JICA「中小企業連携促進基礎調査」採択について

PRESS RELEASE
平成27年3月4日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ア サ カ 理 研
代 表 者 名 代表取締役社長 野 納 敏 展
(コード番号:5724)
問 合 せ 先 経営企画室長 金 澤 拓 哉
TEL. 024-944-4744(代)

JICA「中小企業連携促進基礎調査」採択について

独立行政法人国際協力機構(JICA)2014年度第1回中小企業連携促進基礎調査として、当社が
提案したマレーシア国における「e-wasteからの有価金属回収事業調査」が下記の通り採択され、
本日契約を締結しましたのでお知らせいたします。




1.調査の概要と目的
(1)調査テーマ
マレーシア国 e-wasteからの有価金属回収事業調査
(2)調査期間
2015年3月~2016年2月
(3)調査対象地域
マレーシア国 ペナン州及びその周辺地域
(4)調査の背景
マレーシアでは、工場から排出される廃電気・電子機器(以下、e-waste)は、法令によりリ
サイクルの方法が定められておりますが、家庭由来のe-wasteについては、リサイクル制度が確立
されておりません。
また、e-wasteが政府認定のリサイクル業者に全て集まらず、認定を受けていない業者や海外
に流出していることも課題として認識されております。
e-wasteが適正に流通・処理されない要因としては、有価金属の回収技術が低いために、e-waste
の買取り価格が低く、国際競争力が弱いことが考えられます。
(5)調査の目的
上述のような課題に対し、当社は、以下を目的として本調査を実施いたします。
・マレーシア国内の電子部品工場や廃品回収業者、精錬業者などから発生するe-wasteの取引
ルート、処理方法、取引価格を明らかにする。
・これを基に、貴金属・レアメタルを中心とした有価金属リサイクルの事業計画を策定する。
・当社の貴金属回収技術を活用した有価金属リサイクル事業を通じて、同国での有価金属のリ
サイクル量の拡大や、廃棄物の適正処理に係るコストの低減に貢献する。


2.中小企業連携促進基礎調査について
中小企業連携促進基礎調査は、優れた製品や技術力を有する中小企業が途上国に進出することに
よる開発課題解決の可能性及びODA事業との連携可能性を検討するためのもので、検討に必要な
基礎情報の収集と海外展開事業計画の策定を目的としています。2014年度は本年7月に公示され、61
件の応募のうち10件が採択されました。
以 上



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