同志社大学との共同研究契約締結に関するお知らせ

平成 29 年 3 月 24 日
各 位
会 社 名 株式会社中村超硬
代表者名 代表取締役社長 井上 誠
(コード番号:6166 東証マザーズ)
問合せ先 取締役社長室長 増田 宏文
(TEL.072-274-1072)




同志社大学との共同研究契約締結に関するお知らせ



当社及び当社連結子会社の日本ノズル株式会社(本社:神戸市西区、代表取締役社長:川岸悟史、以下
「日本ノズル」という。)は、学校法人同志社 同志社大学(京都市、学長:松岡敬、以下、「同志社大
学」という。
)との間で、再生医療デバイスの開発を目的とした共同研究契約(以下、
「本共同研究契約」
という。)を締結いたしましたので、お知らせいたします。





1. 共同研究の目的
循環器外科、消化器外科、呼吸器外科、移植外科などでは、再生医学の技術を利用した人工物との置換
手術が次世代の外科治療戦略として注目されており、治療を必要とする対象者は世界に約 1,000 万人以上
いると言われております。同志社大学 生命医科学部医生命システム学科 再生医学研究室 萩原明於
教授は、人間の成長に合わせてサイズや機能を補正するための再手術や、経年使用による機能低下など
で交換手術を要する従来の人工物が抱える問題点を克服するために、再生医療に係る研究に取り組んでお
ります。このたび、当社及び日本ノズルが保有する製造技術を活かし、再生医療デバイスの共同研究を実
施する運びになりました。本共同研究契約による再生医療デバイスの開発が実現すれば、度重なる手術に
よる心身的負荷を軽減できる可能性があるものとして大いに期待されます。


2.当社及び日本ノズルの役割
同志社大学による再生医療を用いた新しい外科治療の開発に関する研究において、当社及び日本ノズル
は、保有する精密微細加工や化学繊維技術に関する知見を活かし、生体吸収性ポリマーを用いた連続構造
を有する成形体や、不織布・組編み繊維構造体などの複合機構を保有した足場材を開発し、生体内で分解
吸収されながら生来の自己細胞組織へ新生していく再生医療デバイスの実用化を目指してまいります。


なお、本共同研究契約の締結が当社グループの連結業績に与える影響は軽微であります。


以 上

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