味の素グループとの「StemFit Basic03 GMP」海外販売における代理店契約締結に関するお知らせ

2021 年 11 月8日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 リ プ ロ セ ル

代表者名 代表取締役社長 横山 周史

(コード番号:4978)

問合せ先 取締役 CFO 赤野 滋友

(TEL.045-475-3887)



味の素グループとの「StemFit Basic03 GMP」海外販売における
代理店契約締結に関するお知らせ


当社は、味の素グループの臨床用細胞培養関連製品である「StemFit Basic03 GMP」及び
「Human bFGF recombinant GMP」の北米・欧州におけるマーケティング及び販売について、同社
との間で新規に代理店契約を締結しましたので、お知らせいたします。


当社は、iPS/ES 細胞用の未分化維持培地「StemFit Basic03 GMP」及び未分化維持用サプリメ
ント「Human bFGF recombinant GMP」を、当社の臨床用 GMP-iPS 細胞マスターセルバンクサービ
スを利用し、独自のマスターセルバンクの構築や保管を行うお客様向けに提供いたします。これ
らの製品の提供により、お客様の幅広い細胞培養技術の活用をサポートいたします。


当社の臼井大祐最高執行責任者(COO)は、「iPS 細胞由来の細胞による治療は、iPS 細胞研究
における新たな領域の一つであり、当社は最新の RNA リプログラミング技術を用いて、米国食品
医薬品局(FDA)
、欧州医薬品庁(EMA)、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の規制基準・ガイドラ
インに準拠した GMP-iPS 細胞マスターセルバンクを提供しています。他の StemFit シリーズ製品
と共に、『StemFit Basic03 GMP』の提供を通じ、お客様の臨床ワークフローやトランスレーショ
ナルリサーチ(橋渡し研究)を支援できると考えています」と述べています。


リプロセルの GMP-iPS 細胞マスターセルバンク作製サービスの特長は以下の3点です。


(1)FDA、EMA、PMDA の規制基準・ガイドラインに準拠
(2)商業利用可能
(3)ゲノムへのインテグレーションを起こさない安全性の高い RNA リプログラミング技術




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写真上:「StemFit Basic03 GMP」は動物・
ヒト由来成分不含の多能性幹細胞用培地
です。フィーダーフリー条件下で、ヒト多
能性幹細胞の樹立や拡大培養、分化誘導に
使用できます。本製品は、ISO 13485 認証
施設にて、GMP ガイドラインに沿って製造
されています。


StemFit Basic03 GMP




写真下:FGF ファミリーである bFGF は、
様々な細胞の増殖や神経分化や多能性維
持に関わるサイトカインです。主に、多能
性幹細胞や間葉系幹細胞(MSC)の拡大培養
に用いられます。本製品は、分子量 17.1
kDa、 アミノ酸から成るヒトリコンビナ


ント bFGF です。

Human bFGF recombinant GMP


StemFit について
StemFit®は、人工多能性幹細胞(iPS 細胞)や胚性幹細胞(ES 細胞)を効率よく培養できる、動
物・ヒト成分不含の完全合成培地であり、フィーダーフリー条件下での iPS/ES 細胞の樹立や拡大
培養、分化誘導に使用できます。基礎研究用としても臨床用としても利用可能な StemFit®は、市
場トップの iPS/ES 細胞のコロニー形成率と少ない培地消費量を併せもち、高いコストパフォーマ
ンスを実現できます。


以上




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