販 売
● 定 期 的 なステークホ ルダーとの 対 話
● 社 員 教 育 制 度の充 実 、 事 考 課 制 度の見 直し

● サプライチェーンマネジメントの 体 制 整 備


廃 棄 物 の 管 理・削 減 地域貢献 製 品 品 質・製 品 安 全
● 廃棄物の適正管理、 源の有効活用
資 ● 地域貢献活動への参加 ● 生産性・品質向上及びクレーム減少への取り組み




PURPOSE C O R P O R AT E D ATA
社名 株 式 会 社オーケーエム
いい 流 れをつくる。
創業 1902年1月
目に 見 えるもの 、 えな いもの。
見 設立 1 9 6 2 年 5 月3 1日
私 たちは 、あらゆる 流 体を つ な いで いる。 資本金 1,178,602,655円
社 会 の 課 題を 見 つ け 環 境を 考 え 、 従業員数 連 結:3 3 4 名   単 体:2 3 6 名 2 0 2 3 年 3 月末 時 点 )


働きや すく暮らしや す い 世 の 中 へ 導く。 本社所在地 滋賀県野洲市市三宅446-1

私 たちは 信じている。 URL h t t p s : / / w w w. o k m - n e t . j p

独 創 的 な 技 術 で、 い 流 れを つくる。
い 株式上場 東 京 証 券 取 引 所スタンダード市 場 証 券コード:6 2 2 9 )




本 資 料 は 、 社グループ に 関 する情 報 の 提 供を目的としたものであり、 社 が 発 行 する有 価 証 券 の 投 資を勧 誘 することを目的としたもので はありません 。
当 当

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