「RUOTA(ルオータ)」による5G機器用配線ケーブルに最適な高性能同軸ケーブルを開発

2020 年 3 月 17 日
各 位


東京特殊電線株式会社
東京都港区西新橋三丁目 8 番 3 号
(東証1部コード番号 5807)
問合せ先 総務・広報担当
TEL 0268(34)5211

「RUOTA(ルオータ)」による
5G機器用配線ケーブルに最適な高性能同軸ケーブルを開発

東京特殊電線株式会社(本社:東京都港区、社長:鈴木義博)は、5G通信環境に最適な高効率で細径化を実
現した高性能同軸ケーブル「RUOTA(ルオータ)」を開発しました。

当社の高性能同軸ケーブル「RUOTA」は、当社独自の中空構造により細径化と低損失化に貢献することを特
長として、高周波計測機用等のケーブル、USB3.1TypeCケーブル等の製品に展開してまいりました。
次世代通信方式の5G通信規格は、移動体通信、コネクテッドカー、遠隔地医療通信への採用等、今後世界的
な需要増加が予測されます。5G通信規格は、高速大容量、低遅延、多数同時接続を特長としており、使用する
機器の周波数はより高周波帯域へ移行し、高性能化に伴う機器の部品点数も増加するため、低損失で細径、軽
量化を実現した配線ケーブルの要求が一層高まっています。

【開発品の主な用途】
5G通信用の移動体通信機器、ルーター等の機器配線ケーブルに使用できます。


【開発品の主な特長】
(1)ケーブルの低損失化と細径化を同時に実現することは困難でしたが、当社の高性能同軸ケーブル「RUOTA」
は、当社独自の中空構造により絶縁体の誘電率を下げることが可能であり、このことにより、国内における5G
周波数帯である28GHzにおいては、当社従来品と比較して減衰量の約20%低減を実現しました。
(2)更に、外部導体を当社従来品の編組シールド構造から横巻シールド構造にすることにより、外径は当社従来
品と比較して10%の細径化、並びに30%の軽量化を実現しました。

当社従来品 当社開発品
外径比 -10%
当社開発品


当社従来品


0.72 -20%



減衰量 (28GHz)
サイズ比較

以上


本資料についてのお問合せ先 総務・広報担当 TEL 0268(34)5211

お客様からの製品に関するお問合せ先 電線営業グループ TEL 03(5860)2128

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