日本鋳鉄管株式会社は、米国FRACTA社のAI/機械学習を用いた水道管路劣化診断技術の試行を、神戸市水道局様と開始致します。

2019年10月7日
各 位
会 社 名 日本鋳鉄管株式会社
代表者名 代表取締役社長 日下修一
(コード番号 5612 東証第1部)
問合せ先 取締役管理本部長 井澤信之
(TEL.03-3546-7673)


日本鋳鉄管株式会社は、米国 Fracta 社の A I / 機 械 学 習 を用いた
水道管路劣化診断技術の試行を、神戸市水道局様と開始致します。

日本鋳鉄管株式会社
F r a c t a


日 本 鋳 鉄 管 株 式 会 社(東京都中央区、代表取締役社長:日下修一、以下、日本鋳鉄管)と
Fracta(米国カルフォルニア州、CEO 加藤崇、以下、Fracta社)は、 2019 年 10 月、
神戸市水道局様と AI 人工知能)
( /機械学習を用いた水道管路劣化診断の試行に関する覚書を締結し、
神戸市水道局様における水道管路の状態を Fracta社の AI/機械学習を用いた水道管路劣化診
断技術によって解析し、管路の破損確率を可視化、その精度を検証する取組みに着手いたしました。


Fracta社は、日本と比較して破損・漏水事故例の非常に多い米国にて機械学習を積み重ね AI
を活用した水道管路劣化診断技術を確立し、全米では既に多くの事業体様に採用が進み、現在21州
において、50を超える水道会社に AI を用いたソフトウェア・サービスを提供しています。


Fracta-AI 水道管路劣化診断は、AI/機械学習・地理情報データベースを駆使し、各配管
の破損確率を算出し可視化します。地中にある水道管の劣化具合をより正確に評価し、最も破損
確率の高い配管に狙いを定めて更新することが可能となります。上水道管路整備における莫大な
更新費用を最適化することが可能となり、同時に配管の破損・漏水を最小限に抑えられます。


日本鋳鉄管とFracta社は、日本市場への適用準備のため 2018 年 9 月にパートナーシップ契約
を締結し、国内水道事業者への展開を始めており、川崎市上下水道局様との取組みは既報の通りです。


【日本版の環境データベース】は、これまでの取組みで予定通り構 築 を 完 了いたしました。


今回、神戸市水道局様の水道管路情報と各種データの収集・分析を通じて、2019 年度末頃までに
解析を進め、川崎市上下水道局様と進めております日本版アルゴリズムの構築成果と統合して、さら
なる有効性の検証を実施しようとするものです。これにより、日本国内における東西代表地域での広
範囲の有効性を確認・補強できることとなります。


国内への適用準備が完了次第、日本鋳鉄管がFracta社の代理店として、共同して日本市場への
販売を展開する予定です。
以上

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