水素社会の実現に向け、高圧水素用ステンレス鋼“AUS316L‐H2”の高強度仕様を商品化

News Release
2014年12月16日
愛知製鋼株式会社



水素社会の実現に向け、

高圧水素用ステンレス鋼“AUS316L-H2”の高強度仕様を商品化

~ トヨタ燃料電池車“MIRAI”の高圧水素系部品向けに供給開始 ~

愛知製鋼株式会社(本社:愛知県東海市、社長:藤岡高広)は、この度、トヨタ自動車が販売する燃料
電池車“MIRAI”の高圧水素系部品に高圧水素用ステンレス鋼“AUS316L-H2”の供給を開
始した。

今回供給を開始したのは、昨年11月に発表した“AUS316L-H2”に冷間加工を加えて高強度
化を図った鋼材であり、高圧水素系のいくつかの部品に適用されている。

本鋼種は、JIS規格のSUS316およびSUS316L相当鋼であるとともに、独自の成分設計に
より、高圧水素ガス環境において高い延性を示すことを特長としており、燃料電池車、水素ステーション
における高圧水素用部品および機器の安全性、信頼性の向上に貢献できる。

“AUS316L-H2”は、昨年の発表以降、既に、水素ステーションに係る複数の高圧水素用機
器メーカーに採用されており、今回、トヨタ自動車の燃料電池車“MIRAI”に、その高強度仕様も採
用されたことで、供給体制を固め、鋼材メーカーとして水素社会の実現に貢献していきたい。

以 上



今回の発表
開発鋼
高強度仕様 AUS316L-H2





冷間加工
強度特性 →




2013年11月の発表
従来鋼 開発鋼
SUS316L AUS316L-H2

独自の成分設計



高圧水素ガス環境における延性 → 高


図 “AUS316L-H2”の位置付け




お問合せ先・・・本社/総務部 総務・広報室:052-603-9216

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