ユニバーサル就労の実現を目指す、就労継続支援B型事業所に関するお知らせ

2019年8月5日

会 社 名 株式会社エンビプロ・ホールディングス
代表者名 代表取締役社長 佐 野 富 和
(コード番号:5698 東証第一部)
問合せ先 執行役員 経営企画部長 竹 川 直 希
(TEL. 0544-58-0521)


ユニバーサル就労の実現を目指す、就労継続支援B型事業所に関するお知らせ

~静岡県富士宮市に就労継続支援B型事業所「エコミットふじのみや」を開所しました~

当グループの株式会社アストコ(本社:長野県松本市、代表取締役社長 春山孝造、以下「アストコ」)が、2019
年8月2日に、静岡県富士宮市に就労継続支援B型事業所「エコミットふじのみや」を開所しました。

エコミットふじのみやは、障がい者の就労継続を支援する事業所として開設しますが、将来的には障がい者以外
の、企業等で雇用契約を結ぶことが難しい方々に対しても、知識・技能の習得や就労の機会を提供するユニバーサ
ル就労サービスを展開し、日本社会の喫緊の課題である生活困窮者をサポートする環境の構築に取り組んでいきま
す。




エコミットふじのみや 2019年8月2日 エコミットふじのみや開所式

アストコは、障がいのある方がご自分に合った職に就き、社会の一員として自立できるように「就労継続支援事
業 」と「就労移行支援事業」を提供しています。

「就労継続支援事業 」は、通常の企業等で就労することが難しい方に、知識・技能習得のサポートだけでなく、
適切な仕事の提供も行う事業で、エコミットふじのみやは、エコミットあづみ野(長野県安曇野市)に続く2件目
の「就労継続支援B型事業所」となります。

「就労移行支援事業」は、就職を希望する障がいのある方に対し、就職に向けた技能・知識の習得や、心身の管
理、生活の安定などの訓練の他、就職に向けた企業研究や実習、面接同行などの就職支援を行う通所型福祉サービ
スで、現在「長野県松本市」「神奈川県川崎市」「埼玉県さいたま市」の3つのエリアで事業を行っています。

また当グループでは経営目標を達成するだけでなく、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のター
ゲットを定め、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓う「持続可能な開発目標
(SDGs)」の達成にも同時に取り組んでいます。同件はSDGs目標の「1. 貧困をなくそう」「3. すべての人に健
康と福祉を」「4. 質の高い教育をみんなに」の実現につながります。
■就労継続支援B型とは?

就労継続支援B型とは、障がいや難病がある方の中で、企業等で雇用契約を結んで働くことが難しい方が適性に
あった就労訓練を行うことができる、障害者総合支援法に基づく福祉サービスのひとつで、2017年10月時点で全国
に11,041の事業所があり、258,357人が利用しています(※)。

エコミットふじのみやは、静岡県富士宮市に本社がある当グループの中核会社である株式会社エコネコル(本
社:静岡県富士宮市、代表取締役社長 佐野文勝、以下「エコネコル」)ならびに株式会社VOLTA(本社:静岡県
富士宮市、代表取締役社長 望月洋介、以下「VOLTA」)と提携しており、開所当初は両社施設での就労が中心と
なりますが、利用者の適性に応じて事業所内で行える作業も増やしていきます。

※参考:厚生労働省「社会福祉施設等調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/23-22.html



■就労継続支援B型の課題

全国に約11,000件の事業所がある就労継続支援B型ですが、障がい者の継続的な就労を実現させるためには、主
に3つの課題があります。

【継続して仕事を提供すること】

適性にあった仕事を継続して提供することが、利用者が知識・技能を習得し、継続的な就労を実現させるための
重要なポイントになりますが、残念ながら提携先の方針変更などの理由で、仕事の提供ができなくなるケースがあ
ります。

エコミットふじのみやは、同じ企業理念を共有するグループ会社のエコネコル・VOLTAと提携しているため、継
続して仕事を提供することが可能です。また開所前にエコネコルで行われている業務の分析を行い、様々な障がい
者の適性に応じた仕事の切り出しを行いました。このことによりエコネコル・VOLTAの社員とエコミットふじのみ
やの利用者が、それぞれの適性にあった仕事に従事でき、双方にとってWIN-WINの関係を築くことができます。

【適性にあった仕事を提供すること】

障がい者への作業依頼は、健常者に対する依頼とは異なるノウハウが必要とされます。アストコは、エコネコ
ル・VOLTAと同様の資源循環事業を営む、株式会社しんえこ(本社:長野県松本市、代表取締役社長 春山孝造、以
下「しんえこ」)に対して、就労移行支援事業等を提供してきたため、障がい者が資源循環事業で適性を活かして
働いて頂くためのノウハウを保有しています。

また上記のとおり、エコネコルで業務分析を行い、障がいの特性に合わせた作業マニュアルも完備しているた
め、利用者は適性にあった仕事を行うことができます(SDGs目標「3. すべての人に健康と福祉を」「4. 質の高い
教育をみんなに」)。

【持続的な就労を実現できる工賃を提供すること】

障がい者がグループホームなどを活用して生活する場合、概ね1か月で10万~12万円が必要だと言われていま
す。また障がい者には障害年金で1か月に6万~8万円が支給されるため、差分となる約4万円の月額工賃を提供
できると、障がい者の継続的な就労の実現につながります。エコミットふじのみやでは、エコネコル・VOLTAと共
に、この約4万円の月額工賃を目指していきます(SDGs目標「1. 貧困をなくそう」「3. すべての人に健康と福祉
を」)。
■会社概要

(1) 名 称 株式会社アストコ

(2) 所 在 地 長野県松本市大字島立2346番地

(3) 代 表 者 代表取締役社長 春山 孝造

(4) 事 業 内 容 障がい福祉サービス

(5) 資 本 金 80百万円

(6) 設 立 年 月 日 2013年2月

(7) 株 主 株式会社エンビプロ・ホールディングス




(1) 名 称 株式会社エコネコル

(2) 所 在 地 静岡県富士宮市山宮3507番地の19

(3) 代 表 者 代表取締役社長 佐野 文勝

産業廃棄物のリサイクル(鉄・非鉄金属・廃プラスチック・廃家電・廃OA事務機器・廃

(4) 事 業 内 容 自動車 等)、プラント解体、自治体粗大ゴミ処理、リサイクル資源の輸出(金属スク

ラップ・古紙・廃プラスチック 等)

(5) 資 本 金 435百万円

(6) 設 立 年 月 日 1978年7月(創業1950年3月)

(7) 株 主 株式会社エンビプロ・ホールディングス




(1) 名 称 株式会社VOLTA

(2) 所 在 地 静岡県富士宮市山宮3507番地の19(株式会社エンビプロ・ホールディングス内)

(3) 代 表 者 代表取締役社長 望月 洋介


(4) 事 業 内 容 リチウムイオン2次電池等の電池リサイクル事業


(5) 資 本 金 200百万円

(6) 設 立 年 月 日 2018年1月10日

(7) 株 主 株式会社エンビプロ・ホールディングス

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