日本鋳鉄管株式会社は、米国FRACTA社のAI/機械学習を用いた水道管路劣化診断技術の試行を、川崎市上下水道局様と開始致します。

2019年2月27日
各 位
会 社 名 日本鋳鉄管株式会社
代表者名 代表取締役社長 日下修一
(コード番号 5612 東証第1部)
問合せ先 取締役管理本部長 井澤信之
(TEL.03-3546-7673)


日本鋳鉄管株式会社は、米国 FRACTA 社の A I / 機 械 学 習 を用いた
水道管路劣化診断技術の試行を、川崎市上下水道局様と開始致します。

日本鋳鉄管株式会社
F R A C T A


日本鋳鉄管株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:日下修一、以下、日本鋳鉄管)と
FRACTA(米国カルフォルニア州、CEO 加藤崇、以下、FRACTA 社)は、 2019 年 2 月、
川崎市上下水道局様と AI(人工知能)/機械学習を用いた水道管路劣化診断の試行に関する覚書
を締結し、川崎市上下水道局様における水道管路の状態を FRACTA 社の AI/機械学習を用いた
水道管路劣化診断技術によって解析し、管路の破損確率を可視化、その精度を検証する取組みに
着手いたしました。


FRACTA 社は、日本と比較して破損・漏水事故例の非常に多い米国にて機械学習を積み重ね
AI を活用した水道管路劣化診断技術を確立し、全米16州において、30を超える水道会社に
AI を用いたソフトウェア・サービスを提供しています。


FRACTA-AI 水道管路劣化診断は、AI/機械学習・地理情報データベースを駆使し、各配管
の破損確率を算出し可視化します。地中にある水道管の劣化具合をより正確に評価し、最も破損
確率の高い配管に狙いを定めて更新することが可能となります。上水道管路整備における莫大な
更新費用を最適化することが可能となり、同時に配管の破損・漏水を最小限に抑えられます。


日本鋳鉄管と FRACTA 社は、日本市場への適用準備のため 2018 年 9 月にパートナーシップ
契約を締結し、国内水道事業者への展開を始めました。


今回、川崎市上下水道局様の水道管路情報と各種データの収集・分析を通じて、2019 年末頃
までに解析を進め、日本版アルゴリズムを構築いたします。この有効性が検証でき国内への適用
準備が完了次第、日本鋳鉄管が FRACTA 社の代理店として、共同して日本市場への販売を展開
する予定です。


本件による当社の 2018 年度連結業績予想への影響はありません。


以上

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