「ヒト肝細胞キメラ動物におけるヒト肝細胞置換率の測定方法」に関する日本特許査定のお知らせ

2022年2月25日
各 位
会 社 名 株式会社フェニックスバイオ

代 表 者 名 代 表 取 締 役 島 田 卓
(コード番号:6190 東証マザーズ)

問 合 せ 先 専務取締役管理部長 田村 康弘

(TEL 082-431-0016)




「ヒト肝細胞キメラ動物におけるヒト肝細胞置換率の測定方法」に関する
日本特許査定のお知らせ

当社が積水メディカル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:久保 肇)と
共同出願していました「ヒト肝細胞キメラ動物におけるヒト肝細胞置換率の測定方法」に
関する発明が日本において特許査定されましたのでお知らせいたします。
今回の特許は、当社主力製品であるPXBマウスや病態モデルマウスなどのキメラマウス
における肝臓の置換率測定を、従来の方法に比べて詳細かつ迅速に測定することを可能に
するものです。
なお、本件による業績等の影響はありません。



【概要】
当社製品のPXBマウスは、肝臓の70%以上がヒト肝細胞に置換されたマウスであります。
ヒト肝細胞がマウス肝臓内で正常な肝臓組織を形成している場合、ヒトアルブミンを産生
することから、血中ヒトアルブミン測定値を肝臓におけるヒト肝細胞置換率の指標として
用いています。
本発明では、キメラマウスに含まれるヒトアルブミンとマウスアルブミンのわずかな違
いをLC-MS/MS(液体クロマトグラフィーとタンデム型質量分析装置を組み合わせた分析)
で測り分けることに成功しており、加えて、従来の測定方法では困難な両者を同時に測定
することも可能となりました。
また、マウスを屠殺することなく、同じマウスの生涯で起きる置換率の変化を確認する
ことができるため、体内の微妙な変化を捉えることや動物倫理で謳われる「3Rの原則」の
1つである動物使用数の減少についても貢献するものです。

以 上

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